独学!第二種電気工事士 技能試験|勉強方法と進め方 実践練習①

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実践練習①基本

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独学!第二種電気工事士 技能試験|複線図の書き方と判定基準
第二種電気工事士の技能試験は、独学の場合どんな練習をすればいいのかわからない人が多いと思います。まず単線図から複線図に書けるように合言葉を覚えてみましょう。複線図がスラスラと書けるようになります。40分の時間内で施工を完成するためには、重大欠陥をしないようにひとつひとつ確実に練習しましょう。

古い家をDIYでリフォームしている、アラフォー女のwata-siroです。

リフォームで電気配線が必要になり、独学で電気工事士の試験に一発合格しました。

wata-siro
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これから技能試験の練習にはげむまえに、知っておくべきポイントがあります。

技能試験は出題範囲が明確に公表されています。

やるべきことがはっきりわかっているのに対策や練習をしないひとは、合格から遠くなってしまいます。

技能試験に通らない人の特徴

重大欠陥は1つあると不合格が決まってしまうので、これを知らないで練習を始めるのはもっての外です。

また、公表されている候補問題は全部で13問ありますが、この中から1問が出題されます。

つまり、1~13問をすべて正確にできるように練習すればいいのです。

wata-siro
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技能試験の実践練習は『慣れ』が大事です。

毎日でも工具を触っておけば、だんだん取り回しができるようになってきます。

1日1日を大事にしてください。

この記事のポイント!
技能試験の練習は、直前に始めても手が動かないのでうまくいきません。普段使い慣れていない工具を何度も使いこなすことで、スピードアップできるようになります。




技能試験の勉強方法と進め方

技能試験練習

技能試験の練習を独学でやる場合、最初は迷いや焦りが出ると思います。

wata-siro
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何から始めればいいのかな?道具の使い方がイマイチわからない…。

私の場合、最初から先に進めなくて、とても不安になりました。

まず基本的なことは、テキストに付属しているDVDと合わせて練習すると良いですよ。

制限時間の40分以内に完成させることが出来るようになるのは、まだまだずっと先です。

くり返し練習すれば時間短縮できてくるので、まずは工具や材料に慣れてください。

作業員
作業員

手の握力が足りないと、うまく扱えないはずだよ。

手にタコができるくらい毎日訓練しよう!

試験直前まで毎日道具を扱っていると手が勝手に動くようになるので、最初は感覚を身につけることから始めていきます。

課題を完成させる前に、基本作業から学びましょう。

1-1.判定基準を知る|重大欠陥と軽欠陥

合否の判定基準
wata-siro
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どんなことが欠陥になるのか、ひと通り知っておくことが大事です。

①重大欠陥はひとつでも作らない!

重大欠陥

  1. 未完成・・・(制限時間内に作成しないと)
  2. 回路間違い(誤接続)
  3. 器具の配置違い・・・(問題をよく見る)
  4. 使用電線の種類違い・・・(ケーブルの種類や太さの確認)
  5. 心線や被覆を著しく破損・・・(ワイヤストリッパーの使い方を練習)
  6. 電線の色違い・・・(接地側と非接地側の区別)
  7. 寸法違い・・・(指定寸法の50%以下にならないようにする)
  8. 連用枠の取り付け忘れ・・・(マイナスドライバーでしっかり固定)
  9. 器具結線の極性違い・・・(W→白、3路スイッチの0端子→黒)
  10. 台座の上からケーブルを結線している
  11. 電線のねじ締め忘れ
  12. ねじ締め部分の被覆をかんでいる・・・(輪つくりがポイント)
  13. ねじ締め部分の被覆を剥き過ぎている・・・(輪つくりがポイント)
  14. 差込式端子から心線がはみ出ている・・・(絶縁被覆の剥き過ぎ)
  15. 連用器具から心線が抜ける
  16. 電線接続の誤り・・・(リングスリーブの種類、圧着マーク、施工不良)
  17. 差込形コネクタの施工不良・・・(コネクタ内先端までしっかり挿入)
  18. ボックスコネクタのロックナット取り付け忘れ
  19. 絶縁ブッシングの取り付け忘れ
  20. ボンド線の不適切な取り付け・・・(溝があるタイプに注意)
  21. 防護管の取り付け忘れや支持忘れ・・・(支持はバインド線)
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重大欠陥は絶対にやってはいけないことです。

紙に書いておいて、練習するときはいつもそばに置いておきましょう。

②軽欠陥は2つまでではセーフ!

軽欠陥

  1. 重大欠陥にならない程度の心線や被覆の傷
  2. 器具の破損
  3. 輪づくりのねじ止めの不備・・・(4分の3以上の輪つくり、右巻きにする)
  4. 絶縁被覆が造営材に触れるおそれがある・・・(外装被覆の剥ぎ過ぎ)
  5. リングスリーブの心線末端の未処理・・・(圧着後のカット)
  6. 連用器具の取り付け位置の違い・・・(器具が1個→中央、器具2個→上下)
  7. ゴムブッシングの取り付け忘れ
  8. ゴムブッシングが外れている
  9. ロックナットの取り付け向きの違い・・・(窪みがあるほうを接触する)
  10. ねじなし管用ボックスコネクタの止めねじ切り忘れ・・・(頭を切る)
  11. バインド線の締め不足・・・(2回以上、巻いてひねる)
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作業のスピードがUP出来れば、見直し時間で気が付く内容ですね。

