古い家をDIYでリフォームしている、アラフォー女の木葉らんです。
内窓をネットで購入して、DIYで取付けています。

前回注文しておいたYKKapの内窓『プラマードU』が自宅に届いたので、実際に一人で取付けてみました。今回は、『取付け方法』について詳しく解説していきます。
前回の記事では、ネット購入の『注文方法』を詳しく説明しています。
ネット注文はわかりにくくて失敗するのが心配という場合は、具体的に購入手順を解説をしていますので、こちらもあわせてご覧ください。
\『購入手順がわかる』記事も参考にしてみてくださいね!/

内窓の設置は、アラフォーの私でも一人でできました。
男性はもちろんですが、女性だってやろうと思えば可能だということです。
作業自体は簡単ですが、内窓は重さがありガラスは繊細なので、できれば2人で共同作業ができるほうが安全です。
内窓がはじめての私でも、取付け時間は1時間以内で完成しました。

後日別の窓にも内窓を取付けましたが、慣れてくると時間は短縮して30分くらいでできました。
この記事の後半では、内窓を設置して1年後に実感した効果について、私の感じたことをまとめてみました。
今回選んだYKKapの『プラマードU』という内窓は、CMでも有名な俳優が出ていますし、窓のメーカーではトップクラスです。

内窓を取付けるきっかけは、『防音対策』のためでした。
窓そのものの品質自体も素晴らしくて、防音効果だけでなく5つの効果を実感できました。
- 防音効果
- 遮熱・断熱効果
- 結露防止
- 防犯抑制
- 耐風効果
取付け直後から効果を実感したのは防音効果ですが、その他の効果も季節を通じて感じることができました。
振り返ってみると、騒音に悩んでいた時間、購入しようかどうか悩んでいた時間、注文するまでにかかった時間は長く、今となっては時間を無駄にしていたのかもしれません。
内窓が届いて自分で取付けてしまえばあっという間に完了して、悩みも解決していました。

はじめてのあなたにも、自分で内窓を取付けられますよ!
悩んでいる時間はもったいないので、さっそく取付け方法についてみていきましょう。

この記事のポイント!
- 自作でふかし枠を作って、取付ける方法がわかります。
- 内窓の取付け方法と多少の歪みがある場合は、『窓枠の調整』をします。
- 内窓の設置から1年後の『効果』と『感想』は、記事の後半部分で!
自作のふかし枠で、内窓プラマードUを取付ける

はじめに、内窓の取付け手順を簡単に見ておきましょう。
- STEP 1ふかし枠の取付け
1×4材でふかし枠をつくる。
- STEP 2枠の取付け
左右枠→上下枠の順にたわませながら取付ける。
- STEP 3障子=窓を入れる
①外障子(クレセント受け)→②内障子(クレセント錠)の順に吊り込む。
- STEP 4戸車・クレセントの調節
かかり代の範囲をみて、戸車調整する。
- STEP 5はずれ止めの取付け
障子脱落防止のはずれ止めを取付ける。
- STEP 6内窓取付けの完成!
簡単すぎるので、あっという間に取付け完成!

次に最低限必要な工具等を、準備しておきましょう。
基本的には自宅にあるものを使えばよいのですが、ビス止めの量が多いので電動ドライバーを準備しましょう。格段にスピードアップします。
準備する道具
- 電動ドライバー
- プラスドライバー(手締め用)
- ふかし枠用の木材(1×4材を3本)とビス
- メジャー
- 滑り止め用の手袋
- 下穴用ビット ※使用する付属の皿木ネジはΦ3.5×20mmなので、Φ2.0~3.0辺りのビットを準備してください。
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準備が整ったら、さっそく取付けをしていきます!
1-1.自作のふかし枠を取付ける

内窓を取付けるためには、窓台の必要寸法73mmが必要条件になります。
足りない場合は、不足している幅の『ふかし枠』を取付けます。
このふかし枠がなぜ必要かというと、内窓を支える取付け枠を固定するために土台が必要だからです。

