ばあちゃんが 36年間 ひとりで生きてきた家、
この家を受け継ぐことになった!
病院の個室で、目も開けられなくなったばあちゃんに
「あの家は守るからね」と母が誓った。
その時のことは、はっきり覚えている。
目を閉じたまま、ばあちゃんは静かに頷いていた。
あれから1年。
母はあの家には住みたくないって Σ(‘◇’*)エェッ!?
やっぱり、いまの住み慣れた場所が一番よ。
と。。。
あの誓いは嘘だったの・・・?
それでも、あの家は母が相続することになった。
まったくの素人の私でしたが、DIYでやれることはたくさんあります。
DIY&リフォーム ~わたしの城ができるまで~
はじめまして。
わたしのブログに訪問していただき、 ありがとうございます。
この記事を書いています木葉らんです。
新築の家を買えるお金もないし、結婚もしていない独身のアラフォー女です。
心穏やかに暮らせる私の居場所をずっと探し求めています。
何が幸せなのかは、自分が感じることです。
私の場合、いつの日かわたしの理想の城ができたらいいなぁと、夢見ています。
古い家なのですが、DIYでリフォームして理想の家を目指しています。
リフォームに興味がある方に役立てるような、DIYブログを発信していきたいと思っています。
1-1.親の家を相続しても住まない選択なら『売却すべき』
わたしの母が相続した家は、祖母が建てた小さな一軒家です。
当時65歳を超えた高齢者の母には、突然家を相続したところでどうにも出来ません。
空き家になってしまった家をどうすればいいのか、悩んでいる人は多いと思います。
実際は相続する人ではなく、私のような40~50代の世代の問題でもあります。
家の相続などの手続きから遺品整理といった厄介な問題は、高齢者にとっては負担になるからです。
家に住まないのであれば、すぐ売却したほうがいい
断言します。
親の死後は決断力に欠けてしまって、とりあえず空き家の状態になってしまいます。
そのうち、
- 庭が荒れ放題で手入れが出来ない
- 家の老朽化が加速して、危険なので補修しなければいけない
- 定期的な換気が出来なくなってきた
- 無駄な維持費(防犯対策やゴミ処理)を払い続けなければいけない
こんな悩みが増えてくるのです。
全国で、空き家が社会問題になっています。
なぜ空き家問題が止まらないのかというと、高齢者になって直面する問題なので、すぐに判断ができない、解決できないのです。
どんどん出費は増えていく一方で、不動産の価値は下がり、家の老朽化が加速し、何も手を付けられなくなり、目を背けて放置されてしまうのです。
先祖に申し訳ないとか、親戚や近所の目があるとか、余計なことは一切捨てましょう。
周りの目を気にする習慣があるのは、実はあなた自身の意識の問題かもしれません。
どうせ5年後も同じ悩みをもっているはずです。
家に住まないのであれば、すぐ売却したほうがいいです。
1-2.売却する前にすべきこと
相続した場合は、すぐに不動産登記をしておきましょう。
建物や土地の所有者をはっきりさせるために、登記は必要だからです。
不動産の権利のない人に、そもそも売却はできません。
登記をしないまま何年何十年とそのままにしておくと、いざ登記が必要になったときに大変な苦労をしなければならなくなります。
これは経験したらわかることですが、先送りにするほど不可能なことが発生してしまいます。
権利のある人が亡くなると権利者が変化して複雑化するので、手続きが難しくなるのです。
面倒でも早めに手続きをしておきましょう!
専門家に依頼すると、高額な出費になります。
可能なら自分でもできるので、準備しておくとその後の手続きが楽です。
相続は、あなたが思っているほど容易ではありません。
お金や権利が絡むと、人は変わります。
親が生きているうちに、家族で話し合いをする機会をつくることがとても大事だと思います。
1-3.遺品は捨てるか売るかどちらかにする
相続しても、今すぐ引っ越して住むことは不可能です。
なぜなら、何十年も生きてきた人の家財が、家の中で半世紀以上もの間、眠り続けているからです。
今までは目を背けてきた見たこともないくらいのモノが、山積みされているでしょう。
まずは、遺品整理をしなければなりません。
そこにはお宝は眠っていません。
とにかく古いものはカビやダニの温床となるので、ためらわずに処分してください。
『取り敢えず(とっておこう)…』は結局何度も何度も整理して、モノが減らない羽目に遭います。
親の思い出は、段ボール1箱と決めておきましょう。
業者に頼めば、数十万円支払って遺品整理をしてくれます。
何も手に入らないのにそんなに払うの?と思いませんでしたか?
