前回の記事

wata-siroです。
穏やかで安らげる家に住むことが理想です。
屋外の騒音問題に苦しんだり悩んだりしているなら、迷わず内窓(二重窓)を設置したほうがいいです。
私は騒音でかなり悩んでいて内窓を設置してみたら、その効果に驚きました。
効果は絶大なので、騒音に苦しんでいる人は是非やってみて欲しいです。
内窓を設置するまでの過程が分かりにくい部分があるので、なかなか踏み切れない人も多いのではないかと思います。
前回は、注文する方法を細かく説明しています( アラフォー女が一人で内窓『プラマードU』をDIY【騒音の悩み解消】注文編 )ので、こちらもご覧ください。
そして今回は、内窓を取付けていきます。
最後までご覧くださいね。
わたしの騒音対策はいくつか方法があって、
- 内壁を厚くする
- 内窓を設置する
- 換気口の隙間を埋める
この3つを試していて、今回は内窓(二重窓)をDIYで設置することにした。
注文をして商品が届いたら、梱包を開封してDIYで取付けしていきます。
内窓の設置は意外と簡単!騒音対策が目的だったのに、それ以外にもメリットがあって大満足。
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記事のもくじ
DIY内窓プラマードUを実際に取付ける
- STEP 1ふかし枠の取付け1×4材でふかし枠を作る。上下左右に取付けるだけ!
- STEP 2枠の取付け左右枠→上下枠の順にたわませながら取付ける。
- STEP 3障子=窓を入れる外障子(クレセント受け)→内障子(クレセント錠)の順に吊込む。
- STEP 4戸車・クレセントの調節かかり代の範囲をみて、戸車調整する。
- STEP 5はずれ止めの取付け障子脱落防止のはずれ止めを取付ける。
- STEP 6内窓取付けの完成!簡単すぎるので、あっという間に取付け完成!
内窓の受取り【 具体的な受取り手順 】
前回の【 注文編 】からの続きです。

内窓の受取り方法は以下の2つ。
- 運送会社の最寄り営業所まで取りに行く
- 自宅まで配達してもらう
最初に腰窓を注文してとても満足したので、次の機会に掃出し窓を注文した。
①と②の受取りをどちらも経験したので、その流れと気になった点は次の通り。
腰 窓・・・ 最寄りの営業所に取りに行く( 普通車のトランクに入った )
掃出し窓・・・ 自宅に配達してもらう( 普通車のトランクには入らない )
① 運送会社の最寄り営業所まで取りに行く
荷物の出荷と営業所の到着は、お問い合わせ番号があればリアルタイムで確認できる。
西濃運輸
内窓を注文するときに、最寄りの営業所留めを希望しておいたので、到着メールが届いたらいつでも受取り可能。
営業所内での受取り時間は24時間OKだけど、念のため最寄りの営業所の受付時間を確認して行くほうが良い。
※ 土日祝日は24時間受取り可能ではない営業所もあるので、要確認を。
- 本人確認ができる身分証明書… 受取り時に必ず提示を求められるので、本人確認証明が出来るものを持参する。
- 滑り止めの手袋(軍手)… 段ボールで梱包されており、重量があるので滑りやすい。滑り止め加工されている軍手が良い。
- 毛布など緩衝するもの… クルマで搬送中に衝撃でガラスが割れないように、毛布などで角をぶつけないようにしておく。トランクルームの床がフェルト素材の場合は、ブレーキの際に段ボールごと商品がズレ動くので、気を付けて運転する。
営業所に到着したら身分証の確認と受取りのサインをする。
作業員さんがすぐに対応してくれて、車の中に搬入してくれた。
クルマの運搬中では、赤信号のブレーキの度に商品が動くので、急ブレーキにならないよう注意して運転する。
クルマから荷降ろす際は、自分で気を付けながら家に搬入する。
重くて滑りやすいので、滑り止めの軍手を着用して運ぶ。
搬入作業~開封
注文した腰窓の荷物の重量は10.7kg、1コ口なので重い。
