古い家をDIYでリフォームしている、アラフォー女の木葉らんです。
サンルームは、日光の恵みが溢れている場所です。
特にサンルームを設置したい理由は、洗濯物を干す場所として利用する場合が多いのではないでしょうか?
最近では、大気中の汚染された物質に気を遣うことも増えてきましたよね。
屋外ではないのに、日光を浴びれる空間がサンルームです。
でも、季節に応じて「冬は震えるほど寒く」「夏は日差しが痛いほど暑い」と、極端な温度差を感じる場所にもなってしまいます。
サンルームが過ごしやすい場所になるためには、工夫が必要です。
DIYでも可能な対策としては、次の3つが効果的です。
①遮光カーテンを取付けること ②目隠しシート(UVカット)を貼る ③換気扇を取付けること、の3つです。
- サンルームの温度差対策
- 遮光カーテンをDIYで作って取付ける
- 目隠しシート(UVカット)を窓に貼る
- パイプファン(換気扇)を取付ける
サンルームには遮光カーテンを取付けておくと、ずいぶん室内温度が変ります。
専用のカーテンを特注する手間を省いて、市販の遮光カーテンを代用してDIYで作成してみました。
また窓に張るタイプの目隠しシートも、UVカットで光を遮るのでW効果があります。
どれもかんたんに実践できるので、おすすめです。
- この記事のポイント
- サンルームを快適にするための、3つの方法についてわかります。
- サンルームに憧れる人は多いですが、メリットとデメリットもあります。
- 洗濯物を干す場所として使う場合は、換気扇の設置も検討が必要です。
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サンルームは多くの人が憧れる理想的な空間
- SUNROOM(サンルーム)
- ・日光浴をするためのガラスばりの部屋。または、温室のこと。
・側面やドアなどはガラス素材の場合が多く、天井は半透明のポリカーボネート素材のものが多い。
1-1.憧れのサンルームのメリット
日中は日光を浴びながらのんびり読書したり夜は満天の星空を眺めてみたりと、想像しただけでもサンルームはワクワクした空間に思えてきます。
- PM2.5や花粉の多い日や雨天でも、洗濯物や布団等が干せるので安心です。
- 洗濯物に付着する害虫(カメムシ)を予防できます。
- 開放感のある気持ちいい空間になります。
毎日の洗濯のストレスが減ります。
メリット①天候や大気汚染に左右されずに洗濯物が干せる
サンルームの最大のメリットは、なんといっても洗濯物の心配事が減ることです。
午前中に晴れていても、突然の雷雨やにわか雨に見舞われることはよくあります。
そんな時も、慌てて洗濯物を取り入れる必要はありません。
外出するときでも何の心配もなく、安心して干しておくことが出来るのは本当に嬉しいですよね。
冬の風通しの悪い日は屋外に干したほうが乾きが早いのですが、そんな場合は換気扇を取付けて風を作ってあげると改善されると思います。
後半では、DIYで換気扇を取付ける方法をご紹介します。
大気汚染物質で注目されている高濃度のPM2.5や黄砂・花粉などは、人間の体内に入ると呼吸器系に影響があると言われています。
敏感に反応してしまうアレルギー体質のひとは、悩みの一つです。
天気が良いのに洗濯物や布団が干せないのは、もったいないですよね。
サンルームはガラス張りの密閉した空間なので、窓を閉めていれば汚染物質に侵されることはありません。
メリット②洗濯物を取り込む時に害虫(カメムシ)を予防する
カメムシが大量に発生する時期になると、洗濯物に付着していることに気が付かないで室内が異臭で侵されることがあります。
カメムシの発生時期は年に2回ほど。
5月~7月の産卵時期と、9月~11月に寒さをしのぐため、洗濯物を干すのに適した温かい場所と白物を好んで飛んできます。
サンルームがあれば侵入できないので、そんな臭いは心配ご無用です。
メリット③開放感のある気持ちいい空間
天気のいい日は、室内に惜しみなく日光が降り注いできます。
密閉した部屋に比べて日の光が多く入り、また外の景色も見えるので開放的な気持ちのいい空間になります。
お花や観葉植物などを増やせばお気に入りの部屋が出来てしまうので、温室としても人気の理由です。
1-2.憧れサンルームのデメリット
サンルームは良いこと尽くしだと思っていたら、実際はそうでもないことがわかりました。
メリットがあれば、デメリットもあります。
- 夏は室内が高温すぎて短時間しか居られない
- 冬は室内が寒すぎて過ごしにくい
- メンテナンスや掃除がしにくい
- 開放的にすると外から丸見えになる
ですがデメリットはうまく対策すれば、機能的に変わるので安心してください。
デメリット➀夏は室内が高温すぎて短時間しか居られない