自分でやらなければならないことを、他人が代わりにやってくれることは当たり前ではないです。
遺品整理は思った以上に健康被害があり、心の罪悪感も長引いてしまうので、お金で解決できるなら業者に頼むほうが前に進みやすいです。
実際に大量の遺品整理をしてみて、2度とあんな大変なことはしたくないと、痛切に感じました。
この家の遺品整理をする前に、近所の親戚がお金を払って生前整理と家の売却をしたことを聞いていました。
同じくらいの時期に建てられた家だったのですが、やはり大変だったと。
最初は個人で処分・整理していたけど、途中からは業者に頼んで処分(ちなみに費用は30万円)したようです。
やったことがある人にしかわかりませんが、想像を超えるほど大変なので、その選択は賢明だったと思います。
まずは業者に査定してもらうことも、検討してみてください。
使わないものは処分しましょう!
遺品整理と言っても、実際は使えないモノばかりなので、不用品を捨て続けることになります。
不用品の処分は自分でやると、お金と時間がかかります。
先ほどもいいましたが、古い家の遺品はカビやダニの温床になっている場合が多いため、ホコリやダニアレルギーの人や免疫力の低い人は出来るだけ避けたほうが良いです。
\ こちらの記事も参考にしてみてくださいね! /
手間をかけたくない場合や病気が悪化しないようするには、お金をかけてでも業者に頼んだ方がいいです。
本当にお宝が眠っているかもなどと期待したところで、出てくることはありません(笑)
残酷に聞こえると思いますが、思い出だからといって取っておいても実際は使いません。
余計なことは考えず、処分したほうがいいです。
何度でも言います。処分してください。
中には、どうやって処分していいのか分からないモノもあります。
例えば、祖母が海外旅行で購入してきた古酒は、未開封でしたが中のお酒を出して捨てようと考えていました。
でも、ある時期に出品すれば、あっという間に売れてしまいました。
着物がたくさんあるけど、どうすればいいのか悩んでいる人も多いと思います。
着物買取で有名な「バイセル」で査定してもらいました。
結論を言うと、未使用の着物でさえ千円~二千円程度にしかなりませんでした。
使用済みの着物は0円ということです。
数時間かけて査定して貰いましたが、着物は売りませんでした。
後日メルカリで状態の良い着物を出品したのですが、そのほうが高額で売れました。
また、祖母の残した貴金属の中で、鑑定書がないよくわからないものをいくつか見てもらいました。
500円で買い取ってもらいました……。
恐らくぼったくられた感じがしたのですが、長時間の査定で収穫なしなのも申し訳ないので……
バイセルは査定に時間がかかったのに、収穫はほとんどないと思ったほうが無難です。
それに、買取時に住所や電話番号など署名するので、その情報からセールスの電話が何度もかかってくるようになりました。
今はメルカリやフリマなどのサービスがあるので、こちらを利用したほうが需要があり売れます。
その他にも、祖母が趣味で使っていたもので、既に壊れてしまった「楽器」も売却しました。
三味線や大正琴ですが、購入してくれた人から安く手に入れられて嬉しいと喜ばれました。
梱包や発送などに手間は多少かかりますが、少しでもゴミの処分費に充てたいと思うなら、頑張ってみる価値はあるはずです。
売れるもの | 売れないもの |
・貴金属 | ・紙類・木材 |
・楽器 | ・陶器類 |
・古酒 | ・一般的な家具(棚、机、椅子) |
・着物(綺麗) | ・土 |
古い家に住むなら、自分でリフォームする
祖母は、36年間ずっと一人暮らしでした。
生前に色々と業者に頼んでリフォームしていたようですが、それでも家の中は結構ボロボロです。
昭和53年に建てた家なのですが、壁や床下に断熱材がなく隙間だらけなので、夏は暑く冬は寒い家です。
外からの騒音でなんとなく落ち着かないし、テレビや電話の声も内から外に漏れているのですが、高齢になると気が付かないものです。
あちこち床が凹むので、いつか足が落ちてしまうんじゃないかといつも心配でした。
こんな家だと安心して住むことは出来るわけない!と、わたしは一大決心をします。
家の老朽化は一部だけじゃないので、古い家のリフォームには相当な費用がかかってしまいます。
だったら、自分でリフォームしよう!
