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【 駐車場つくり】障害がいくつもあって車を停められない!?狭い駐車をDIYでコンクリート舗装していきます!
古い家をDIYでリフォームしている、アラフォー女の木葉らんです。
もともと狭い庭なので、この家の駐車場は普通車がギリギリ入る程度の幅しかありません。
赤土は雨が降って湿るとタイヤに付着するので、入口の道路に汚れたタイヤ痕が残ってしまいます。
元々物置きがあったコンクリート部分は少し狭く、周囲が赤土なので周囲をコンクリートで舗装していきます。
軽自動車なら余裕で入るのですが…
普通車を駐車するには狭いので、可能な範囲で駐車スペースを広げていきます。
- 駐車場の【横幅】を広げる
- 駐車場の【出入口】の赤土をコンクリート舗装する
- 駐車場の【奥行き】を広げる
①横幅を広げる
②出入口の舗装
③奥行きを広げる
材料を準備するところから始めます。
セメント・砂・砂利は比較的安価なのですが、重さがあるので運搬するのはひと苦労です。
一人で初めてのコンクリート打ちをしてみましたが、これが結構な重労働でした!
- この記事のポイント
- DIYでコンクリートを敷いて、駐車場の幅を広げていきます。「固まる土」も利用してみたので、その比較も紹介します!
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駐車場が狭い!DIYで駐車スペースの幅を広げる|コンクリート舗装
この家の駐車場に、3ナンバーの普通車を駐車してみました。
車検証で車のサイズを確認すると、縦幅は4410mm、横幅はは1740mmとなっています。
恐ろしいことに、もう少しでボディーを岩で傷つけそうになりました。(*゚ー゚*)ナンテコトダ…
よこ幅・たて幅 共にスレスレ状態。
標準的な駐車場のスペースは、1台当たり縦幅5m・横幅2.5mと言われてます。
駐車場が出来たとはいえ、実際に駐車するためにはまだハードルが高いようです。
斜めに駐車しているように見えますが、これが道路に対して真っ直ぐの状態なのです。
隣家との境にある壁は、出っ張った土台部分があるため邪魔になっています。
これって、ホントに必要なの???
ギリギリ駐車は出来るのですが、何度も切り返したり夜間は見えにくいのでぶつけてしまうのは時間の問題かもしれません。
この土台が無くなって広くなれば、余裕で駐車できると思うんだけどなぁ-。
土台の中は赤土が入っているだけなので、ドリルがあれば簡単に壊せそうです。
ここは課題…(・Д・`)
では、これから行うコンクリート舗装の手順を紹介します。
- DIYで駐車場をコンクリート舗装する手順
- 庭石を撤去する
- 庭土を撤去する
- コンクリート舗装する
- 固まる土を使う
どれも単純な作業なのですが、体力を消耗するので体調の良いときに行います。
1-1. 庭石を撤去する|バールを使う
縦幅の奥行きが短いため、駐車した時にバンパーが庭石に接近してしまいます。
結構スレスレなのでヒヤヒヤします…。
いつも手前でピタリと止まれる自信はありません。
こんな場合は、コンクリートに車輪止めを設置すれば決まった位置で停止できます。
これをコンクリートに固定するために、ハンマードリルを使ってコンクリートドリルビットを装着し穴を開ける必要があります。
続いてアンカーボルトを地面に挿入して、抜けないように取付けます。
あとは、ボルトなどで本体を固定すれば動きません。
- コンクリートに固定する方法
- ➜アンカーボルトを地面に挿入して、固定します。コンクロートに穴を開けるため、ハンマードリルやドリルビットの準備が必要です。
今回はもう少し縦幅を広くするために、庭石を撤去してみることにしました。
シャベルを使って赤土を掘る、掘る、掘りまくるのですが…!o(*・ロ・*)o オリャ~
えっ!?石はビクともしない…
石は少しも動きませんでした。
すぐ近くに植木があるので、土の中には根が張っていて土の撤去に時間がかかりました。
ヘトヘトに疲れ果てたところに…
父が様子を見に来て、アドバイスをくれました。
こういう時はてこの原理を使って。バールを持うといいよ。
なるほど!了解。
急いでバールを取りに行き、グイグイとやると庭石が動き出しました。(o゚▽゚)ヤッタァ-
それから、また赤土を掘っての繰り返し。
一番大きな庭石をゴロンと動かすことが出来ました。(^O^)ヤリマシタ!
人間が持ち上げるのは絶対無理なほど重い岩でしたが、「てこの原理」は素晴らしいですね!