一つの梱包の中に、腰窓2枚分と枠のすべてが梱包されている。
慌てずゆっくりやれば一人で運ぶことは可能だけど、出来れば補助者がもう一人いると安心。
段ボール内の梱包は、4角に段ボールの緩衝資材が付属して、さらに全体にプチプチが巻かれている状態。
開封後の検品
開封した時点で、破損や割れがないか一通り確認する。
注文時の注意事項では、お届けから3日以内の検品連絡でないと対応できないと記載あり。
② 自宅まで配達してもらう
中大型商品については、日時指定が出来ない。
西濃運輸:お届け状況確認
最寄りの営業所に到着したら、最寄りの営業所に電話して配達日を決める。
平日の配達で、大まかに午前中か午後の範囲になると言われる。
ドライバーは大型商品でも大抵一人で配達してくる。
万が一を考えて、商品や家のフローリングなどに傷がつくかもしれないので、不要な毛布を床に置いたりと準備しておく。
配達時間前に、ドライバーからの電話連絡がある。
配達時に不在になる事が一番迷惑を掛けるので、いつでも連絡が出来る状態にしておく。
注文した掃出し窓の個口数は、大きなガラス2枚分が別梱包になっており、枠だけの梱包の3コ口になる。
梱包は丁寧に開封する。
カッターを使う場合は、刃を深く入れるとすぐ商品に当たるので気を付けて使うこと。
段ボールや緩衝材(プチプチ)は大量にゴミになるけど、大きなサイズの段ボールはペンキ塗りや色々な作業時に活躍する。プチプチは必要な時のために、再利用できる。
ここまでは、注文して届くまでの内容。
ここからは、内窓を実際に取り付けていく。
取付けのイメージはこんな感じで、実際にやってみても本当に簡単に取付けが完成してしまう。
内窓の取付け【 実は注文するより取付けが簡単 】
用意する道具
- 電動ドライバー
- +ドライバー(手締め用)
- ふかし枠用の木材(1×4材を3本)とビス
- メジャー
- 滑りどめの手袋
- 下穴用ビット
STEP 1 :準備編【 ふかし枠の取付け 】
ふかし枠の取付けは超簡単。
そもそも、壁を厚くしていたので窓枠はこんな感じになっている。
なので、窓枠を作っておいた。
これが、わたしの超簡単な自作のふかし枠となる。
壁を厚した分の土台があるので、1×4材をビスでしっかり固定出来た。
窓台が水平になるように設置する。
注文した窓のサイズ
枠の色
準備した材料は、SPF材の1×4を3本購入。
窓台寸法の必要サイズは73mmなので、幅が89mmあるこの1×4材を使えば問題なく足りる。
SPF材はホームセンターに行けば必ずあるので、手に入れやすい。
ちなみに2×4材のサイズも、38mm×89mm×1820mm(6フィート)なので幅が89mmある。
出来る限り、反りのない真っ直ぐの板を選んで購入する。
STEP 2 :枠の取付け
ここからは、樹脂製の枠を取付けていく。
取付け枠は、全部で4本。
左右の順番、上下の順番はどちらからでも良い。
左右の縦枠を取付ける

付属のビスで、ネジ締めする
下穴があると、真っ直ぐにネジが入っていく。
この手間を惜しんではいけない。
電動ドリルを使った場合、締め付け加減が難しい。
- ネジが枠に食い込んでしまう プラスチックの枠が割れたり歪んでしまう。
- ネジ山が潰れてしまう やり直しが出来ない。
上下枠を取付ける
上下枠③と④の区別が分かりにくいので、間違わないようにする。
④下枠 溝が浅い柔軟性のあるほうの枠
枠の取付けが出来たら、次は窓本体を入れていく。
STEP 3 :窓を入れる(吊込み)
内障子 クレセント錠 があるほうの障子=窓
室内側からみて、奥の上枠に外障子を掛けて下枠に吊込む。(①→②→③の順にする)
内障子も同様にして、奥の上枠に内障子を掛けて下枠に吊込む。(④→⑤→⑥の順にする)
上枠と障子のかかり代の確認と調整
内障子上部に、赤色表示が見えないことを確認する。
赤色表示が見える場合は、開口の狂いが許容範囲を超えている状態。
赤色表示が見えなくなるまで、戸車調整で障子を調整する。


