【DIYシンク】ステンレスの天板を再利用!!DIYでステンレス製のシンク台を作り替える
古い家をDIYでリフォームしている、アラフォー女の木葉らんです。
ステンレスの天板だけ再利用して、シンク台を作り替えることにしました。
長年使い続けてきた台所シンクは、それはもう古くて汚れがひどいので、料理をする気になりません。
でも、シンクには貴重なステンレス素材が使われているんですよね。
ステンレスの天板だけ再利用して、作り替えることができないか考えてみました。
枠組みを作って、シンプルに使えるようにしていきます。
以前は壁付けの混合水栓を使用していたので、シンク台に取付け固定穴がありませんでした。
ステンレスに穴を開けて、シングルワンホール混合水栓を取付けています。
床下から通したポリ管は柔軟性があるので、金具で固定する方法を考えました。
DIYで気軽に台所シンクを作ってみたい方は、ぜひ参考にしてください。
- この記事のポイント!
- 古くなった台所のシンク台を解体して、ステンレスの天板部分を再利用します。ステンレスは磨けば綺麗に生まれ変わるので、DIYで蘇らせます!
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台所シンク台を解体して、もう一度シンクを蘇らせる
祖母がこの家で暮らしていた間、ずっと使っていた台所のシンクです。
もう、40年近く・・・
古くて汚れやカビが付着しています。ヾ(・ω・`;)ノ キャー
アレルギー性鼻炎と潔癖な私には、とても使えるようなシンクではありません。
こんなんじゃ、料理する気にすらならないし。。。
ただ、天板はステンレス製なので、磨けば綺麗になるかもしれない!
シンクの天板だけを取り外して、再利用することにしました。
祖母が毎日使ってきたこのシンク台を、もう一度再生して使えるようにしていきます。
1-1. ステンレスのシンク台を磨く|耐水サンドペーパー
ステンレスは、磨けばピカピカに再生できます。
ステンレス磨き
1.クエン酸・激落ちくんメラミンスポンジ
2.研磨剤
3.耐水サンドペーパー ➡ おすすめ!
ステンレスの水垢は、クエン酸水や激落ちくんなどのメラミンスポンジを使って磨くとある程度はきれいになります。
ステンレスならゴシゴシ磨いても、変形せずに汚れが落ちるので気持ちいいものです。
気になる汚れを隈なく磨いてみたら、綺麗なシンクに蘇りました! (ノ ´▽`*)ノ
②ステンレス磨きには『ピカール』
ステンレス磨きといえば有名な商品が『ピカール』ですよね。
金属磨きに長年愛されている商品。
金属の小物などにも気軽に使えて、ツヤツヤ・ピカピカにしてくれます。
でも、磨き残しが気になるし、ちょっと独特な匂いがするのが苦手です。
同じ悩みがある方には、次の『耐水サンドペーパー』がすごく良かったのでおすすめです。
③耐水サンドペーパー|キメ細かい仕上がりを実現!
シンクが汚くても、驚くほどピカピカに大変身する最強グッズがあります。
確か車のバンパー磨きで買っていたやつがあったのを思い出して、使ってみました。
ポイントは必ずサンドペーパーに水を濡らしてから、軽く擦ることです。
極細1500番(ブルー)と細目800番(イエロー)の2種類あるので、細目800番で試しに軽く磨いてみました。
これは、スゴイ!!!
どうしても落とせなかった汚れや水垢がスルリと取れて、本当に驚きました。
車のボディー用仕上げに使うものだから、すごく細かい目で出来ています。
水を含ませて擦るだけで、短時間でかんたんに研磨出来るのでおすすめです!
- 耐水サンドペーパーの使い方
- キメ細かい仕上がりを実現した、特殊製法の高級サンドペーパーです。
色のついている側が研磨面で、水をつけながら研磨します。
直線的に往復させながら研磨します。一方向だけでなく、タテ・ヨコ・ナナメと動かすのがコツです。
※円を描くように研磨すると、研磨跡が残りやすくなってしまいます。
画像 | |||||
商品名 | 除菌率99.9% クエン酸の激落ちくん 400ml | 激落ち ダブルポイポイ カット済み 40片 | ピカール ケアー(150G) | MTC メタルコンパウンド 万能金属用磨き剤 120g V300 | 仕上げ用サンドペーパーセット MH929 |
メーカー | レック | レック | ピカール | ワコーズ | Holts |
原材料・成分 | クエン酸、増粘剤、除菌剤 | メラミンフォーム スポンジ | 研磨剤(25%、アルミナ系鉱物)、脂肪酸、有横溶剤(灯油)、界面活性剤 | 研磨剤 | 超微粒子研磨紙 #400#800#1200 #2000 |
特徴 | 泡スプレー | 水だけで汚れ落とし | 金属用磨き剤 | 万能金属用磨き剤 | 水を含ませて研磨 |
価格 | 400円 | 273円 | 680円 | 1,503円 | 404円 |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
『耐水サンドペーパー』は本当に優れものです!
