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古い家をDIYでリフォームしている、アラフォー女の木葉らんです。

騒音に悩んでいる人は、内窓をぜひ試してみてください。
- 自宅で過ごしていると外の音に敏感になって、苦痛になる
- ゆっくり眠れなくなって、夜になると不安になってしまう
- 話し声や自宅のペットの泣き声が隣家に漏れていないか、なんだか心配

こんな音の悩みを抱えているなら、内窓を取付けるだけで音のストレスを軽減できます。
取付けた瞬間から、防音効果がはっきりわかります。
当時の私は音の悩みを抱え、毎日苦しい日々を送っていました。
穏やかで安らげる家に住むことが、わたしの理想です。
たとえ一人で静かに暮らせても、屋外の騒音に悩まされて落ち着かない家だったら意味がありません。
リフォームしている家は、まさにそんな家でした。
- 早朝バイクや日中の車・トラックの走行音
- 子供の遊ぶ声やボールの跳ねる音
- 自衛隊基地からの飛行で上空から鳴り響く音
自分ではどうしようもない音に我慢するのも限界がきてしまい、解決方法を考えていました。
原因は音なので、以前から気になっていた内窓を取付けてみることにしました。
「これがあったのか!」と当時絶望的だった私は、内窓によって心が軽くなりました。


あなたの悩みも騒音なら、内窓を設置することで心が軽くなるかもしれません。
- 【 注意 】簡易内窓は、断熱効果を狙った商品
- DIYで内窓を取付ける場合に、値段が安くて軽いので気軽に組立ができるアクリル板・ポリカなどの『簡易内窓』の商品もあります。
特に【防音効果】をはっきり実現したいなら、重量のある内窓のほうが確実に効果を発揮します
簡易内窓ではなく、ガラスの内窓を選択してください。
一般的なアルミサッシの窓は、隙間が生じていることで音を透過しやすい性質があるので、音や空気が侵入してきます。
そこで、樹脂製の内窓を設置すると壁が厚くなり、隙間から侵入してきた音をブロックしてくれます。
内窓の設置は、屋外の防音対策の中でも最も有意義だと感じました。
私はDIYで取付けたので、業者に依頼した場合の約半分くらいの金額で設置出来ました。

商品が届いて1時間以内で設置完了できるので、スキマ時間でも可能です。
家で過ごすことが辛くなっていたので、内窓を取付けてからは気持ちが晴れやかになって嬉しかったです。
誰かに「変わって欲しい」「止めて欲しい」と思い続けるより、自分が行動すれば未来を変えることができます!
たった今も騒音に悩んでいて、この記事に興味を持ってくれているあなたに、ぜひ内窓を試してほしいなと思います。

それでは、内窓について詳しく解説していきます。
- この記事のポイント
- 騒音に悩んでいる人や内窓を検討中の人に、内窓の5つの効果をご紹介します。
- また、実体験からDIYで取り付けをした場合の費用や時間について、解説していきます。
- 結論として、防音効果を期待するなら内窓の『複層ガラス』をおすすめします。

内窓の商品検索
アラフォー女が1人で内窓『プラマードU』をDIYしてみた

1-1.内窓『プラマードU』の効果は騒音だけじゃない
屋外の騒音で落ち着かない家にいると、誰でもストレスになってしまいます。
そこであれこれと防音対策を考えてみたのですが、そのうちいくつか試しています。
- 内壁を厚くする
- 内窓を設置する
- 換気口の隙間を埋める
この3つを試してみて、特に効果がはっきりわかったのが内窓(二重窓)でした。
今ある窓にもう一つ屋内側に窓を設けるので、内窓または二重窓と言います。