即興で作った手作り台車に転がしながら載せて、邪魔にならない場所に移動させました。( -_・)ジャマダケド…
いやぁ~、腰が抜けるかと思った。
この岩はかんたんには動かせないので、次に運ぶ際は砕いて運ぶしかなさそうです。
庭石を撤去したら、雨などで赤土が流れ落ちてくる恐れがあるので、ブロックで土留めしておきます。
車のバンパーがブロックにぶつからないように、わざと低くしておきました。
庭石を取り除いたことで300mmくらい後ろに下げることが出来たので、長さの問題はクリアしました。
将来は車が2台停められるように、奥にもう1台分の駐車場を広げていきたいのですが…
この家の庭木を伐採する日がいつになるか、今は想像できません。
とりあえず横幅もあと300mmくらい広げれば、少し余裕が出来そうです。
1-2. 庭土を撤去する|ジモティーで知り合った、数年ぶりの再会
掘りおこした赤土は散乱し、土嚢袋に詰めていくと山積みになってしまいます。(*>ω<*)ヒィ
そこへ、真新しい軽トラックが到着。
こんにちは!ご無沙汰しています。
こんにちは!お待ちしていました。
3年前、土を処分する際に土嚢袋120袋分を持って行ってくれた夫婦に再会しました。
あの時土を引き取ってくれたS夫婦と、また再会するとは思ってもいませんでした。
今回もジモティーで「赤土をもらってください」と投稿した際、メールのやり取りですぐに気が付いた私。
” 以前お世話になりました。Sさんですよね? ”
ジモティーではハンドルネームでやり取りをするので、いまいちピンと来ていないみたいで・・・
” 前に土を持って行ってもらった 〇〇(木葉らん)です。”
何度かやり取りするうちに、わかってくれたようでした。(*´﹀`*)ヨカッタ
そして、今回もまた土を持って行ってもらうことになりました。
S夫婦「いや~、またこんな風に会えるなんて。縁があるねぇー。」
本当に、びっくりしました。
まだ、リフォームしているの?
はい、そうなんですよ~(笑)
出来たばかりの駐車場に、Sさんの軽トラックを停めてもらいました。
軽トラックなら、この狭い駐車場の幅でも楽々に駐車できます。
普通車だったら狭いけど、軽自動車なら余裕なんだなぁ~。
あるだけの土嚢袋を荷台に積み込んでもらい、今回も不要な産業廃棄物を無料で処分できました。
そのお陰で、少し庭が片付きました。
S夫婦の自宅では、趣味で畑仕事をしているそうで。
今は定年後の余暇を夫婦で楽しんでいるということでした。(´∪`*)ステキ
今度、うちにも遊びに来てね!
わたしのDIYを応援してくれて、お別れしました。(´・∀・`)ノサヨナラ~
庭をいじると不要な土が出るので、処分が大変ですね…。
いよいよ作業を開始します。
1-3. コンクリート舗装する |施工前の準備が重労働
駐車場の横幅を少しでも広げるために、板を置いている部分をコンクリートで舗装しようと思います。
赤土がある入口もコンクリート舗装していきます。
手順は次の通りです。
手間のかかる作業が多いので、段取りよく進めていくことが大事です。
体力を消耗するので、涼しい時間帯または時期を選んで作業するのがおすすめです。
翌日の筋肉疲労は覚悟してください。
駐車場の土間はコンクリート仕上げ【 モルタルとの違い 】
コンクリートとモルタルは似ているのですが、含まれている材料に違いがあります。
どちらも「セメント」が主成分で、モルタルには「砂利」がありません。
- モルタルの材料と比【 セメント:砂=1:3 】
- セメント25kg:砂72kg(18kg×4袋)+水(セメントの半分)
- コンクリートの材料と比【 セメント:砂:砂利=1:3:3 】
- セメント25kg:砂72kg:72kg+水(セメントの半分)
モルタルに比べてコンクリートの方がトータルのコストが安くなります。
同じセメントの量でも、単価の安い砂利が加わることで、たくさんのコンクリートがつくれます。
広範囲で利用したい場合は、砂利を含めたコンクリートをつくるほうが一般的です。
モルタルはセメントの比率が高いので、コンクリートよりも強度が高くなります。
一方でひび割れをしやすいデメリットがあるので、建物の大きな部分には使われず目地などに利用されます。
砂と砂利の違いは、直径のサイズで判断します。
直径の基準は、5mm以下が細骨材(砂)、5mm以上が粗骨材(砂利)と言われています。
- 砂は別名「細骨材」と言われて、直径5mm以下の砂を指します。
- 砂利は別名「粗骨材」と言われて、直径5mm以上の砂利を指します。
コンクリート舗装に必要な材料と道具【 セメントは強アルカリ性 】
必要な材料を買い揃えるためホームセンターに行くと、生セメントは1袋25Kgもあるので一人で抱えるのはさすがにつらいです。
外構のDIYは基本的に重労働なので、無理をすると体に支障をきたします。
重い荷物を運ぶときは「作業のコツ」があります!