幅が狭い土台では、ねじが固定できないので不安定になってしまいます。
足りない部分を補うために、ふかし枠を取付けるわけです。
内窓を注文する際に、オプションでふかし枠を購入することが可能です。
オプションのふかし枠は内窓に合わせた色が選べるので、全体的に統一感のある綺麗な仕上がりになります。

注文するときに下の赤枠の部分から、必要幅(25mm・40mm・70mm)を選択します。

①窓の種類や②窓のサイズ、③カーテンレールの有無や④三方枠・四方枠のどちらかを選択して、最終的な価格が決まります。
- 窓の種類
- 窓のサイズ
- カーテンレールの有無
- 三方枠か四方枠の選択
聞き慣れない言葉だと思いますが、三方枠とは床面の下枠がないものをいいます。
段差のない掃き出し窓は三方枠を、腰窓は四方枠を選択します。


ではここで『ふかし枠』のおさらいしておきます。
Point ! 『ふかし枠』
- ふかし枠はオプションで(必要幅 25mm・40mm・70mm)購入可能です。
- 窓の種類やサイズで値段が異なります。
- カーテンレールの有無を選択できます。
- 掃き出し窓には三方枠、腰窓には四方枠を取付けます。

同じ窓枠サイズを条件にして、 三方枠・四方枠の比較してみましたので参考にしてみてください。
カーテンレールはオプションなので、『あり』を選択すると1,200円プラスになります。
ふかし枠にオプションのカーテンレールを取付けられるように、ふかし枠の内部に専用補強材が入っています。
ふかし枠 | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | YKKap プラマードU | YKKap プラマードU | YKKap プラマードU |
窓の種類 | 引き違い窓用 ふかし枠 | 引き違い窓用 ふかし枠 | 引き違い窓用 ふかし枠 |
出幅 | 25mm | 40mm | 70mm |
サイズ | W: 1501~2000mm H: 801~1200mm | W: 1501~2000mm H: 801~1200mm | W: 1501~2000mm H: 801~1200mm |
カーテンレール | なし / あり+1200円 | なし / あり+1200円 | なし / あり+1200円 |
楽天市場 CLAIRクレ-ル 価格 三方枠 | 詳 細 | 詳 細 | 詳 細 |
楽天市場 CLAIRクレ-ル 価格 四方枠 | 詳 細 | 詳 細 | 詳 細 |
三方枠と四方枠とでは金額が数千円違いますし、なにより金額が高いことが気になりますね。

自作でふかし枠も作れば、コストを抑えることが可能です。
①自作のふかし枠
レースカーテンなどで隠れる場所なのでそんなに気にしないという方は、ふかし枠を自作で作ってみてください。
木材などの材料費だけなので、格安で作ることができます。
私は防音対策の内壁つくりから始めていますが、別記事でふかし枠の作り方を解説していますので、こちらもぜひご覧ください。
\ こちらの記事も参考にしてみてくださいね! /

窓枠は1×4材(約19×89×1820mm)を3本購入して、ふかし枠を作りました。

SPF材の1×4は、ホームセンターで簡単に手に入れることができる木材です。
窓台寸法の必要サイズは73mmなので、幅が89mmある1×4材を使えば問題なく足りることになります。

1×4材は出来るだけ真っすぐで、しなりのない商品を厳選して購入します。
使用する直前まで重石を乗せておくなどして、反りの解消をしておくとよいです。
木材をビスで固定して、窓枠を作ります。
注意点としては、窓台が水平になるように設置することが大事です。

枠に歪みがあると内窓の取付けができなくなる場合もあるので、平行・直角になるようにします。
ビス止めするときは、必ず下地が木材である場所を探して固定します。
自作の枠に内窓の取付け枠を固定するので、当然ですが、注文する前にこの枠を作ってから測定をしています。
ちなみにDIYでよく使う2×4材のサイズは、38mm×89mm×1820mm(6フィート)で幅は89mmと同じですが厚みが38mmで窓枠にするには厚すぎてしまいます。
Point! 『ふかし枠』を作成してから注文する
注文する前に、ふかし枠を作成しておく必要があります。作成したふかし枠のサイズを測定して注文します。