洗面台の取れなかった頑固な水垢も、磨いて綺麗になりました。
1-2.シンク台の解体
再利用する天板のステンレスシンク部分だけ、取り外していきました。
ステンレス製のビスで固定されていたのに、木製部分がボロボロに劣化してネジが緩みません。
物入れの引き出しや扉も木製で、カビや汚れで使い物にならない状態です。
すべて廃棄処分します。
1-3. シンク下の枠組み|1×4材と2×4材で作成
次は、シンク下の枠組みを作っていきます。
1.枠組み造り
1×4材と2×4材を使って、シンク下の枠組みを作ります。
2.キャスターの取付け
移動がしやすいように、一時的にキャスターを取付けておきます。
実際に調理するときはグラグラして不安定になってしまうので、一時的に移動しやすいように取付けました。
3.ステンレスのシンク天板を設置
作っておいた枠組みの上に、シンクの天板を乗せます。
※ネジ穴があるので、固定しています。
枠組みはとりあえず簡易的に作って、こんな感じに。(。・ω・。)・・・
- 今後の修正点
- シンクの下廻りが見えて格好悪いので、隠したほうがよさそうです。
調理道具を置くための棚をつくります。
排水トラップの下端のネジ部分のサイズを確認して、排水ホースを購入する。
4.排水ホースの取付け
新しい排水ホースを、排水トラップと排水口に接続します。
1-4.排水ホースの選び方|
排水ホースは、G1-1/2(呼び40)またはG2(呼び50)というサイズで売られています。
頭の『G』は何を表しているかわかりますか?
①G平行ねじにはパッキンが必要
Gというのは平行ねじのことで、締める際にパッキンを使ってしっかり締めます。
台所用品ではゴムパッキンが多く使われますが、気密性を保つための詰め物です。
G Gネジにはパッキンを取付ける
G=平行ねじ(同径のままのネジ)、R=テーパーネジ(先端に向かってだんだんと細くなっていくネジ)
パッキンが破損して切れたり無くなると、水漏れが発生してしまいます。
排水ホースが古くなって交換したい場合は、既存の径サイズを測って同じものを購入すれば間違いありません。
新品で買えばパッキンが付属しているので問題ありませんが、水漏れし始めたらパッキンの交換が必要になります。
②呼び40と呼び50の違い
流し台の排水ホースを選ぶとき、呼び40と50のどちらの商品を選択すればいいか迷ってしまいます。
下の表を見ると呼び径40の場合は外径が48.6mm、呼び径50の場合は外径が60.5mm、とJIS規格で決められています。
交換したい排水ホースの外径を測ってみれば、呼び40か呼び50かすぐにわかります。
また、B呼称の数字は単位がインチ表示になっています。
G1 1/2(呼び40)の見方
・G=平行ねじ
・1 1/2インチ (1インチハン)
・外径=約48.6mm
G2( 呼び50 )の見方
・G=平行ねじ
・2インチ
・外径=約60.5mm
③SANEI 流し排水栓ホース
【40・50共用】 アダプター付き ネジ式 1.5m PH62A-860S-1.5
呼び40と50のどちらにも対応した商品で、呼び40の場合はアダプターは不要になります。
呼び40か50かどちらかわからない場合は、この商品を購入しておけば安心です。
呼び50(G2)のホース BL仕様流し台用 1M PH62A-860-1
- ホースの最高使用温度 = 60℃ なので、熱湯を流す時は気をつけましょう。
シンク台にワンホール混合水栓を取付ける
これまで、水道は壁付の混合水栓を使っていました。
古くて錆びついた水道管を利用することはないので、止水栓を取付けています。
新しく施設したポリ管からの水道供給に変更したため、混合水栓を取付けていきます。
新しく混合水栓を準備しておきます。
新しくシンクに取付ける『シングルワンホール混合水栓』を準備しました。
購入したシングルワンホール混合水栓は、これまでの壁付ではなくてシンク台に備え付けるものです。
シングルワンホールっていう名前のとおり、取付け部分に穴が1つ必要になります。( -_・)?ン
取付けるステンレスシンク台には穴がないので、自分で穴を開けていきます。
2-1. 天板に取付け固定穴を開ける|ステンレスホールソー
シングル混合栓に必要な固定穴『径36~38mm』の範囲で、穴を開けていきます。
- 取付け固定穴
- 直径36~38mmの穴が必要です。
ステンレスのシンク台に、穴は開けられるの???