昭和53年に建てた古い家の窓は、完全に欠点だらけの窓です。
- ガタガタして安定性がない
- 防音性は全くない
- サッシの隙間がある
- 窓ガラスの厚みが薄い
一度は窓本体の交換を検討していました。
でも調べていくと、内窓のほうが自分でDIYできる手軽さがあることがわかりました。
また二重の窓にすることで厚い壁を作り、防音効果が期待できる点がとても興味深く感じました。
左側は以前の古い窓で薄いガラスのアルミサッシで、内側に新しく購入した内窓を取付けています。

内窓を取付けた瞬間から、部屋の気密性が一気に高まりました。
即効性があるので、防音効果はすぐに実感できて感動しました。
これが、実際に私が腰壁用に購入した複層ガラスの内窓です。

- 内窓 YKKap プラマードU
- 2枚建 引き違い窓
- 複層ガラス
- 型4mm+A11+3mm
- W幅1501~2000mm、H高さ801~1200mm

アラフォーの私ですが、ひとりで取付けできました。
1-2.DIYした内窓商品【 YKKap プラマードU 】
今回私が選んだ内窓は、YKKapのプラマードU という商品です。
古い一軒家の窓は、もともとYKKのアルミサッシ窓が設置されていました。
『窓』といえばYKKを連想するメーカーなので、信頼度は高いと思います。
実際に届いた内窓も、文句ひとつない商品でした。


防音のために取付けた内窓だったのですが、それ以外にも効果が実感できたので驚きました!
内窓に期待できる効果が次の5つです。
- 遮音効果・・・屋外からの騒音を遮断する
- 断熱効果・・・夏の熱い日差しを遮熱する
- 防露効果・・・冬の暖房を逃さず、ジメジメした結露を防止する
- 防犯効果・・・二重のガラス戸を割るリスクが高いので、警戒する
- 耐風効果・・・台風や突風による、耐風圧強度の安心感がある

まずは一番の目的だった防音効果はどうだったのか?みていきますね。
①内窓の防音について

①-1.音の侵入経路
家の中で感じる騒音は、壁や窓から入っています。
壁の厚みが約100mmに対して、窓は数ミリ程度の厚みしかありません。
つまり、音はほとんど窓から侵入してくるということです。
それでは、ガラスの厚みを厚くすればいいと思うかもしれません。
実はほとんどの窓に使用されているアルミサッシにはわずかにできる隙間があり、それが音の侵入の原因になっています。
アルミサッシは音や空気を透過しやすい性質があるので、これを一番に解決しなければならないのです。
そこで内窓を取付けるわけですが、この内窓のサッシはアルミではなく樹脂製のサッシになっています。
樹脂製の場合、空気を通しにくい気密性と遮音性を兼ね備えることができるので、アルミサッシの隙間から進入してくる音をブロックします。
①-2.内窓の設置を防音目的のみにするか、総合的なメリットを取るか?
次に、ガラスの厚みを変えていきます。
ガラスの厚みはせいぜい3~5ミリ程度ですから、まだ音は伝わりやすくなっています。
内窓に使用するガラスは、自分で選択することができます。
内窓の設置が防音目的の場合、『複層ガラス』よりも『単板ガラス』のほうが防音性能が向上する周波数域があるようです。
ガラスの厚みが厚いほど、防音性能は向上します。
2枚のガラスで構成された複層ガラスの場合、厚みができますが欠点もあるのです。
複層ガラスはガラスを2枚持つために、音の振幅が増幅します。
これが、外部の振動と同期して更に大きく振動する、共振や共鳴と言われる現象です。
防音対策を最優先に考えた場合は、単板ガラスを採用することで効果があるようです。
とはいっても、内窓の総合的なメリットを考えた時、防音性能も断熱性能もあるほうがいいと思います。
断熱性能については次の章で説明しますが、単板ガラスより複層ガラスのほうが断然効果が高いです。
つまり、『単板ガラス』より『複層ガラス』のほうが、総合的なメリットは大きくなるのです。
私は複層ガラスを購入する際に、複層ガラスの中でも異なる厚みのガラスを選択しました。
防音のみ優先したい場合は、『厚みのある単板ガラス』が効果的ですが…
- 複層ガラスはガラスを2枚持つために音の振幅が増幅した結果、『共振・共鳴現象』が起こります。
- ただし内窓の総合的なメリットを考えた時、防音性能も断熱性能もある『複層ガラス』のほうが満足度は高いです。

