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【駐車場つくり】物置きの解体と撤去を手伝ってみて分かったこと。解体業者に頼まなくても、自分で解体はできる!撤去方法を考えてから行動すること。
古い家をDIYでリフォームしている、アラフォー女の木葉らんです。
駐車場のスペースを確保するため、狭い庭に大部分を占めていた物置きを撤去することにしました。
ブロック塀の解体を急ぐため、先に物置きから解体して撤去しておきます。
物置きの場所が駐車場スペースにピッタリでした。
ちなみに業者に依頼した場合の解体費用の相場は、以下のようになっています。
- 物置きの解体費用 相場
- S サイズ400cm・・・15,000円程度
- Mサイズ500cm・・・18,000円~20,000円程度
- L サイズ600cm・・・25,000~30,000円程度
この相場で言うと、Lサイズの大きな物置きは25,000~30,000円程度ということです。
以前お世話になった不用品回収の業者に再依頼し、私も一緒に手伝うことにしました。
そこでわかったことは、一般的な物置きなら個人で解体することは可能です。
ただし、その場合は解体後の廃棄処分についても考えておく必要があるので、運搬用のトラックを手配するなどが必要です。
実際の解体から処分までの時間は、2~3時間程度必要です。
その解体方法や解体後の処分について、注意点を解説していきます。
- この記事のポイント
- 物置きの解体と処分の費用が高いと感じたら、個人でやることも可能です。ただし、道具や廃棄処分の手配をする必要があります。
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ゴミだらけの物置きの解体と撤去【 手伝ってみて分かったこと 】
- STEP 1解体前解体する前に庫内のごみを捨てる
- STEP 2解体・撤去【 屋根→側面→底の順番 】物置きの解体・撤去作業を手伝う
- STEP 3総費用追加で庭木の伐採もしてもらった、総費用
1-1. 解体前にごみを処分する
庭に大きな物置きがあると、何でも押し込んでしまい、結局ゴミの保管庫になってしまいます。
大きなゴミ箱をなくすことで、新たなスペースを確保することもできます。
今回は物置きがある場所を駐車場として利用するため、すぐに撤去する必要がありました。
まずは物置きの中を整理し、空にしなければいけません。
ですが、中には大量のゴミが埋まっており、とても簡単ではなさそうで……(゚Д゚ノ)ノ ヌォォォ-
特に園芸を趣味にしていると、使わなくなったのにまたいつか使うかもと押し込まれていきます。
屋外のスペースにも、入り切らなかった不用品が無残に山積みされたままでした。
物を捨てることに罪悪感を感じながらも、不用品だと割り切ることは経験が必要かもしれません。
何回も何回も同じことの繰り返しで、なかなか片付かない……
そんな遺品整理を繰り返していると、「自分に必要な物かどうか」を決断することができるようになります。
もったいない精神は、買う時こそ発令すべきですね。
必要なものはほとんど見当たらない……
物置きを解体すると決めていなかったら、一生埋もれていたかもしれません。(*∀*;)
ごみの処分は、意外と体力を消耗します。
ゴミの日に捨てられるのは、ゴミ袋に入る大きさのものだけです。
細かくして袋に詰め込むとしても、容易にはいかないものばかりですよね。
直接ゴミ処理場に持ち運ぶ場合は、重さを計量して処分費を支払うことで片付きます。
自家用車でまかなえない大型のゴミやは、軽トラックをレンタルしてゴミ処分します。
時間もかかるし大変な作業になる場合は、業者にお任せするのが手っ取り早いです。
物置きごと全部処分してしまいたい……。ヾ(。>﹏<。)ノ
リフォームに必要な材木は保管しておく
物置きの中に入っているものはほとんど処分したのですが、使えそうな木材もありました。
木材の資材はリフォーム中の私には必要なもの。
今は木材も高騰しているので、ホームセンターで買おうと思っても以前のように手が出せなくなっています。
リフォームするのに貴重な材料になりそうなので、別の場所に保管しておきます!(*´∨`*)
片付けること約3時間。
重いものを運ぶ作業が多いので、手足を痛めることも増えてきました。(; ̄д ̄)ツカレタァ-
体が悲鳴をあげてきたら、怪我が増えるので無理はやめておきます。
1-2. 物置きの解体・撤去【 業者依頼&手伝い 】
物置きの解体・撤去は、金属類の処分の時に何度かお世話になった業者に今回も依頼しました。
前回会った時に、それとなく「物置きを解体・撤去するかもしれないので、その時はお願いします。」と打診しておきました。
当日は、朝から雪交じりの雨が降っており、次第に空は暗く大粒の雨になっていました。
この天候では今日はダメかも……
と、半ば諦めモードになっていました。(;´・д・)ダメかな
物置きの片づけが全部終わっていなかったので、残りのゴミを外に運び出していました。
すると、業者の方が到着した頃にはすっかり雨は止んで、青空が出ていました……(^o^)ツイテル
①解体の手順【 屋根→側面→底の順で壊す 】
Point 1. 解体は組み立ての逆から始め、屋根→側面→底の順で取り壊していく
屋根から取り外していくので、脚立を準備しておくと作業がはかどります。
スチールは薄いですが角があり体に当たると大変危険なので、作業服や滑り止めのついた作業用手袋の準備は必須です。
②使用されているネジの形状・サイズを確認する
Point 2. ネジは六角ネジが使用されており、ソケットを電動ドリルに装着して取り外していく
この物置きは、六角ボルトとプラスネジが組み合わされたアプセットボルトで組み立てられていました。
この場合は、六角ボルト用のソケットでもプラスビットでもどちらでも使えます。
ボルトを外してしまえば、あとはスチールのパネルを取り外すだけです。
意外と簡単なつくりでした。
③錆びているときは潤滑油を使用する
Point 3. ネジが錆びている場合は、潤滑油を使う
長年屋外に設置している場合は、ネジが錆びて回らなくなってしまうことがあります。
無理やり電動ドリルで回転させようとすると、ネジが舐めてしまったりネジが切れることもあります。
こんな時は定番の【 KURE 556 】を準備して、慌てずに潤滑油を差してみます。
回ってくれたネジもありました。
全然回らなくなったネジもいくつかありました。
腐食防止のために外塗装していたので、そのせいでネジ穴や溝に塗料が固まって詰まっているのです。
ちなみに、祖母が業者に依頼した物置きの塗装費用が4万円だったようです。(*゚ー゚*)領収書発見!