電動ドリルに装着して使う『ステンレス用のホールソー』があります。
これが結構高くて・・・ 新品で8,000円くらいします。
他にも使う用途があるならまだしも、1穴で8,000円の出費は、正直痛いですよね。
そこで、ヤフオクで中古品を探すと出品されていました。これこれ、あった!٩(●˙▿˙●)۶ヨシッ
1,000円+送料510円=1,510円 (即決!)ヽ(´∀`。)ノ ラッキー
このホールソーがそんなに価値があるのかな???と、素朴な疑問を抱きました。
でも、実際に使ってみたらその価値がわかります。
①ステンレス製のシンク台に、ホールソーで穴を開ける
ステンレスホールソーが手に入ったので、電動ドライバーに装着して使用します。
このステンレスホールソーは重くて刃が鋭いので、取り扱いに注意が必要です。
軽く素手で触っただけで、擦り傷になってしまうほど鋭い刃を持っています。(๑*д*๑)イタタ
- 作業前の準備が大事です。ホールソーを扱うときは、作業用手袋を必ず使用しましょう!
作業の前に準備をしっかりしておきます。
- 準備するもの
- 1. 当て木 ( 開口する穴:38mm以上のサイズ )
2. 防護メガネ( 削りカスが飛んで来るので危険 )
3. 作業用手袋
勢いよく硬いバリ(削りカス)が飛んでくるので、必ず防護メガネをします。
一か八か!?
で、シンクに穴を開ける勇気はないので・・・まずは試してみます。
その1
まずは試しに、ステンレス製の端材で穴を開けてみます。
刃が鋭いだけあって、ステンレスがゴリゴリと簡単に削れていきました。
あっという間に、綺麗な丸い穴が開きます。
これだったらシンクにも問題なく使える!と確信しました。
硬いステンレスなのに、電動ドリルでこんなに綺麗に削られる技術は素晴らしい!と思います。
その2.
いよいよ本番。ホールソーでシンク台に穴を開けます。
天板をしっかり固定させるために、当て木を用意します。
38㎜の穴を開けるので、その幅以上の当て木を用意しておきます。
穴を開けるときはどれも同じなのですが、貫通させて削ることで綺麗な切れ目になります。
穴を開ける位置を決めたらその真裏に当て木を敷いて、電動ドリルを真っすぐに押し当てて回転させていきます。
穴が開いたら、削り際にバリ(削り後の突起)があるので注意します。
その3
削った穴の回りを、金属用のヤスリで丁寧に磨きます。(バリ取り)
これで、シングル混合水栓を設置する固定穴ができました。
2-2. 開口した穴に、ワンホール混合水栓を取付ける
今回取り付けるワンホール混合水栓は、SANEI(三栄)『シングルワンホール分岐混合栓 G1/2(めねじ)』です。
- STEP1開口した穴に、付属のアダプターを差し込みます
- STEP2穴から抜けないように、底のツメを広げます
※ ツメと締付金具を型通りにはめて、正常に取付けます。
- STEP3固定ビスを、付属の六角レンチでしっかり締めます
- STEP4混合水栓本体を差し込み、正面の穴に付属の小さなビスで締めます
(上取付フランジ)
天板の裏側の様子
ホースと止水栓を繋げるために、延長用のステンレス・フレキ管30㎜を準備しました。
ステンレス製のフレキ管はモノタロウで購入。
ホームセンターでも探してみたけど、こんなに激安なところは無かったです。(v´∀`v)
①ネジの知識|G(平行)ねじ・メネジ同士の接続
ネジの勉強を少ししておきます。
フレキ管のGネジは、メネジです。
購入した混合水栓は、シングルワンホール分岐混合栓 G1/2(めねじ)となっています。
つまり、両側ともにGネジでメネジになっているとうことです。
フレキ管 | 混合水栓(ホース末端) |
G(平行ねじ) | G(平行ねじ) |
メネジ | メネジ |
メネジ同士は、ジョイントは不可ですね。
そこで、この間に平行オネジの継手が必要になります。
間に継手(平行ニップル)を入れて、フレキ管と混合水栓をつないでいきます。
床上の水栓継手には、だいたい平行ネジが使用されています。
フレキ管は平行ネジなので、ここではシールテープを巻くのではなくてパッキンを使います。
家庭で水漏れが発生した場合は、パッキンの劣化を疑いましょう。