ふかし枠は自作でも十分です。
木材を購入してビスで固定すれば窓枠になるので、この自作のふかし枠が完成した後に注文時の測定をします。
1-2.枠の取付け
ここからは、樹脂製の取付け枠を取付けていきます。

取付け枠は、全部で4本あります。
付属されている皿木ねじΦ3.5×20mmを使用して、ビス止めしていきます。
樹脂製の取付け枠にビス止めする場合の注意点があります。

1. 取付枠を固定するPOINT
下穴を開けてから、ネジ締めをします。
下穴があると真っ直ぐにネジが入っていくので、この手間を惜しんではいけません。
2. 取付枠を固定するPOINT
電動ドリルを使って8分目くらいまでねじを締めます。
電動ドリルを使った場合、締め付け加減が難しいです。
ネジが枠に食い込むと、プラスチックの枠が割れたり歪んでしまいます。
3. 取付枠を固定するPOINT
残りはプラスドライバーに持ち替えて、手締めを行います。
ネジ山が潰れてしまうと、やり直しができなくなってしまいます。
手加減がしやすいように、手締めを行うようにします。


電動ドライバーを使うときに、斜めに打つと樹脂製取付枠が潰れたり歪んでしまうので、真っ直ぐにビス止めするように気を付けてください。
①左右の縦枠を取付ける

付属のビスで、ネジ締めをします。
①②『左右縦枠』③④『上下枠』の順に取付けます。
左右の順番、上下の順番は、どちらからでも構いません。
②上下枠を取付ける
上下枠③と④の区別がすこし分かりにくいので、間違わないようにします。
見分けるポイントがあるので、確認しておきます。
- 上枠③は、溝が深いがっしりしたほうの枠です。
- 下枠④は、溝が浅い柔軟性のあるほうの枠です。

上下枠をはめ込む場合は、枠が硬いので内側にたわませてから取付けます。

図のように、ヒレがあるほうを室内側にして、固定していきます。
確認をしておきましょう。

はじめて内窓を取付ける場合はすべてのビスを締めてしまうと、後の変更や調整が必要な場合に手間がかかってしまいます。
数か所だけネジ締めをしておいて、次の窓ガラスを入れた後で閉まり具合が良いと分かってから、すべてネジ締めを完成させたほうが効率が良いです。
慣れてくれば感覚が分かってくるので、その必要はなくなると思います。

次は、窓ガラスを入れていきます。
1-3.窓(ガラス)を入れる(吊込み)
窓ガラスを枠の溝に入れてはめこむことを、『吊り込み』と言います。
最初に、クレセント受けが付いている外障子から吊り込みます。

- 外障子:クレセント受けがあるほうの障子(=窓)
- 内障子:クレセント錠 があるほうの障子(=窓)
下の図①~③のように、室内側からみて、奥の上枠に外障子を掛けて下枠に吊込みます。(図①→②→③の順にする)

内障子も同様にして、奥の上枠に内障子を掛けて下枠に吊込みます。(図④→⑤→⑥の順にする)

Point !
障子(=窓)は重いので、滑り止めの手袋を装着して作業をしましょう。
①上枠と障子のかかり代の確認と調整
障子が枠から外れて、脱落する恐れがないか、確認しておきます。

内障子上部に赤色表示が見えなければ、正常です。
赤色表示が見える場合は、開口の狂いが許容範囲を超えている状態です。

上枠と障子のかかり代(=重なる部分の幅)が少ないと、障子脱落の恐れがあり危険です。
赤色の表示が見えなくなるまで、戸車の調整を行います。
戸車の調整は次の章で説明します。
もし、戸車調整でも改善されない場合は、開口部と上枠の間にスペーサを入れて調整してみます。

クッション性のある隙間テープは重さで潰れてしまうので、硬めの隙間テープを応用して使用してみるのもいいと思います。
テープの幅が足りないと段差ができるので、枠幅に合わせて隙間なく貼っておく必要があります。
障子をすべて外し、さらに下枠を外して、スペーサーを入れ調整してみます。