STEP 4 :戸車・クレセントの調整
- 建付調整は、戸車の高さを調整することで行う。
- 出荷時は障子(=窓)が下がった状態になっており、それ以上は下がらない。
- 開閉操作が重い、窓上の赤色表示が見える場合は戸車調整する。
- 施錠がスムーズに出来ない場合、クレセント調整する。
- トリガーを指で押さえながら、クレセントを中間位置まで回す。
- クレセントの上下カバーを外す。
- ネジを緩め上下に動かして調整する。
- 調整したら、必ずネジを締めてカバーを元の位置に戻す。
オプションの戸先錠を選択した場合、正常に作動するか確認する。
窓を閉めると自動で戸先錠カマが錠受にかかり、施錠状態となる。
戸先錠が掛かりにくい、または掛からない場合は、錠受の調整を行う。
- 錠受取付ねじを緩める。
- ライナーを錠受とたて枠の間に差込む。(ライナーは2枚まで)
- 必ず錠受取付ねじをしっかり締める。
STEP 5 :はずれ止めの取付け
- 上枠と内障子上端との距離=A を測定する。
- Aの距離に応じて、はずれ止めライナーの枚数を追加する。
- はずれ止めは、内障子側に取付ける。
- 上枠に加工穴が開いているので、下穴を開けた後に付属の丸木ねじではずれ止めを取付ける。
- 開閉確認後、内障子が「障子の吊込み」の逆の手順ではずれないことを確認する。
- 内外障子の上端と上枠のかかり代が、5mm以上であることを確認する。
かかり代は、上枠と障子の上端から重なっている部分の距離のこと。
もっと簡単に言うと、上枠とコの字で引っ掛かっている部分の長さ。
かかり代が短いと障子が外れて障子脱落の恐れがあるので、問題がない事を確認する。
内窓取付けの完成
内窓の取付けは、ハッキリ言って簡単だった。
注文時に正確な実測さえしておけば、取付け時に細かい調整をしなくても済む。
簡単すぎるので、業者に依頼するのは本当に勿体ない。
注文時に、クレセント錠の取付位置を標準にしていた。
既存のクレセント錠と少しずれているけど、何の問題もない。
もし気になる場合は、注文時に クレセント錠を取付ける位置を指定 しておく。
内窓の効果を検証【メリット&デメリット】
取付けが簡単すぎて興奮していたら、さっそく防音効果が気になってしまった。
内窓を閉めている状態で感じたのは、なんか無音になった気がすること。
そこで、内窓を開けてみる。
屋外で特に騒音が無い状態でも、なにかしらざわざわとした音が発生していることに気が付いた。
再び、内窓を閉めてみる。
シーーーン、とした感じ。
おおっつ!!!
この差はスゴイ!
初めての内窓の設置で、衝撃的な防音効果を感じることが出来た。
内窓の設置から1年以上経過した感想
前回の記事の、内窓のメリットとデメリットについて。
内窓を設置してみると、防音効果以外にも様々な変化があった。
- 防音効果
- 遮熱・断熱効果
- 結露防止
- 防犯抑制
- 耐風効果
- DIYで取付け可能
- 換気するときに、窓の開閉を2回しなければいけない
- サッシの掃除が狭くてやりにくくなる【許容範囲】
防音効果【 雨音が聞こえなくなった 】
窓のすぐ前に雨除けのカーポートの波板があって、雨音がボトボトと聞こえていたのに、全く聞こえなくなっている。
屋外からの色々な雑音があったはずなのに、意識しないと聞こえにくくなった。
というのも、この部屋の窓は複数あるので、すべての窓に内窓を設置した場合かなり最強だと思う。
内窓を設置した窓からの音は遮断できても、それ以外の窓からは防ぐことは出来ない。
この防音効果を実感したら、他の窓にも内窓を設置したくなる。
遮熱・断熱効果【 部屋が冷えている 】
いつもの夏は窓からの熱気が侵入してくるので、本当に暑い!
ところが、内窓を設置してからの変化は明らか。
窓に手を当ててみると、ひんやりしている。
だから、室内への断熱の効果がはっきりわかる。
いつもならクーラーを入れても、冷たい空気が抜けて何となく暑い部屋だったのに・・・
部屋が冷えてる!?
