ステンレスの天板を再利用!!DIYでステンレス製のシンク台を作り替える
wata-siroです。
長年使い続けてきた台所シンクは、それはもう古くて汚れが酷いので、料理する気になるはずありません。
でも、シンクには貴重なステンレス素材が使われているんですよね。
今回は、ステンレスの天板だけ再利用してシンク台を作り替えることにしました。
枠組みを作って、シンプルに使えるようにしていきます。
これまでの記事

古くて絶対に使えそうにない台所のシンク台を解体して、ステンレスの天板部分を再利用してシンク台を作り替える。
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記事のもくじ
台所シンク台を解体して、もう一度シンクを蘇らせたい!
ばあちゃんが使っていた台所のシンク。
もう、40年近く・・・
古くて汚れやカビが付着している。ヾ(・ω・`;)ノ キャー
アレルギー性鼻炎と潔癖な私だから、とても使えるようなシンクではない。
こんなんじゃ、料理する気にすらならないし。。。(๑º ロ º๑)ムリ・・・
ただ・・・
ステンレス製なので、磨けば綺麗になるかも。
シンクの天板だけ取り外して、再利用することにした。
私が長~く使えるようにしていこう!と決意。
1-1. ステンレスのシンク台を磨く
ステンレスの水垢は、クエン酸水を使って磨く。
しつこい汚れも、ステンレスなら変形せずに汚れは落ちる。
気になる汚れを隈なく磨いてみたら、ある程度は綺麗なシンクに蘇った! (ノ ´▽`*)ノ イイジャーン
ステンレス磨きといえば、有名な『ピカール』。
金属磨きに長年愛されている商品。
この商品は、ちょっと独特な臭いがある。
でも、ちゃんと研磨してツヤツヤ・ピカピカにしてくれる。
シンクが驚くほど汚くても、ピカピカに大変身するお掃除グッズがある。
「耐水サンドペーパー!」
確か、車のバンパー磨きで買っていたやつがあったと、探してみると・・・
あった!!!
極細1500番(ブルー)と細目800番(イエロー)。
ポイントは、必ずサンドペーパーに水を濡らしてから、軽く擦る(コスル)事。
細目800番を使って、軽く磨いてみた。
スゴイ!!!
これは、ホント自分でも驚いてしまった!
ステンレスだから、傷がつかないか心配だったけど・・・
どうせ古いものだし傷モノだから試しにやってみたら、 ツルツル ピカピカ になった。
しかも、短時間で出来た!
再利用する天板のステンレスシンク部分を取り外してみる。
ビスで固定されていたので、ネジを緩めていくけど・・・
ステンレスのネジは現役のままだけど、木製部分が酷くボロボロに劣化していて、ネジが利いていなかった。
その他の引き出しや扉も木製で、カビと汚れで使い物にならない状態。
使えない部分は、すべて廃棄処分する。
1-2. シンク下の枠組みを、1×4材と2×4材で制作する
実際に使うときはグラグラするだろうから・・・しばらくの間だけ。
こんな感じに。(。・ω・。)・・・
枠組みは簡易的に作っておいたので、後に修正するとして。。。
なんとなく、型が出来てきた!
排水トラップの下端のネジ部分のサイズを確認して、排水ホースを購入する。
PH62A-860-1m → G2 50サイズ ( こちらを購入 )

台所の主役、台所シンク台に新しいワンホール混合水栓を取付ける
これまで、水道は壁付の混合水栓を使っていた。
古い錆びついた水道管を利用することはないので、止水栓をしておいた。
シングルワンホール混合水栓を準備する
新しく施設したポリ管からの水道供給に変更したので、混合水栓を新調することにした。
購入したシングルワンホール混合水栓は、これまでの壁付ではなくてシンク台に備え付けるもの。
シングルワンホールっていう名前だから・・・
つまり・・・穴が1つ必要!? ( -_・)?ン
2-1. シンク台に、取付け固定穴がない!?
ステンレスシンク台には、そもそも穴がない。
シングル混合栓の取扱説明書には、取付け固定穴 径36~38mmと記載されていて、この範囲の穴を開けなければ設置することはできない。
ステンレス用のホールソーというのがあるらしい。
これが結構高くて・・・ 8,000円くらい!?
1穴で8,000円の出費は、正直痛い!!!
いつものヤフオクで中古品を探す。
これこれ、あった!٩(●˙▿˙●)۶ヨシッ
この商品のサイズ38mmが、中古品で安く出品されていた。
1,000円+送料510円=1,510円 (即買い!)ヽ(´∀`。)ノ ラッキー
この物の価値がそんなにするのかな???と、素朴な疑問。
でも・・・、実際に使ってみてその価値がわかる。。。
2-2. ステンレス製のシンク台に、ホールソーで穴を開ける
このステンレスホールソー、重くて刃が鋭い。
軽く素手で触っただけで、擦り傷になってしまう程。(๑*д*๑)イタタ
だから、
一か八か!?