1-2.勘違いしやすい施工寸法|ケーブルの長さではない

技能試験の問題には、施工寸法が記載されています。

指定された寸法通りに施工するのですが、『配線器具の中心~中央』までの距離を示しています。

完成した寸法が指定寸法と比べて極端に違っていなければ、欠陥の対象にはなりません。

ただし、指定寸法の50%以内なら許容範囲です。

勘違いしやすいところは、あくまで器具と中央までの距離を指定しており、ケーブルの長さでないことを注意しておきましょう。

1-3.寸法の目安|手の大きさで測る

wata-siro
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手の幅でおよその寸法で目安をつかんでおきます。

作業効率が良くスピードUP出来ます。

1-4.ケーブルストリッパの使い方に慣れる

手先が慣れないうちは、電線の先端で怪我をしてり傷ができたりします。

wata-siro
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慣れてくるまでの間、薄い作業用手袋をして練習するといいですよ。

擦り傷

ケーブルストリッパは、被覆の剥ぎ取りが効率的に行えてとても便利です。

ホーザン VVFワイヤストリッパー P-958

電工ナイフを使うよりケーブルストリッパを使ったほうが断然スピードアップすることができるので、ほとんどの人がこちらを使っているはずです。

試験中は工具を持ち替える時間も惜しいので、機能が豊富なケーブルストリッパを使いこなせるようにしておきましょう。

wata-siro
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ケーブルストリッパでできることはたくさんあって、かなり万能な工具です。

その①切断する

刃の根元で切断する

刃の根元を使ってケーブルを切断します。

ケーブルはペンチを使って切断することも出来ますが、どちらの工具を使うかは工具の持ち替えが少なくて済むようにします(時間短縮を考える)。

その②計測する

計測目盛付き

工具に記載されている目盛りを使って、ケーブルの長さを測定します。

動作を瞬時に行って、計測していきます。

メモリがあるので正確に計測できます。

手の大きさを目安にする方法もありますが、どちらがいいか臨機応変に使いこなしていきます。

その③心線数と心線の太さを確認する

ケーブルの種類

ケーブルの断面をみると心線数がわかります。

ケーブルの太さは、外装被覆に記載があります。

ケーブルの太さに適合した場所

ケーブルの種類が適合している切断場所を使って、切断します。

間違った場所を使うと、被覆に傷が付いたり電線を切断したりして、失敗を招いてしまいます。

心線が見える傷
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重大欠陥は即不合格でしたよね!

気をつけましょう。

その④外装被覆を剥ぎ取る

wata-siro
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ここから使い方のポイントになります!

適合場所の穴にケーブルを入れて挟み込む際に、使い方を知っておくとうまく外装被覆を剥ぎ取ることができます。

ケーブルストリッパの柄の部分を見てみると、ばねが付いています。

ばねを活かして自然の力で握って切り込むと、上手に外装被覆が剥ぎ取れるようになります。

外装被覆を剥ぎ取るポイント

刃を拡大してみると、斜めの角度が付いていますよね。

これはえて角度をつけていて、心線の被覆に傷をつけないための工夫がされています。

直角に切り込むと被覆や心線に傷がついてしまうので、はじめから強く握らず加減しながら自然に切り込むように練習してください。

Point ! ばねの力を活かして使う

  • ハンドル部分を自然に切り込む
    ➜自然に刃先が傾くので、そのまま加減しつつ握っていきます。

ダメな例

  • ケーブルに対して直角にして強く握る
    ➜中の絶縁被覆に傷をつけてしまい、欠陥になりやすくなる。

被覆を抜くときは、強く握ったまま抜き取らないでください。

被覆を剥ぐ

握っている手を少し緩めてから、親指でケーブルストリッパの腹を押して被覆を抜きます。

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実際に工具を使って、感触を確かめてみてください。

強く握らなくても、するっと外装被覆が剥ぎ取れることが分かると思います。

その⑤絶縁被覆を剥ぎ取る

説明してきた外装被覆と使い方は同じです。

絶縁被覆の場合も刃の角度が斜めになっていて、中の心線を傷つけないように剥ぎ取ることが大事です。

絶縁被覆を剥ぐ

心線の剥ぎ取りは、工具の目盛りを活用して2cmを測ります。

目盛りを活用する
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心線を傷つけないように、上手に工具を使えるようにコツを習得しましょう。

まとめ 技能試験【 実践練習① 】  

最初の一歩は基本から

  • 重大欠陥(1つあると不合格)・軽欠陥(2つまで)を確認しておきましょう。
  • 施工寸法は、器具の中心から中央までの長さのことです。
  • 手の長さや工具の目盛りなど活用すれば寸法の目安が分かるので、スピードアップできる方法を使いましょう。
  • ケーブルストリッパの万納な機能を使いこなせるように、まずは使い方のコツを覚えましょう。
wata-siro
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技能試験の練習を始める前の、基本的な工具の扱い方について解説してきました。

技能試験では試験時間40分の間に、1つの作品を完成させなければなりません。

未完成だと重大欠陥なので、不合格になります。

コツをつかんでとにかく手を動かし工具に慣れることで、スピードアップできるようになります。

ケーブルストリッパの使い方を知らずに練習を進めていくと、雑な作業になってしまいます。

初めにしっかりと基本を押さえておくと、工具の使い方も様になってきて楽しくなります。

試験までの期間が短くて焦る気持ちもあると思いますが、まずは基本から学ぶことが近道です。

次の技能試験の実践練習②では、『器具に結線する方法』について解説していきます。

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これからもブログとTwitter で、DIY&リフォームを発信していきます。では!

独学!第二種電気工事士 技能試験|器具の連結 実践練習②  
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