夏ノサンルームは、本当に息をするのも苦しくなるくらい高温(40度を超える)になります。
真夏日の車内を想像したような暑さです。
側面やドアなどにはガラスが使われていますので、紫外線をたくさん浴びてしまうことになります。
換気扇を取付けてルーバーで風通しをしたり、日差しカット対策で緩和することが出来ます。
- 暑さ対策
- 換気扇を設置
- ルーバーで風通し
- 日差しカット対策(すだれ・シェード)
デメリット②冬は室内が寒すぎて過ごしにくい
冬のサンルームは、断熱材もなく隙間のある室内なので、屋外と変わらないくらいに寒さがあります。
風除けや雪除けにはなりますが、外にいるのと同じなので長時間滞在することはほとんどありません。
ただし天気の良い日中は、ポカポカと暖かく感じるので気持ちが良いです。
デメリット③掃除やメンテナンスがしにくい
サンルームを掃除するときに屋内は何とかなりますが、屋外の天井の汚れを掃除するのは難しいです。
ガラスや半透明のポリカーボネート素材なので汚れが目立つのですが、高所の作業なので無理して掃除すると事故の元です。
長年経過すると、パッキンが劣化して雨漏りなどのメンテナンスも必要になってきます。
隙間からの雨漏りには、防カビ用シリコーンシーラントでメンテナンスしましょう。
隙間が隠れるくらい、たっぷり重ね塗りすれば大丈夫です。
デメリット④開放的にすると外から丸見えになる
解放感や十分な日光を浴びるメリットの反面、外からは丸見えになるので防犯面に注意が必要です。
屋外からの通行人の視線が気になりますし、洗濯物は丸見え状態になってしまいます。
カーテンやシェードを設置したり、目線のある位置に目隠しシートなどを利用することで、すぐに対策が可能になります。
洗濯物を干す場所として、「テラス屋根」もあります。
つぎはサンルームのDIY実践編です。
サンルームDIY!目隠しでプライバシーで空間をつくる
この家には、4畳ほどのサンルームがあります。
私が幼少の頃はこの場所に池があって、鯉を飼っていました。
今は埋め立てられて、このサンルームが建っています。
サンルームという響きは良いけれど…
メンテナンスがまったく行き届いていないので、ゴミ箱に近いただの物置き場所になっています。
大袈裟ではなく、本当にひどい場所でした…。
2-1.激臭!?立ち入るのがつらいサンルーム
私の祖母は植物を育てることが趣味だったので、このサンルームで花を育てていました。
植物の肥料は臭いが強烈で、サンルーム内の気温が高くなると激臭がひどいです。
サンルームの状態
- 肥料置き場(植物の肥料)
- ゴミ置き場(不用品が乱雑に置かれている)
なので、入り口のドアを開けるには勇気が必要でした。
そこには「入るべからず」と暗黙の警告があったにもかかわらず…
入ってみたら、こんな恐ろしい場所だったなんて!? Σ( ̄ロ ̄|||)
使わなくなったモノが乱雑に放置されて、見事にゴミ箱化していました。
あんまりひどいので、サンルームの写真はオミセデキマセン。。。(*´>д<)
とにかく物を捨てて片付けていくうちに、問題が発生しました。
- サンルーム汚部屋の様子が、道路側から丸見えでみっともない。
- 天井はアクリル樹脂系のポリカーボネート板で、日光に包まれて蒸し風呂状態になる。
ここからはサンルームを改善していきます。
2-2.目隠しシートの装着
通行人の視線を遮るためとUV(紫外線)カットするため、目隠しシートを窓ガラスに貼っていきます。
私が使ったのは、「 DuoFire 【目隠しシート】 氷の花 (0.6M X 3M) 」という柄です。
色々な種類がありますので、好きな柄を選ぶことで気分も上がりますね。
目隠しシートの特徴としてUVカットがありますので、屋内側の日焼けによる劣化を遅らせてくれます。
- UVカット、有害な紫外線から守ります
- ガラスを通して入る大量有害な紫外線をカットします。
- 紫外線による家具や床材の変色・日焼け・劣化を守ります。
- 省エネ・節電
- 夏は涼しく冬は暖か、居住スペース内の快適空間を演出します。
- 外からの熱を遮断(遮熱効果)、あたたまった空気を外部へ逃がしにくくする「冬断熱」効果でお部屋の暖気を逃がしません。
シートを手にしてみると、厚みもあって丈夫だなぁと感じました。
窓の汚れを落として綺麗に掃除してからでないと、すぐに剥がれやすくなってしまいます。
中性洗剤を霧吹きに入れて拭くと、楽々です。
- 準備するもの
- 霧吹き
- 水切りワイパー or ゴムベラ(100均にあるものを利用)
- 雑巾
- カッター
- 長尺定規
- 中性洗剤(窓の掃除用に使用)
- セロテープ(フィルム剥がし用)
これだけ準備して作業に取り掛かれば、綺麗に貼ることができます。
- 貼り付け POINT !