で、シンクに穴を開ける勇気はなく・・・
取り敢えず、
刃が鋭いだけあって、ステンレスがゴリゴリと簡単に削れていく。
あっという間に、綺麗な丸い穴が開いた。\(^o^)/ヤッホー
これだったら シンクにも問題なく使える! と確信した。
硬いステンレスなのに、この鋭い刃で削られる技術は素晴らしいと思う。
ガタガタの穴になるのは困るし・・・
同じシンク台の代わりは無いから。
- 当て木 ( 開口する穴:38mm以上のサイズ )
- 防護メガネ( 削りカスが飛んで来るので危険 )
- 作業用手袋
天板をしっかり固定させるために、当て木を用意する。
38㎜の穴を開けるので、その幅以上のものを用意しておく。
穴を開ける位置を決めたら、その真裏に当て木を敷く。
電動ドリルをしっかり握って、真っすぐに押し当てて回転させていく。
穴は、予定通りに綺麗に開いてくれた。
削った後は、バリ(削り後の突起)があるので注意する。
これで、シングル混合水栓を設置する準備はできた。
2-3. 開口した穴に、ワンホール混合水栓を取付ける
ワンホール混合水栓を取付ける。
SANEI(三栄)シングルワンホール分岐混合栓 G1/2(めねじ)
- STEP 1開口した穴に、付属のアダプターを差し込む。
- STEP 2底の座金を広げて、穴から抜けないようにする。
- STEP 3固定ビスを六角レンチでしっかり締める。
- STEP 4混合水栓本体を差し込み、付属の小さなビスで締める。
天板の裏側の様子
ホースと止水栓を繋げるために、延長用のステンレス・フレキ管30㎜を準備。
ステンレス製のフレキ管はモノタロウで購入。
水道用フレキパイプT型 品番:PF30 呼び径G13
ホームセンターでも探してみたけど、こんなに激安なところは無かった。(v´∀`v)
水道ネジの知識
そして、ネジの勉強もすこし・・・
このフレキ管のGネジは、平行メネジ。
フレキ管は平行ネジなので、ここではシールテープを巻くのではなくてパッキンを使う。
+ 継手(平行ニップル)でつなぐ
メネジ同士は、ジョイント不可。
そこで、この間に平行オネジの継手が必要になる。
フレキ用平行ニップル 型式:N13G (配管部品.com)
だいたい、床上の水栓継手には平行ネジが使用されているらしい。
だから家庭で水漏れが発生したら、パッキンが劣化していて、それを取り替えるってことになる。
2-4. 床上に出たポリ管をT足で固定する
台所に混合水栓を取付ける前に、床から飛び出たポリ管に止水栓を取付けておく。
こんな状態なので、格好悪い。
この部分、通常はシンク台があって隠れて見えない部分になる。(ρД-)
なんだか・・・ ポリ管がクルっと曲がっていて頼りない感じ。
そこで、以前購入して余った T足 があるのでこれで固定してみることにした。
水道管の固定には、T足と組立式バンドのセットをよく使う。
これをまさか家の中でも使うなんて!?思っていなかったなぁ。。。
ポリ管は余程強い力を加えない限り簡単に折れない感じなので、すこし立てて固定しておいた。
真っ直ぐではないけど、これで大丈夫かな。٩(●˙▿˙●)۶
バクマ工業のオネジアダプターと止水栓を取付ける。
(オネジアダプター EOP1/2×13)
これは、シンク台の混合水栓に取付ける。
もうひとつの台所の水栓部分の始末は、床上ソケットを使う
台所にはもう一か所水栓部分がある。
ガタガタな切り口がとても残念。。。
なんとかならないかなぁ。。。(。v_v。)ガタガタ
ここには、いつか対面式のミニシンクを設置したい。
なので、見えない部分になるのだけど、穴は隙間なく始末すべき。
バクマ工業の床上ソケットという継手を購入することにした。
床下に潜(もぐ)って、ポリ管とさや管をひっこ抜く。
床の穴が35Φだと継手がすんなり入る。
だけど、フローリングの下の合板部分は30Φのホールソーで開けたので
当然入らなくって・・・ (*´Д`)エェェ-
ゴリゴリと内側を削って、なんとか継手が入る穴になった。ヽ(・∀・)ノ
またまた床下に潜って、ポリ管とさや管を穴から床上に突き出す。
そして、ポリ管を床上ソケットにワンタッチで差し込む。
フローリング材に直接ビスで止める。そして、止水栓を取付ける。
止水栓の中に埃(ホコリ)が入らないように、とりあえず栓をしておいた。
これで、完成!(´∪`*)
シングル混合水栓を設置して、台所シンクが蘇えった!
ワンホール混合水栓の取付け、完了!
おおっっっっ!!!
なんか、シンクっぽくなった感じ。
遂に、あの古びた台所シンクが蘇った!
山小屋の台所みたい・・・??? (ー▽ー)ァハ
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素人なりの知識や技術では、足りないことがあるから。
そんな時は、リフォーム業者に任せることだって賢い選択になる。
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