- 重い荷物を運ぶコツ
- 重い荷物を持つ際は、目線を前に向けて腰をしっかりおろし、荷物はなるべく自分の体に近づけ、膝と腰の力を使って真上にあがる感じで立ち上がりましょう。
準備したのはコンクリートの材料で、【生セメント】と【砂利】と【砂】です。
袋に必要な材料と配分が書いてあるので、参考にしました。
材料だけでなく、道具も必要なので準備しておきます。
- 準備するもの
- 【材料】生セメント、砂、砂利、水
- 【道具】トロ舟、ショベル、木枠、左官コテ、作業手袋(ゴム手袋)
コンクリートの割合 【 セメント:砂:砂利:水 = 2:6:6:1 】
作業前の注意があります。
セメンとは強いアルカリ性なので、直接触れると手荒れを起こし、皮膚が元に戻るまで時間がかかってしまいます。
セメントを扱う際は、手袋を必ず装着して作業をします。ゴム手袋がおすすめです!
またアレルギー体質の人は特に注意して、マスクや服装にも気をつけておきましょう。
駐車場の横幅を広げる【 手練りでコンクリート作成 】
①土を掘る
コンクリートに厚みがないと車の重量に耐えられず、割れやすくなります。
深さが必要なので、シャベルを使って土を掘っていきます。
深さは最低でも100mmは必要です。
②木枠をつくる
厚めの足場板で、型枠をつくっておきます。
コンクリートは固まる前は緩いので、枠がないと流れてしまいます。
この木枠の中には、ブロック塀を解体した時にでた廃材も一緒に入れました。
鉄筋やゴロっとした石など処分に困っていたものですが、赤土の上に満遍なく並べます。
木枠の支えに、ブロックを使いました。
③材料を混ぜる
コンクリートの割合 ➜【 セメント:砂:砂利:水 = 2:6:6:1 】
トロ舟の代用で、衣装ケースを使っています。問題なく使えました。
まずは、セメントを投入します。
つぎに、砂(細骨材)を投入して軽く混ぜます。
砂利(粗骨材)を投入します。
畑作業用の鍬があれば、使いやすいのでおすすめです。
ここまではまだ体力があったので、すんなり工程が進みましたが…。
ここからが地獄の始まりです。
水を投入すると、一気に腕が動かなくなってしまいました。
水分を吸収した瞬間から、急にG(重力)が加速していきます。
それでも万遍なく混ぜ合わせるために、ひたすら畑仕事みたいに耕していくしかありません。
水加減は慣れるまで少し難しいのですが、柔らかすぎても硬すぎても良くありません。
季節によって水分量を適度に調整して、表面から少し水が出るくらいで均すとちょうどいい感じになります。
水が多すぎると全体のバランスが悪くなって重さで砂利が沈み、表面はツルツルのモルタル仕様になってしまいます。
➜ 水分が多くなるともろくなり、ヒビ割れの原因になります。
④枠に流し込む
必死に練ってコンクリートをつくっても、厚み約100mmでたったの1/3程度しか埋まりませんでした。
今回使った材料は、生コンクリ半袋分でした。
材料費はそれほどかからないにしても、中途半端な気持ちでは手練りはできません。
生コンクリ半袋使っても、たったのこれだけしか作れません。
⑤コテ均し
コンクリートは重みで沈んでいくので、少し厚めにたっぷりの量を流し入れておきます。
左官で使うコテをつかって、表面を均しておきます。
このままでは人が歩くと滑りやすくなるので、半渇きの頃にあえて表面に傷を入れます。
掃除用ホウキの先を使って、表面を削ってザラザラにしておきます。
このような床の滑り止め加工を施していないと、表面はツルツルになるので危険です。
ひと手間ですが重要なポイント!です。
- 今回使った材料
- セメント 1/2 袋分・砂・砂利・水 … ( セメントに対応した比率 )
セメント半袋(約12.5kg)を使って、コンクリートは1000mm×300mm×100mm程度しか作れません。
つまり、広範囲で使用する場合は材料をもっと準備する必要がります。
練る作業においては、かなり大変になることを覚悟しておかなければなりません。
コンクリートを作る手間を軽減するための道具があれば、短期間でも可能です。
ドラム式の撹拌機(ミキサー)は絶対に必要ですね!