2-1.知識が無くてもDIYでリフォームは出来る
そもそも家のリフォーム経験や知識なんて無い私でしたが、資格がなくても気軽に始められます。
DIYが楽しくできるのは、便利な工具があるからです。
女性でも電動工具があれば、ネジ締めや木をカットするなんて難しくないし、数秒で完了してしまいます。
作業を始めていくと悩んだり疑問がたくさん出てくるのですが、その時に調べれば答えは出ます。
始める前から資格が必要だとか、勉強してから始めようとか、そんな必要は全くないです。
やりたいと思い立った時、始めればいいのです。
2-2.おすすめのDIY
①給湯器
祖母が生前に使っていた給湯器は、石油(灯油)給湯器を使用していました。
時代の流れで、灯油が値上がり毎回配達してもらうことは、割高になってしまいました。
都市ガスも同時利用していましたので、ガス給湯器を新たな場所に設置することにしました。
ガス給湯器本体はそこまで価格が高くないのに、取り付けの工賃込みで出費が大きいと感じました。
そこで、色々な法律・資格・条件なども踏まえ、自分でできることをやってみることにしました。
給湯器を新規設置するのにかかった費用は、合計 43,615 円でした。
詳しく解説していますので、興味ある方はぜひ給湯器の記事を最初からご覧ください。
②水道配管
日本の水道水は、上下水道の管理がされており安全に飲める飲料水です。
ですが、水が流れる水道管が錆びて赤い水が流れてきたら、それはもう安全ではありません。
家全体の老朽化とともに、水道配管の劣化が進行していました。
他のリフォームはともかく、赤い水を飲む勇気はありません。
予定になかった、水道配管のDIYリフォームが始まりました。
業者に頼むとかなりの高額請求になるようなので、この際屋内の水道配管を新設することにしました。
給湯器の給水と接続する必要がありましたので、素人なりにがんばって配管のノウハウを習得しました。
失敗もありましたが、結果的には大きな財産になったと思っています。
③駐車場
祖母は車の免許がなく、この家には駐車場がありませんでした。
どこを見渡しても塀で囲まれた家だったので、クルマが入る場所などありません。
一時は、この年でバイク生活をしなければならないと覚悟を決めて、教習所にも通いました。
➜アラフォー女が小型自動二輪(MT)125cc免許を取得【総費用と内容】
駐車場をつくるための業者見積もりをすると50万円以上かかるというので、完全に諦めていました。
ところが、ある業者が5万円以下で外壁の撤去をしてくれたので、念願の駐車場が誕生したのです。
庭に設置されていた物置を撤去したり、コンクリート敷設など細かいこともDIYしています。
④防音対策
屋外の騒音は古い家ならではの、「切実な悩み」でした。
断熱材が入っていない薄い壁と隙間だらけの薄い窓のせいで、音が筒抜けの家でした。
祖母はかなり耳が遠かったので、テレビの音量は外まで聞こえるほど大音量でした。
屋外から聞こえてくる音は、早朝からバイクや車の リモコン音と走行音、人の話し声など身近に聞こえてきました。
古い家の「防音対策」をいろいろと考えて、実行しています。
一番効果があったことは、内窓(二重窓)です。
内窓を付けて既存の窓との間に厚い壁を設けることによって、防音だけでなく断熱効果もありました。
音で悩んでいる人は、自宅で穏やかに過ごせていますか?
いつも音に我慢していないで、行動したら効果があるのでぜひ試してみて下さい。
まとめ アラフォー独身女のわたしが、DIYで空き家をリフォームする
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
私の夢は、この家で心穏やかに生きていくことです。
いつになるか私にもわかりませんが、そんな日が来るようにDIY&リフォームを続けていきたいと思います。
これからブログとTwitter で、DIY&リフォームをどんどん発信していきます。
このブログを読んでくださっている方の、生活+αになる記事になれば嬉しいです。
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