複層ガラスの『共振・共鳴現象』を抑える方法があります!
①-3.共振を抑えて遮音効果をアップする!
複層ガラスでもガラスの厚みを厚くしたり、2枚のガラスを異なる厚みにすることで共鳴現象を打ち消して遮音効果を発揮します。
下の画像の複層ガラスを見てみると、2枚が対になっていますね。この2枚の厚みをそれぞれ別の厚みに変えるということです。

複層ガラスの2枚のガラスを4mm(すりガラス)と3mm(透明ガラス)の異なる厚みにすることで、共鳴現象を減らしているのです。
1枚がすりガラスになってしまうので、日照を遮り屋外が見えなくなったり部屋が暗くなる点は注意が必要です。
『複層ガラス』はペアガラスと言われることがありますが、違いがあります!
- ペアガラスのペアとは『一対』のことで、同じ厚みのものが『対』になっている窓です。
- 今回注文した『複層ガラス』は、4mm(すりガラス)と3mm(透明ガラス)の複層となっています。
今回注文した複層ガラスは【4mm+3mm 】の複層になっていますので、そういった共鳴現象を軽減できているのかもしれません。
共鳴現象は、カーテンをすることや吸音シートを壁に取り付けることで、減少させることができます。
実際に私が内窓の取付けが完成した直後は、リフォーム中の家でほとんど何も置いていない状態でした。
なので、直後に響くような共鳴現象を感じた瞬間がありました。
イメージとしては、賃貸の家探しをしたとき何もない部屋で話をすると響くあの感じです。
ですが、家具を置いたりカーテンを取付けてからは気になることはありませんので、音がモノに吸収されたりして共鳴が減少しているのだと思います。
私は、単板ガラスも複層ガラスも購入して実際にこの家に取付けてみましたが、2つを比較したら断然『複層ガラス』のほうが良かったと思っています。
その理由は、次の断熱性能に関係があります。


今までざわざわした音が普段から聞こえていたのに、内窓を設置した窓際はまさに『シーン』という感じになり、驚きました!
②内窓の断熱性能の特徴3つ

商品の特徴にあるように、
1. 内窓の窓枠は樹脂製なので、既存のアルミ窓より1000倍の熱を伝えにくい特徴があります。
2. 外窓と内窓の間に出来た空気層が、断熱効果をUPします。
3. ガラスの種類によって断熱性能の効果が違うので、性能や値段を考えて選択できます。

私は、『単板ガラス』と『複層ガラス』の二種類を、家の窓に設置しています。
①腰窓: 腰から上の部分が開口になる窓のことです。
➡複層ガラス(4mm+3mm)
②掃出し窓: 足の部分から上にかけて開口となる窓で、ガラス面がより大きくなります。人の出入りができる窓のことです。
➡単板ガラス(透明3mm)

両ガラスを取付けてみて、わかったことがあります。
②-1.内窓設置後の断熱効果を実感した!
驚!明らかに『断熱性能』が違う
実際に窓に手をつけて触れてみると、明らかな断熱性能の違いを実感することができました。
➡単板ガラスでは窓越しにやや熱気を感じたのに対し、複層ガラスはヒンヤリしていました。
夏に窓の近くに行くだけでかなりの熱気を感じていたのですが、内窓を設置してから熱気を感じにくいのです。
特に複層ガラスの場合は、窓に手を当てても熱くない!というのが驚きでした。
単板ガラスでも充分効果を感じましたが、複層ガラスの方がより効果があると感じます。