強度を高めるためには、コンクリート内の気泡を抜くことが大事です。
コンクリートを流し入れた後は、しっかり乾燥させます。
季節によって乾燥時間の差はあるのですが、24時間経過すれば人が歩くことが出来るくらい表面は乾いて固まります。
重量のある車を出し入れする駐車場の場合、約2週間しっかり乾燥させて硬化するまで待つのが基本だそうです。
出入口のコンクロートも施工しましたが、大変でした。
段差のある所に、ゴム製の段差プレートを敷いています。
1-4. 固まる土を使ってみる|かんたんで使いやすい!
固まる土は、コンクリートよりもかんたんに施工できることが大きな特徴です。
排水路としての道をなだらかに作りたかったことと、赤土のままだと汚れが目立つので狭い範囲に使ってみました。
固まる砂を厚み50mmにしてぎっしり敷き詰めて、ブロックなどで転圧します。
地面がしっかり固まったら、水をたっぷり均等にかけて待つだけです。
- 駐車場に最適 超硬い固まる防草砂 15kg
- 水をかけてから約3日~1週間で固まる、駐車場に最適な固まる防草砂です。
水をかけるだけなので、施工が楽々です。耐久性に優れ、水はけがよいです。
固まる土を敷いた部分は、排水路として流れるようにしています。
水分を吸収しやすいので、普段雨が降っても乾きが早いです。
固まる土はコンクリートよりもコストが高くなりますが、施工が簡単です。
しかも自然な感じに仕上がるので、庭の演出などでも手軽に使えそうな気がしました。
雑草について気になっていたのですが、数年経過後も全く雑草は生えてきません。
今回の施工では表面はガチガチでしっかり固まっていて、ひび割れはありません。
ホウキで掃くとは、表面の砂が少し削れる程度です。
- 固まる土がおすすめ!
- 施工がとてもかんたんです
- 頻繁に人が通る場所でなければ長持ちします
- 滑らないので安心です
- コンクリートと違って自然な感じに仕上がります
狭い範囲で使いたいなら、固まる土はとても使いやすいです。
まとめ DIYで狭い駐車場にコンクリート舗装
DIYで駐車場をコンクリート舗装する場合、材料を練る作業が大変なので施工できる範囲は限られてしまいます。
庭に駐車場や土間をつくる場合は、生コン搬入をするか本格的な道具を揃えてやる方法も検討してみてください。
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道具 | トロ舟 | ショベル | 鍬 | 左官コテ | 作業手袋 |
特徴 | 壁材・コンクリート混ぜ作業 | 木柄 剣型 | ステンレス製なので錆びにくい | ステンレス製 中塗コテ | 片面コート手袋 ゴム張り |
サイズ | 容量60L 410×715×207mm | 軽く設計 約825mmと 一回り小さいサイズ | 全長920mm 先端175×160mm | 全長180mm 厚み1.2mm | フリーサイズ |
質量 | 3.1 kg | 1.02 kg | 720g | 142g | 110g |
値段 | 1,544円 | 1,036円 | 1,918円 | 675円 | 448円 |
リンク先 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
体力あるがっちり筋肉系男子か複数人で、一気にやるほうがいいと思います。
まず ①材料調達 ②土を掘る ③材料を練るの作業をする、体力と時間がかかるからです。
短時間で大量に作りたい場合は、撹拌機があると時間短縮できます。
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道具 | パワーミキサー M-80S | マキタ 撹拌機 UT1305 | ミキサードラム COM-130 | マキタ バイブレータ VR350DZ |
特徴 | 最適カクハン量:8.0kg /高粘度(生コン)用 | 回転数:1,300回転/分 消費電力:850W | ドラム容量130L 練上量65L ドラム角度360度14段階 | マキタ 充電式18V 作業深さ730mm |
サイズ | 全長430×全幅直径80mm | 最大羽根径:165mm 全長:942mm | 梱包箱サイズ840×710×610mm | 梱包箱サイズ 1110x 260 x 125mm |
質量 | 350g | 3.2kg | 53.5kg | 3.2kg |
値段 | 1,569円 | 18,857円 | 38,410円 | 21,040円 |
リンク先 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
はじめての人は、まず狭い場所でチャレンジしてみてください。
費用がかかっても手間をかけたくない場合は、固まる土を使うと簡単です。
固まる土は人が通らない場所に使用すれば使い方によってはアクセントになり、使い勝手が良い商品です。
しっかり厚みを守って施工する点は重要です。
今回はDIYで狭い駐車場を広げてみました。
初めてのコンクリートつくりはかなり過酷で、正直疲れました。
もしやるなら季節の涼しい時期を選ぶことと、体力のある人と組んでやるといいですね。
というわけで、今回は以上です。
これからもブログとTwitter で、DIY&リフォームを発信していきます。では
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