- 水だけで迅速で簡単に貼り付けます。
- 何度でも貼ってはがせる再利用可能、長年にわたって、使用できるエコアイテムです。初心者でもきれいに貼れます。
- 接着剤・糊やテープを使わずに静電気の力で吸着するので、手で簡単にはがせ、剥がした時「跡」が残りません。
当然ですが、シートについた保護フィルムを剥がして使ってくださいね。
つるつるしたガラスであれば問題なく貼ることができますが、すりガラスのような表面がデコボコしたガラスには向いていません。
- 必ずガラスフィルムについた保護フィルム(不要なフィルム)を剥してください。
- 任意の滑らかな表面に適用できます。粗いまたは多孔性の表面には適用されません。
失敗しても貼り直しが可能ということで、実際に貼り直しをしてみましたが再利用可能でした。
- 作業のコツ
- 中性洗剤で窓を綺麗に洗浄しておく
- 霧吹きに水と少量の中性洗剤を混ぜて使用する
- 貼り付け後の気泡をゴムベラなどでこまめにとる
- カッターの刃は新しい切れやすい刃を使う
上の段だけ全部貼るのに、0.6M X 3Mを3個購入しました。
全部貼り終えるとプライバシー空間ができて、人目を気にせず安心して過ごせるようになりました。
- その後のレビュー(感想)
- 3年以上経過した後も、うまく貼れた部分は状態を維持できています。
- 窓の洗浄不足(ゴミが付着)だった部分やフィルムに折り目が付いていた部分は、角が剥がれてきました。
- カットする際に、切れにくいカッターを使うと折り目がついてうまく貼れなくなります。
- 窓を綺麗にしてから、再度貼り付けてみましたが粘着可能でした。
サンルームのUVカットや夏の高熱遮断に効果があると、実感できました。
人影はわかる程度で、顔の表情などはわかりません。
洗濯物を干しても、ほとんど気になりません。
屋外からも目隠しシートを貼った部分はプライバシーが守れるので、この商品を使ってよかったと思います。
2-3.天井カーテンを自作して遮高熱・UV対策
通りからのプライバシーは守られるようになったけど、天井からのプライバシーは???
家の周りは2階建ての家が多く、サンルームは2階から天井が丸見えの状態です。(ノд・。)
サンルームに洗濯物を干しても、天井からは丸見えでした。
これでは未完成なので、天井の目隠しもすることにします。
➀ 材料を揃える
まずニトリでレースカーテンを購入しました。
- レース レリア ホワイト
- 【100×198×2枚】 2,584円(税抜き)
紫外線UVカット81%で、外から室内が見えにくい加工
購入時のカーテンレースは、すぐに使えるよう白いプラスチックのカーテンフックが付いています。
これはここでは使わないので、取り外しておきました。
別途、取付け部品のカーテンレールランナーを準備します。
この商品は、カーテンの端にあるエンドキャップを取り外す必要が無く、取り付けが可能な点が人気です。
エンドキャップの取り外しや取り付けは手間がかかるので、簡単で早く利用可能なのが良い方にはオススメです。
カーテンレールランナーを取り外すためには、エンドキャップを取り外す必要があります。
ビス止めしているので、多少の手間がかかってしまいます。
こちらは、部品の内容量が多いので面倒でもコスパ重視の方にオススメです。
エンドキャップの取り外し&取り付けの手間は、従来通り必要になります。
カーテンワイヤー用クリップ
② レースカーテンを加工する
ニトリで購入したレースカーテン(横100×縦198×2枚)を、加工していきます。
⑴フック取付け部分の波々に加工されている縫い目を、全部ほどきます。
絞っている部分を解くと、布の間に薄いプラスチック型が入っているので、これは不要なので取り外します。
⑵カーテンレースは、2枚とも縦方向に対して半分にカットします。
横幅100mm ⇒ 横幅50mmにして、細長い帯をつくる感じです。
全部で4枚になりました。
⑶細長い帯にして、カットした部分がほつれない様に隅(すみ)をミシンでザクザク縫います。