複層ガラスで実際に効果を実感したとき、『これはすごい!』と、
とても感動しました!
下の図の断熱性能を見てわかるように、熱の伝わりやすさを熱貫流率と言います。

もともとあったアルミサッシの1枚だけの窓を100%とした場合、内窓があると単板ガラスでは47%、複層ガラスでは31%まで熱を遮るということです。
だから、単板ガラスの内窓のそばにいくと熱気をふわっと感じたのですが、複層ガラスのそばではそれがなかったのです。
この差は大きいなと思いました。

内窓に複層ガラスを選択すれば、熱を通しにくくなります。単板ガラスと比較したらはっきり実感できます。
防音が目的だったので、「他の効果なんてどうでもいい!」と思っていたのですが、防音以外にもメリットが大きくて予想以上でした。
もちろん防音効果は十分あるのですが、一番わかりやすかったのが雨が降っても雨音が聞こえてこないことです。
設置した窓の屋外にはカーポートを雨除けとして設置しているので、ボトボトと低温の雨音がいつもうるさく感じていました。
後日その音が消えていることに気が付いて、さらに感動しました。
防音や断熱以外にも、以前の貧弱なアルミサッシの窓から『防犯効果』や『耐風効果』もUPしています。
後からおまけがたくさんついてきた感じで、ますます内窓の良さを実感しました。
最初は、本当に自分で内窓を設置出来るのか不安で迷っていましたが、今はもっと早くしておけばよかったなと思うくらい、満足しています。
③内窓のデメリット
メリットばかりだと私の言っていることが胡散臭いので、一応デメリットも明記しておきますね。
よく言われる内窓のデメリットは、換気の際に2回窓を開け閉めする手間です。
これに関しては、慣れるので問題ありません。
また、サッシの掃除が狭くてやりにくくなるなどありますが、そもそもほとんど汚れません。
これくらいのデメリットはまったく問題ありませんね。

正直、内窓は汚れないので、掃除はそんなに大変ではありませんでした。
1-3.こんな窓条件には内窓は設置出来ない
内窓を取付けたくても、できない場合もあります。
以下のような既存の窓には、取付けができません。

- 内倒し窓
- 回転窓
- 内開き窓
- エアコン付き
- 換気扇付き
- 棚付き
- 煙突付き
- 天井窓
…など。
どうしてもという場合は、内窓ではなく既存の窓交換を検討することになります。
①防音の効果がないのはこんな場合
内窓を取付けたのに思ったような防音効果が得られなかった、と感じる人もいるかもしれません。
その場合考えられるのは、家の造りに問題があるのかもしれません。
例えば、家を囲んでいる内壁・天井裏、床下に断熱材が入っていない薄っぺらい壁だった場合です。
窓周辺の防音はできているのにそれ以外からの音の侵入がある場合は、どうしても防音効果に満足できない可能性があります。
私の場合、『内窓』のDIYよりも先に『内壁』をDIYすることから始めました。
薄い内壁を剥がすと壁の中には断熱材一つ入っていない上に、外の光が見えるスカスカの家だったのです。
断熱材を隙間なく敷き詰めて、遮音シートをはり、石膏ボードでさらに壁厚にしてみました。

しっかり断熱材が入っている一般的なお宅では、ここまでする必要はないかもしれません。
内窓を取付けることで、防音効果を感じることができると思います。

もうひとつは、エアコンのダクト用の穴が開いているのに使っていない場合、音が侵入しやすくなります。
屋外と屋内の通り道がある換気扇は、断熱材を入れて吸音させることで音を軽減できます。


どこか音が抜ける場所があるかもしれないので、お宅の検証をしてみてください。
内窓プラマードUをDIYで取付ける|費用と時間


続いては気になる費用と取付けにかかる時間について、見ていきましょう。
内窓を取付けたいけど、費用のことが気になると思います。
古い家ほど、窓は大きいものが多いですよね。
それに、窓の数も多いです。
すべての窓を着せ替えるコストは、かなり大きくなってしまいます。
2-1.業者に依頼した場合の内窓の費用