手間はかかりますが、赤色の表示が見えなくなるまで調整を行ってください。
1-4.戸車とクレセントの調整をする

先ほどの『戸車調整』について、説明していきますね。
①戸車の調整
戸車の調整は、 プラスドライバーを使って高さを調整することで行います。

購入した出荷時の状態は、障子(=窓)が最も下がった状態になっており、それ以上は下がりません。
最初はドライバーを右回転(時計回り)させて、障子の高さを上げていきます。

上枠とかかり代の確認をして、赤色表示が見えなくなるまで戸車調整を行います。

戸車の調整
- 建付調整は、戸車の高さを調整することで行います。
- 出荷時は障子(=窓)が最も下がった状態になっており、それ以上は下がりません。
- 開閉操作が重い、窓上の赤色表示が見える場合は、戸車調整をします。
②クレセントの調整

次は『クレセントの調整』を行っていきましょう。
クレセントは、標準で『空かけ防止クレセント』になっています。
障子が少し空いていたりしっかり閉め切れていない場合は、クレセントが回らない仕様になっています。

しっかり障子を閉めた状態で、クレセントを回してみてください。
施錠がスムーズにできない場合は、クレセントの調整を行います。
まずは、下図のようにトリガー(レバー)を中間位置に回転させます。

次に、上下のカバーを外します。
上部にあるくぼみを引っ張ると、かんたんにカバーを取り外すことができます。

上下のネジを緩めて、クレセントを上下に動かして調整します。
クレセントレバーを何度か回転させて、施錠しやすい位置を探しましょう。

調整が終わったら、先ほどと逆の手順でネジを締めてカバーを取付けます。
クレセント調整の手順
- 施錠がスムーズに出来ない場合、クレセント調整します。
- トリガーを指で押さえながら、クレセントを中間位置まで回します。
- クレセントの上下カバーを外します。
- ネジを緩めて、上下に動かして調整します。
- 調整したら、必ずネジを締めてカバーを元の位置に戻します。
③クレセント受けの調整

クレセント『受け』の調整も、あわせてしてみましょう。
まず最初に、クレセントカバーを外しておきます。

ドライバーでねじを緩め、『受け』を左右に動かして位置調整を行います。

ねじを締め戻して、クレセントカバーも取付けておきます。

④戸先錠(オプション)の仕様

標準クレセントではなく、オプションで『戸先錠』を選択した場合の調整になります。
標準クレセントを選択した場合は、関係ありませんので飛ばしてください。
オプションの戸先錠を選択した場合、正常に作動するか確認しておきます。

窓を閉めると自動で『戸先錠カマ』が錠受にかかり、施錠状態となります。

戸先錠が掛かりにくい、または掛からない場合は、『錠受の調整』を行います。
下図の厚みの異なる調整ライナーを入れて、調整していきます。

最初に、ドライバーで『錠受取付ねじ』を緩めます。

ライナーを、錠受と左たて枠の間に下図のように差し込みます。

ライナーは、2枚までとなっています。
ライナーで調整してもうまくいかない場合は、戸車調整で説明した『スペーサー』を下枠の下に入れるなどして再調整してください。
- 錠受取付ねじを緩めます。
- ライナーを錠受とたて枠の間に差込みます。(ライナーは2枚まで)
- 錠受取付ねじをしっかり締めます。
1-5.はずれ止めの取付け

上枠と内障子上端との距離(=A)を測定します。

- Aの距離に応じて、はずれ止めライナーの枚数を追加します。
- はずれ止めは、内障子側に取付けます。
- 上枠に加工穴が開いているので、下穴を開けた後に付属の丸木ねじではずれ止めを取付けます。