給湯・給水ホースを、それぞれのフレキパイプと繋ぎます。
付属のクイックファスナーをはめ込み、抜け止めカバーを上から差し込みます。
- 『クイックファスナー』と『抜け止めカバー』を装着していないと水漏れになるので、必ず取付けておきましょう。
これで、配管の接続が完了しました。
2-3. 床上に出たポリ管をT足で固定する
床から飛び出たポリ管は、こんな状態で格好悪いですね。
ポリ管がクルっと曲がっていて、頼りない感じもします。
そこで、水道配管で購入して余っていた『T足』と『組立バンド』を使って、固定していきます。
組立バンドはクルクル回転するので、直角に曲げることも出来ます。
まずT足を2つ並べて固定します。
ポリ管は柔軟性があるので曲がった部分をすこし戻し立てて、組立バンドで固定します。
次に、バクマ工業の『オネジアダプター(EOP1/2×13)』と止水栓(メネジ)を取付けます。
ねじはG平行ねじではなくRテーパーネジになっているため、シールテープを巻いて締めています。
DIYで水道配管も新設することにしました。
水道配管のDIYに興味がある場合は、こちらの記事をご覧ください。
\ こちらの記事も参考にしてみてくださいね! /
①床上ソケットを使う場合
台所にはもう一か所、床下からポリ管を通してあります。
ここには、いつか対面式のミニシンクを設置したいと思っています。
ガタガタな切り口で隙間があります。なんとかならないかなぁ。。。(。v_v。)ガタガタ
バクマ工業の『床上ソケット』という継手をつかうと、床との隙間をなくすことができます。
この継手を床に取付けるためには、 床の穴径を35Φにすれば入ります。
逆に大きすぎる穴を開けると、固定するためのビスが止められなくなってしまいます。
さや管のサイズに合わせて30Φのホールソーで開けていたので、さすがに入りませんでした。
ゴリゴリと内側を削って、なんとか継手が入る穴になりました。ヽ(・∀・)ノ
ポリ管を床上ソケットの差し込み口に差し込んで、フローリングに付属のビスで固定していきます。
そして、止水栓を取付けます。
止水栓の中に埃が入らないように、栓(プラグ:R1/2)をしておきます。
排水パイプの隙間にはシーリング材で埋めて、床下から虫の侵入を塞ぎます。
シンク下の水道配管は隠れる部分になるのですが、床上ソケットを使ったほうが立ち上がりの見た目がスッキリしていいですね。
画像 | |||||
商品名 | ストレート形止水栓 | フレキパイプ用 平行ニップル | オネジアダプター | 床上ソケット | プラグ |
メーカー | KVK | カクダイ | バクマ工業 | バクマ工業 | バクマ工業 |
型番 | LK182HK68 | 6465-13 | EOP1/2×13 | Rc1/2×13 | R1/2 |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
まとめ シングル混合水栓を設置して、台所シンクが蘇よみがえった!
ワンホール混合水栓の取付け、完了です!
おおっっっっ!!!
なんか、シンクっぽくなった感じです。
あの古びた台所シンクが、使えるようになりました。
山小屋の台所みたい・・・??? (ー▽ー)ァハ
DIYに限界を感じたら、業者見積もりしてみる
自分でDIYしてみて、限界を感じることもあります。
素人なりの知識や技術では、足りないことがあるからです。
そんな時は、リフォーム業者に任せることのほうが賢い選択になるかもしれません。
すぐに決断せずに、まずはタウンライフリフォームの無料見積りをとって検討してみましょう。
台所シンク回りのDIYは、意外と自分でやれることが多いです。
毎日使う台所が汚れてしまっていたら、なんだか気持ちも落ち込みますよね。
排水ホースや混合水栓などは、やろうと思えばすぐに取りかかれます。
台所回りを綺麗にすれば、毎日の気分も良くなるはずです。
是非チャレンジしてみてくださいね。
というわけで、今回は以上です。
これからもブログとTwitter で、DIY&リフォームを発信していきます。
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