内窓の設置にかかる費用は、商品代と工事費をあわせて、1ヶ所あたり約8~15万円です。
ただし、高性能なサッシや窓ガラスを採用すると、30万円近くかかります。
なお、腰高窓やキッチンの小窓のような小さいサイズであれば、1ヶ所につき、4~6万円程度でリフォームできることもあります。
-リショップナビ内窓設置工事の費用・料金-
内窓のかかる費用は、1か所で8~15万円ということなのでかなりの出費ですよね。
小さいサイズというのは、実際はかなり小さめの窓だと思ったほうがいいです。
一つの部屋を完全防音する場合は、部屋に存在するすべての窓に内窓をつけないと効果が薄れてしまいます。
その場合は、窓の数に応じて費用がかかります。
2-2.DIYなら『業者依頼した場合の半分~それ以下』 の金額で設置できる

私がDIYで内窓を取付けた場合の費用です。
腰 窓: 27,301円(別途:要送料)
➡複層ガラス使用

腰窓の費用は、複層ガラスを選択して3万円以下でした。
仮に単板ガラスを選択していたら、2万円前後でした。
掃き出し窓: 42,173円(別途:要送料)
➡単板ガラス使用

掃き出し窓は腰窓の2倍ほど大きな窓になるので、腰窓よりは断然高くなります。
もし、複層ガラスを選択していたら5万円を超えてしまいます。
購入当時の値段と変動はあるかもしれませんので、リアルタイムで実際の価格比較をしてみてください。
値段比較 | 単板ガラスの場合 | 複層ガラスの場合 |
---|---|---|
腰 窓 幅1501~2000mm 高さ801~1200mm | 腰窓(単板)を見てみる | 腰窓(複層)を見てみる |
掃き出し窓 幅1501~2000mm 高さ1401~1800mm | 掃き出し窓(単板)を見てみる | 掃き出し窓(複層)を見てみる |

単板ガラスより複層ガラスのほうが、1万円弱高くなっていますね。
- 単板ガラスと複層ガラスの価格差
- 複層ガラスのほうが価格は高くなりますが、総合的な効果も高いです。
- 腰窓の場合は、約7,000円くらいの価格差
- 掃き出し窓の場合は、約11,000円くらいの価格差
①節約した分でもう一枚購入できる
業者に頼んで取付けまでしてもらった場合は、『商品代金(材料費)』、『出張費』、『施工費』が含まれてしまうので、今回出費した2倍以上の費用がかかってしまいます。
自分でDIYすれば、その費用で内窓が2つ付けられます。
1か所だけ内窓を取付ける場合より部屋全体の効果が発揮できて、満足度は上がります。
実際に、わたしも後日腰窓を再購入しています。
最初に取付けて実感したときよりも、確実に防音効果が上がりました。
業者に頼むとすべてお任せして完成してくれるので、当たり前ですが施工費が高いですね。

でも、DIYで私にも内窓が取付けられたので、ぜひ一度やってみてください。

②送料は『通常配送』と『個人宅配送』がある
内窓をDIYしてみようと思っても、どこで購入していいのかわからないと思います。
私もあれこれ検討してみましたが、私のおすすめは 『リフォームおたすけDIY楽天市場店 』 です。
結局自分でDIYするなら、安く内窓を手に入れることが大事です。
内窓は高価な買い物なので、販売店とのやり取りの中でも安心して取引できる点でもおすすめできます。

内窓を購入する場合の費用は、商品代金と別途送料がかかります。
商品代金はあなたが希望する窓のサイズや性能によっていくつもの違いがあるので、まずは窓枠の測定が必要です。
送料について少しわかりにくいので、ここで簡単に補足しておきます。