- 開閉確認後、内障子が「障子の吊込み」の逆の手順ではずれないことを確認します。
- 内外障子の上端と上枠のかかり代が、5mm以上であることを確認します。

かかり代 とは
かかり代は、上枠と障子の上端から重なっている部分の距離のことです。
もっとわかりやすく言うと、上枠とコの字で引っ掛かっている部分の長さのこと。

かかり代が短いと障子が外れて障子脱落の恐れがあるので、問題がない事を確認しておきます。

1-6. クレセント錠の取付位置

最後に『クレセント錠』の取付位置について。
注文時にクレセント錠の取付位置を『標準』にしていました。

既存のクレセント錠と比べた場合、少し位置がずれているのが分かります。
数cmのズレがありますが、使用上問題はありませんし私は気になりません。
もし気になる場合は、注文時に クレセント錠を取付ける位置を指定 をすれば同じ位置に取付けられます。
自分で測定した場所に、クレセント錠の取付位置を指定できます。

細かい説明が多い割に、内窓の取付けはハッキリ言って簡単です。
注文時に正確な実測をしておけば、取付け時に細かい調整をしなくても済みます。
簡単すぎるので、業者に依頼するのは本当に勿体ないと思います。

内窓は自分で取付けが可能なので、チャレンジしてみてください。
1-7.ふかし枠の要らない手軽で安い内窓|かんたん内窓LiteU
内窓プラマードUの取付け方法をみて、窓枠の測定をやってみたらふかし枠が必要になった場合、

ふかし枠をつけると出っ張りができるので、どうしても違和感があって嫌だな。。。

やっぱり内窓は複雑そうだし、自分でやるのは無理なのかも。。。
と思った方もいるかもしれません。
もっと簡単で・気軽に取付けができる内窓があります。
YKKapの商品で、『かんたん内窓LiteU』という内窓があります。
かんたん内窓LiteUは選択肢が少ないエコ内窓なのですが、逆に選ぶ時短と安さにメリットがあります。
『 プラマードU 』と『 LiteU 』の比較
内窓の比較 | プラマードU | かんたん内窓LiteU |
---|---|---|
タイトル | 一般的な内窓 | エコ内窓 |
必要窓枠 | 73mm以上 | 40mm以上 |
クレセント錠 | あり | なし |
カラー選択 | 6色 | 2色 |
複層ガラス | あり | なし |
窓の種類 | 多数あり | 引き違い窓のみ |
価格の比較 | DIYで安く取付可能 | プラマードUより安い |
選べる選択肢は少なくなりますが、一般的な窓枠に対応した内窓になっています。
LiteUがおすすめな場合は、窓台枠が狭く40mmからふかし枠なしでも取り付けられることです。


プラマードUよりも価格が安いので、気軽に取付ができますね!
先ほどの比較をよく見てみると、気になる点は複層ガラスは選択できないため『単板ガラスのみ』になります。
ここで注意してほしいのですが、防音効果を期待している場合は複層ガラスを選択するようにしてください。
単板ガラスでは、防音効果に満足できないかもしれないからです。
ただ、選択肢が少なくてシンプルに選べるので、内窓を試したい人やあれこれ迷わず気軽に内窓が取付けたい人にはおすすめです。
\ こちらの記事も参考にしてみてくださいね! /

内窓の商品検索・ラインナップ
内窓プラマードUの効果を検証【メリット&デメリット】

取付けが簡単すぎて興奮していたら、さっそく防音効果が気になってしまいました。
内窓を閉めている状態で感じたのは、なんか無音になった気がすること。
そこで、内窓を開けてみました。
屋外で特に騒音が無い状態でも、なにかしらざわざわとした音が発生していることに気が付きます。
再び、内窓を閉めてみます。
シーーーン、とした感じ。
おおっつ!!!
この差はスゴイ!
初めての内窓の設置で、衝撃的な防音効果を発揮しています!
効果ありです。
2-1.内窓の設置から1年以上経過した感想
前回の記事の、内窓のメリットとデメリットについて。
内窓を設置してみると、最大の目的だった防音効果以外にも様々な変化がありました。
メリット | デメリット |
---|---|
防音効果あり | 換気で窓の開閉を2回する手間がある |
遮熱・断熱効果あり | サッシの掃除が狭くてやりにくい ➡ 許容範囲 |
結露防止あり | 以上 |
防犯抑制対策に! | – |
耐風効果あり | – |
DIYで取付け可能!コスト安い! | – |
具体的に見ていきます。
①防音効果【 雨音が聞こえなくなった 】