結露防止【 魔法瓶/部屋が暖かい 】
いつもの冬は激寒で、冷たい空気がとめどなく部屋の中に侵入してくる。
寒すぎるので、ガスファンヒーターとストーブを併用している。
内窓を設置したのは北窓。
床が冷たすぎてつま先立ちして歩いていたのに、床下と内壁の断熱、内窓をDIYしてきた甲斐があった。
ストーブを付けていても膝だけ暖かくて、顔は寒かった。
部屋が魔法瓶になっている!?ずっ~と暖かい。
隙間だらけで空気が抜けていたから結露は無かったけど、内窓を設置しても結露は無い。
防犯抑制・耐風効果【 台風にも強い 】
正直言って、この家の窓はかなり貧弱すぎる。
クレセント錠をかけても、窓本体ごと浮きあがるので隙間があるのは言うまでもない。
窓を割って泥棒が侵入してきてもおかしくないけど、金目のものは無いので未だ無事。
内窓を設置したことで、外から見た時に内窓があるとうっすらわかるので、防犯の抑止になっているのかもしれない。
一番不安に感じていたことは、台風の時に風圧で窓が割れてしまうんじゃないかと、いつも怯えていた。
内窓の設置で既存窓の間にできた気密によって、台風などの強い風圧や外からの飛散物の回避が出来るようになった。
この点は安心できるので、とても心強い。
窓の開閉を2回する【 むしろ喜んでしたい 】
換気をしたり窓を開ける度に、クレセント錠を2回操作して窓を開けることになった。
今までのデメリットを考えたら、窓の開閉を2回したところでデメリットという意識にならない。
内窓の開閉はスムーズで綺麗に閉まるので、むしろ喜んで開閉したい気分になる。
サッシ・内窓の掃除【 掃除機で解決 】
サッシの掃除は、少し狭い部分は掃除機のノズルを伸ばしたりとうまく利用すれば問題ない。
内窓は雨風に当たることが無いので、比較的綺麗な状態を維持できる。
内側の窓を乾拭きすればいいので、面倒な掃除というわけではない。
騒音問題で悩んでいるなら、迷わず内窓を設置してみる【前向きな決断】
内窓DIY、いかがでしたか?
注文がしっかりできていれば、あとは商品を信じて取付けるだけです。
実際に取付方法で難しいことはないし、やや重いですが女性でも取付け可能です。
内窓の効果を知ってしまったら、もっと早くに知っていたら良かったなと後悔しますよ。
特に騒音問題は、長期にわたってなかなか解決しない場合が多いです。
心が疲弊してしまうと、元の状態に戻るのが難しくなってきたりしますよね。
賃貸で引っ越しが可能なら、それもありです。
持ち家の場合、簡単に家を手放せませんが、内窓を設置してみる価値はあります。
現状を維持し、我慢し続けるのは勿体ない。
あなたの時間をもっと素晴らしい時間に使いましょう。
それでもやっぱり自分には無理じゃないかなとまだ思っているなら、もう一度私の記事を読み返してみてください。
注文から取付けまで難しい事はないので、大丈夫です。
どうしても難しい場合は、業者依頼も選択肢の一つです。
無料見積もり リショップナビ
私も最初は不安でしたが、一度やってみたらわかります。
簡単すぎて、もう3回購入しました。
貴重な人生を騒音で消耗するのは、私の価値観では勿体ないと思うから。
大きなリスクを背負う前に、小さなリスクを取ってみることのほうが前向きになれます。
是非、チャレンジしてみてください。(^^)/
というわけで、今回は以上です。
内窓の設置は、DIYの中でも効果をすぐに実感できます。
こんなに効果を発揮するなら、早く知りたかった!というのが正直な想いです。
まだ不安だなと思うなら、まずは1部屋小さい窓から始めてみてはいかがでしょうか?
次回は、内窓の中でも大きな掃き出し窓のDIY設置について解説します。
【和室の内窓DIY】アラフォー女が『プラマードU』を取付ける|掃き出し窓編
これからもブログとTwitter で、DIY&リフォームを発信していきます。では
おすすめ>>> 「内窓DIY」にチャレンジしようと思っているあなたに『おすすめアイテム』です。
内窓を取付けたい窓の寸法を採寸する。
W幅・H高さを少なくとも3ヵ所採寸する
【H1~H3のうち最小値 】H1= 855mm H2= 857mm H3= 857mmの場合 H= 855mm
ミリ単位での数値なので、最低2回は採寸し直す。
※ W1~W3・H1~H3のそれぞれの計測の差が3mm以下であること。
幅W1501~2000mm 高さH801~1200mm を選択する。
複層ガラス
単板ガラス
2枚建/引違い窓/単板ガラスの各サイズ ( ※ 取付けるサイズを選択 )
※もとの説明に戻る場合は、こちらからどうぞ もどる
わかりやすい注文方法の解説をご覧ください。
3-2. 注文時の選択手順【 初心者にもわかりやすく解説 】こちら
DIYに限界を感じたら、業者見積もりしてみる
自分でDIYしてみて、限界を感じることもあります。
素人なりの知識では、足りていないことがきっとあるはずです。
そんな時は、リフォーム業者に任せることだって賢い選択になります。
居心地の良い家にすることが最終目的なら、素直にプロに委ねてみてもいいかなと思います。
最後まで私のブログを読んでくださって、ありがとうございました。
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