【 通常送料① 】
通常送料は、最寄りの宅配会社の営業所止まりで、自分で受取りに行く場合の料金です。
➡メーカーから営業所までの配送料
【 個人宅送料② 】
個人宅送料は、自宅まで配送してもらう場合で、①+②の合計料金がかかります。
➡営業所から個人宅までの配送料
つまり自宅に配達希望した場合は、①通常送料に ②個人宅送料が上乗せになるため、割高感を感じます。
せっかくDIYで安くするなら、クルマの準備ができる場合は営業所に取りに行ったほうが節約できます。
ただし、掃き出し窓はかなり大型の繊細な商品になりますので、よく考える必要があります。
個人で内窓を購入した場合、費用は『商品代金+送料(①通常送料または②個人宅送料)』が必要になるということです。
2-3.たった1時間で内窓を設置できる
内窓が自宅に届いて、30分~1時間以内で設置が出来ます。
梱包がしてあるためそれを取り除く作業がありますが、手順を理解して作業を始めればすぐ完成します。
2回目になると取付手順に慣れてきているので、30分以内で簡単に取付けができました。

- 縦(左右)枠を取付ける
- 横(上下)枠を取付ける
- 枠を固定 (ビス止め)する
- 窓を入れる
- 建付けの調整
- 完成!
あくまで、『事前準備』が整っている場合の施工の目安時間です。

事前準備というのは、取付ける窓枠に決められた幅があることです。
無い場合でも、『ふかし枠』を取付ければ大丈夫です。
①まずは『ふかし枠』を事前に確認する
内窓が取付けられる条件は、取付ける窓枠『規定寸法:73mm』が存在していることです。
例えば、下の画像の窓枠に内窓を取付けたい場合、窓枠を測定してみます。

実際に測定してみると、実寸43mmでした。
これでは、規定寸法73mmよりも狭くて窓枠が足りていません。
内窓を取付ける際にプラスチックの枠をねじで固定していくのですが、このように幅が狭いと枠がはみ出てしまいます。
そんな場合は、足りない枠の幅にふかし枠を取付けます。
ふかし枠は自分で取付け可能なので、事前に材料を購入して取付けておくと内窓の設置が早いです。
※ふかし枠については、➜こちらで詳しく説明しています。

まずは、設置する窓枠の幅が足りているか確認しておくことです。
足りない場合も多いので、ふかし枠を検討しておきましょう!
②窓枠が狭い場合は『内窓LiteU』で解決!
ふかし枠をつくることが難しい場合は、『 YKKapの内窓 Lite U 』を検討してみてください。
先ほどの窓のような、43mmの枠で対応できる商品があります。
窓枠が狭くて内窓を諦めてしまう前に、 『 YKKapの内窓 Lite U 』 を検討してみてください。
➜ただし、内窓Lite Uは【単板ガラス】の取り扱いしかありません。

防音効果を特に希望する場合は、プラマードUの【複層ガラス】がおすすめです。
比 較 | プラマードU | Lite U |
---|---|---|
内窓の種類 | 一般的な内窓 | エコ内窓 |
必要窓枠 | 必要窓枠 73mm以上 | 必要窓枠 40mm以上 |
クレセント錠 | クレセント錠あり | クレセント錠なし |
カラー | ラーバリエーション6色 | カラーバリエーション2色 |
ガラス種類 | 複層ガラスあり | 複層ガラスなし |
窓種類 | 選べる窓の種類多数あり | 引き違い窓(2枚建)のみ |
お得感 | DIYで安く取付け可能 | プラマードUより安価 |