屋外から色々な雑音があったはずなのに、意識しないと聞こえにくくなりました。
例えば窓のすぐ前に雨除けのカーポートの波板がありますが、雨が降り出すと雨音がボトボトとうるさく聞こえていたのです。
設置した内窓に時に耳を澄ませてみると、その窓際からの屋外音は聞こえなくなっていました。
ですが他に隣接した窓があったため、取り付けしていない窓からの音は聞こえてきました。
その後で2回目の内窓を取付けてみたところ、嘘みたいに「しーーーーん」という、漫画みたいな空間になりました。(笑)ホントデス
つまり、内窓を設置した窓からの音は遮断できたとしても、それ以外の窓からの音は防ぐことは出来ません。

当然のことですよね。
普段から音が発生しやすい北側の窓を全部交換してみたら、騒音をほぼ遮断できたので、本当に感動しました。
古いアルミサッシの窓からあんなにも音が侵入していたのだから、家の中にいても落ち着けないはずです。
この防音効果を実感したら、やっぱり他の窓にも内窓を設置したくなってしまいました。
②遮熱・断熱効果【 部屋が冷えている 】

いつもの夏は窓からの熱気が侵入してくるので、本当に暑い!のですが…。
内窓を設置してからの変化は明らかでした。
窓に手を当ててみると、ひんやりしています。
アルミサッシの窓はというと、熱を持っています。
室内への断熱の効果が、はっきりわかりました。
いつもならクーラーを入れても冷たい空気が抜けて、何となく暑い部屋だったのに…。

部屋が冷えている!?
魔法瓶になったみたいです。
③結露防止【 部屋中暖かい 】

夏が終わり冬が来ると今度は激寒で、冷たい空気がとめどなく部屋の中に侵入していました。
床が冷たすぎて、スリッパがないとつま先立ちして歩いていました。
寒すぎるので、ガスファンヒーターとストーブを併用。
ストーブを付けていても膝だけ暖かくて顔は冷たくなって寒かった部屋だったのに、ずっ~と体中が暖かい…!?。
床下と内壁の断熱、内窓をDIYしてきた甲斐がありました。
隙間だらけで空気が抜けていたからもともと結露は無かったのですが、内窓を設置しても結露はありません。
④防犯抑制・耐風効果【 台風にも強い 】

正直言って、この家の窓はかなり貧弱すぎでした。
クレセント錠をかけても、窓本体ごと浮きあがるので隙間ができます。
窓を割って泥棒が侵入してきてもおかしくないのですが、金目のものがあるとは思えないオーラがあるので大丈夫でした。(笑)
内窓を設置したら、外から見た時に内窓があることがうっすらわかるので、犯罪の抑止効果もあるかもしれません。
それとは別に不安があって、台風の時に風圧で窓が割れてしまうんじゃないかといつも怯えていました。
隙間やガタがなくなったので、台風などの強い風圧や外からの飛散物の回避が出来るようになりました。
とても頑丈になったので、安心できるようになりました。
⑤窓の開閉を2回する【 むしろ喜んでしたい 】

換気をしたり窓を開ける度に、クレセント錠を2回操作して窓を開けることになります。
今までのデメリットを考えたら、窓の開閉を2回したところでデメリットという意識になりませんでした。
内窓の開閉はスムーズで綺麗にぴしゃと閉まるので、むしろ喜んで開閉したい気分になります。
2回の開閉操作をすること自体、今のところ気になりません。
⑥サッシ・内窓の掃除【 掃除機で解決 】

サッシの掃除は、少し狭い部分は掃除機のノズルを伸ばしたりとうまく利用すれば問題ありません。
内窓は雨風に当たることが無いので、比較的綺麗な状態を維持できます。
頻繁に掃除する場所でもないです。ホコリも出ませんし…。
たまに内側の窓を乾拭きすればいいので、面倒な掃除にはなりません。
2-2.【前向きな決断】騒音問題で悩んでいるなら、迷わず内窓を設置してみる