ミシンがない場合は手縫いでもOK!です。(ほつれ防止対策)
最近はミシンが安くてパワフルなので、1台あると便利です。
もう少し高額の電子ミシンにしようかと迷いましたが、シンガー電動ミシン(型番:SN55e)を思い切って購入しました。
長い間気になっていたけど、中途半端のまま放置していたところが、これですっきりしました。
高度な機能を求めずシンプル縫いでも、十分に活躍するおすすめのミシンです。
③ レールに取り付ける
⑴カーテンレールランナーにカーテンワイヤークリップを取付けておきます。
天井での作業は高所になるので、手を上げて作業し続けるのは結構つらいです。
そこで、先に地上で出来ることをやっておくと、少し作業が楽にできます。
⑵レースカーテンの端にカーテンクリップを等間隔に取付けます。
レールにカーテンレールランナーを入れていくと…
完成! (* ̄∇ ̄*) ヤッタ~~~!!!
これで、サンルーム全体の目隠しが完成しました。日よけもOK!
開放的にしたい場合は、カーテンのように開閉が可能になります。
高所なので椅子や脚立を利用することになりますが、棒のようなものがあると便利ですね。
このサンルーム自体はまだ未完成ですが、細かいところは落ち着いてから手直しすることにします。(*’-‘*)
サンルームが目隠しできたので、やっと安心して過ごせる空間になりました (‘▽’*)♪
そんなに難しくないので、DIYでやれそうですね。
2-4.換気扇を取付けて風通しを良くする
サンルームの活用方法は様々ですが、「洗濯物を干すため」という目的の人は多いと思います。
最初にも説明した通り、サンルームは密閉した空間になるので風通しは良くありません。
窓やルーバーを開けておけば風は入りますが、防犯面が気になってしまいます。
それならパイプファン(換気扇)を取付ければ、解決します。
電気工事などややこしいことは面倒ですので、コンセントがあれば簡単に取付けできます。
DIYで換気扇を取付ける記事がありますので、参考にしてみてください。
私が購入したパイプファン(三菱V-08PXD)はとても静かで、「MINIMO」採用の風量アップ・省エネ化を実現したものなのでおすすめです。
- 正面はインテリアパネルになっていて、側面から吸気します。
- 電源は連結端子ですが、別売りのプラグコードを差し込むだけです。
- 24時間換気用ですのでスイッチ無です。
とても静かでおすすめです!
三菱パイプ用ファン V-08PXD7別売りのプラグコードはこちらです。差し込むだけでかんたんです。
本体にスイッチはありませんが、どうしても必要ならどこでも売っているスイッチ付き電源タップを使えばON/OFFができるようになります。
タイマーを点ければ、毎日決まった時間だけ作動できます。
風があると、洗濯物が乾きやすくなりますよ。
2-5.リショップナビでテラス・サンルームのリフォームをする
我が家にもテラスやサンルームが欲しい!
直射日光が当たると、物がボロボロになって傷みやすい。
屋内で植物を育てたい。
PM2.5や花粉を避けて洗濯を干したい。
テラス 例
サンルーム 例
テラスやサンルームがある家とない家では、日々の便利度が変わってきます。
毎日必ず洗濯をする人にとっては、テラスやサンルームは必須アイテムだと感じます。
また、アレルギー体質の人は洗濯物を外干しすると花粉やPM2.5などの大気汚染となる微小粒子状物質が付着するので、毎回気を使うことです。
そういった生活環境が改善されるといいのですが、今後も長く付き合っていかなければならないでしょう。
・どれくらい費用が掛かるのか知りたい
・自分の家に設置できるんだろうか?
テラスやサンルームが気になっているのであれば、一度リショップナビの見積りをして検討してみてはいかがでしょうか?
リショップナビでは、『 リフォーム事例 』を多数掲載しています。
リフォームしたい場所や費用など、参考にしてみて下さい。
\ リフォーム専用スタッフが丁寧に電話で相談!メールもOK! /