まとめ アラフォー女が1人で内窓『プラマードU』をDIYした

内窓について解説してきました。
個人的には、総合的なメリットがある『複層ガラス』の内窓をおススメします。
私は音に悩んでいたので、音を遮断することが目的でした。
厚みのある複層ガラスが結果的に良かったと思いました。
ある人は、少しくらい屋外の音が聞こえるほうがいいと思うかもしれません。
雨音が聞こえたほうが外出する前に気付けていいから、と思う人もいます。
最初はどれがよいかどの程度の防音があればよいか、正直よくわからないかもしれません。
その場合は小さな窓に取付けてみたり、1枚だけ取り付けてみることで、性能や効果をまずは実感してみてください。
例えば台所やトイレの小窓なら手軽にできるので、大きな失敗を防ぐことができます。
内窓を安く手に入れてDIYをすれば、もっと自宅を快適に過ごすことができるということを、たくさんの人に実感してほしいなと思っています。
騒音の悩みが解消できるように、一歩踏み出してみてください。きっと未来は変わります。
- 騒音の悩み、我慢し続けないでください。内窓を付けることで我慢は必要なくなります。
- 自宅で過ごすことが苦痛だった人が静かに過ごせるようになり、心が穏やかになります。
- 遮音だけでなく、断熱・防露・防犯・耐風の効果を得られ、快適に過ごせるようになります。
- 内窓をDIYで取り付けると、通常の半額で設置でき節約できます。
内窓の『 商品一覧 』で探してみましょう!

窓枠の測定は、少し面倒ですが何度か測定し直してみてください。
STEP1. まずは、取り付けたい窓枠の測定をしましょう!
STEP2. 次に、適合する内窓を選択していきましょう!
STEP3. 最小値をもとに、範囲内のサイズを選択しましょう!

- 内枠の測定の際に気を付けること
- W幅・H高さをそれぞれ3ヵ所測定し、最小値を決めましょう。
- ミリ単位で確実に測定し、最低2回は測定し直します。
- W1~W3・H1~H3のそれぞれの計測の差が3mm以下でない場合は、窓台部の修正が必要です。
最小値が決定したら、その範囲のガラスを探します。
例えば、最小値が幅W1776mm、高さH855mmの場合は、幅W1501~2000mm、高さH801~1200mm を選択します。
単板ガラス
- 金銭的に無理したくない場合、単板ガラスでも充分効果を実感できます。
- 内窓を設置すること自体に効果があるので、内窓の設置は大きな意味があります。
複層ガラス
- 単板ガラスより値段は少し高くなるのですが、総合的なメリットをしっかり体感したい場合は、複層ガラスがおすすめです。
- 効果は、取付けた瞬間からはっきり期待できます。
- 感じ方に差があるので、取付けやすい腰窓などの小さいサイズのものから試してみてください!
Low-E 複層ガラス
- 断熱性能・遮熱性能を、複層ガラスで採用したガラスよりさらにグレードアップしています。
- 性能が向上する分、値段も高めです。

リフォームおたすけDIYは『楽天市場店』と『YAHOO!ヤフー店』に出店していて、どちらからでも購入できます!

取り付けたい内窓が決まったら、商品検索してみてください。

内窓の商品検索
まだ購入を迷っている人へ
まず内窓を購入するときにやたらと注意事項やわからないことが多くて、購入をためらう人もいると思います。
ネットでは窓枠の採寸を自分で行うため、ミスが気になり注文するハードルが高いと感じてしまうからです。
内窓は既製品ではなく受注生産なので、取付けができなかった場合は使いまわしができません。
「本当にこれで大丈夫なのかな?」と何度も測定したりして、最初の購入は時間がかかってしまいます。
勘違いしていたり間違いがないか、誰でも不安になると思います。
私自身もネット購入で失敗は絶対に避けたいと思ったので心配でしたが、実際はそこまで慎重になる必要はありませんでした。【 ➜重要なのは、内枠の測定です。】
そこで私なりに購入手順や注意事項などを、わかりやすくまとめてみました。
実際に『内窓の購入から設置するまで』で、不安に思った事など思い出しながら解説しています。
安心してお取引できることを前提に、買う側の予備知識もあったほうがいいです。
内窓の購入を検討しているけど「ネット購入はまだちょと不安だな」と思う方は、こちらの記事を読んで検討してみてください。
DIYで取付ける【実践編】をはやく知りたい方は、こちらの記事からどうぞ。

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