内窓DIY、いかがでしたか?
はじめての場合は、注文するまでに分からないことが多くて時間がかかってしまいます。
商品が届いたら、1時間以内で取付けできるのであっという間です。
実際に取付方法で難しいことはないし、少し重いのですが女性でも取付けは可能です。
内窓の効果を知ってしまったら、「もっと早くに知っていたら良かったな」と後悔しますよ。
特に騒音問題は、長期にわたってなかなか解決しない場合が多いです。
心が疲弊してしまうと、元の状態に戻るのが難しくなってきますよね。
賃貸で引っ越しが可能なら、それもありです。
持ち家の場合は簡単に家を手放せませんが、内窓を設置してみる価値は大有りです。
悩みのある現状を維持して、我慢し続ける時間が勿体ないと思いませんか?
あなたの時間をもっと素晴らしい時間に使ってください。
それでもやっぱり自分には無理じゃないかなとまだ迷っているなら、もう一度私の記事を読み返してみてください。
私も最初は不安でしたが、一度やってみたら今までとの違いを実感します。
取付けは簡単すぎて、実はもう3回購入しました。
貴重な人生を騒音で消耗するのは、もったいないと思います。
大きなリスクを背負い続けるくらいなら、たった今小さなリスクを取ってみることのほうが前向きになれると思います。

是非、あなたも内窓にチャレンジしてみてください。
内窓の商品検索・ラインナップ
内窓の【注文方法】が複雑でわかりにくい、注文で失敗するのが心配という場合は、項目ごとに具体的な解説をしていますので、こちらもあわせてご覧ください。
次回は、内窓の中でも大きな『掃き出し窓』の内窓の設置について解説します。
大きな窓になるほど、効果は上がります。
最初に小さな窓から始めて、次に掃き出し窓へステップアップしようと考えている場合は、次の記事が参考になると思います。

これからもブログとTwitter で、DIY&リフォームを発信していきます。
【 商品一覧 】あなたの家の窓に合うサイズの『内窓』が、見つかります!
さっそく、内窓の『 商品一覧 』で探してみましょう!

かんたんにおさらいしますね。
窓枠の測定は、少し面倒ですが何度か測定し直してみてください。
STEP1. まずは、取り付けたい窓枠の測定をしましょう!
STEP2. 次に、適合する内窓を選択していきましょう!
STEP3. 最小値をもとに、範囲内のサイズを選択しましょう!

- 内枠の測定の際に気を付けること
- W幅・H高さをそれぞれ3ヵ所測定し、最小値を決めましょう。
- ミリ単位で確実に測定し、最低2回は測定し直します。
- W1~W3・H1~H3のそれぞれの計測の差が3mm以下でない場合は、窓台部の修正が必要です。
最小値が決定したら、その範囲のガラスを探します。
例えば、最小値が幅W1776mm、高さH855mmの場合は、幅W1501~2000mm、高さH801~1200mm を選択します。
単板ガラス
- 金銭的に無理したくない場合、単板ガラスでも充分効果を実感できます。
- 内窓を設置すること自体に効果があるので、内窓の設置は大きな意味があります。
複層ガラス
- 単板ガラスより値段は少し高くなるのですが、総合的なメリットをしっかり体感したい場合は、複層ガラスがおすすめです。
- 効果は、取付けた瞬間からはっきり期待できます。
- 感じ方に差があるので、取付けやすい腰窓などの小さいサイズのものから試してみてください!
Low-E 複層ガラス
- 断熱性能・遮熱性能を、複層ガラスで採用したガラスよりさらにグレードアップしています。
- 性能が向上する分、値段も高めです。

リフォームおたすけDIYは『楽天市場店』と『YAHOO!ヤフー店』に出店していて、どちらからでも購入できます!

商品が決まったら、さっそく注文していきましょう!
内窓の商品検索・ラインナップ
内 窓「 YKKap プラマードU 」