自分ですれば、ペンキ代で済みます……よね。
④無理やり解体すると変形する
Point 4. スチール製の場合錆びや歪みがあるため、無理にやると変形したりして解体困難になる
腐食している箇所もあり、取り外しに苦戦した場所もありました。
どうしても無理そうな場合は、バールでこの原理を利用して取り外すなど、対応も必要です。
リフォームの作業でもバールは必需品で、使う機会がよくあります。
⑤作業は2人がベスト
Point 5.鉄板が大きいので、作業は2人でやるとスムーズに行いやすい
スチールパネルは意外と大きくて場所を取ります。
取り外したらトラックの荷台に積むために、要領よく運びだすのですが……
ボワンボワンと波打つ感じになり、うまく取り回せないのです。
解体中の音も大きくなるので、無理せず作業するなら2人でやるほうが安全です。
黙々と解体すること約3時間半。ε=┌( ・д・)┘
ようやく、この地から鉄が姿を消しました。
底にはブロックがいくつか置いてあり、固定されていませんでした。
Bifore
狭い庭にある大きな物置きは、存在感がありました。
After
いつも狭いイメージだったので、こんな空間ができたことに驚きました。
ここは南側なので、家の中にも窓から日が入るようになりました。(・∀・)
いつも暗かったのに……この部屋こんなに明るかったんだ!
物置きの下にはコンクリートが敷き詰められているので、もともと駐車スペースとして作られていたようです。
駐車場用のコンクリートは厚みが10mmくらいは必要ですが、隅の断面を測ってみたら100mmは余裕にあります。
- 物置き解体/撤去のポイント!
- 物置きの解体は、個人でも可能です。ただし、解体後の撤去する手段を考えておきます。
- 物置き解体は素人が1人で行うには大変なので、2人作業で行う方が安全で良いです。
- ねじやナットは硬く錆びついて取り外しに意外と手間がかかるので、潤滑油を使います。
- スチール製の素材は尖って危険なので、作業服・作業手袋の準備は侮ってはいけません。
1-3. 物置き解体・撤去の費用
今回は金属類の処分になるため、自分で解体した場合はスクラップ買い取り業者に持ち込めばお金が戻ってきます。
業者に依頼した場合は、もちろん作業及び運搬コストがかかっているので、逆にお支払いする必要があります。
ネット検索で物置きの解体の相場を調べてみると、大きいLサイズだと25,000~30,000円程度ということです。
- 物置きの解体費用 相場
- S サイズ400cm・・・15,000円程度
- Mサイズ500cm・・・18,000円~20,000円程度
- L サイズ600cm・・・25,000~30,000円程度
- イナバ物置き 引用 –
サイズは、3辺(高さ+間口+奥行)の合計を測ります。
あの……、今日の費用はおいくらになりますか?
作業時間は4時間くらいで……
じゃあ、5万円でお願いします。
…… えっ!???
冗談ですよ、5千円でお願いします。(笑)
冗談とは分からず、本気で焦ってしまいました。(*´д`*)
びっくりしました。でも、本当に5千円でいいんですか?
逆に安すぎて、いいのかな?と、不安になってしまいました。
実は、解体作業が終わってから、庭木(1本)の伐採と処分もお願したところでした。
準備していた封筒に1万円を入れて、御礼を言ってお別れしました。
木の処分費用もあることだし、これでも安すぎなんだろうなって思ったのですが……。(/ω\*)
今日のうちに、無事に撤去まで終わってよかったです。
おまけに庭木まで片付きました。
- かかった費用
- 【物置きの解体・処分】+【庭木の伐採・処分】➜ 1万円
物置きの撤去後にできた課題【 駐車場つくりの壁 】
ブロック塀の解体日が迫っていて、物置きがなくなって改めて見てみたら、ブロック塀以外にも考えさせられる部分が結構ありました。
課題1 敷地内の岩や土について
業者から今回の「駐車場工事の見積書」が送られてきました。
- 駐車場工事の見積書
- ブロック塀解体工 3.2M×1.5M 30,000円
- 基礎 斫り工 10,000円
作業の項目はこれだけです。
現場見積もりの時に、
ブロック塀以外の、岩やコンクリートも斫ってもらえますか?
と聞いたら、「大丈夫ですよ!」って言っていたのですが……
よく見たら、こんなにあります。
ホントに大丈夫かな
あの予算で本当にこの岩もコンクリートも斫ってくれるのか、しかも全部モルタルで接着してあります。
土に埋設しているだけなら掘り起こせばいいですが、簡単ではなさそうです。
目隠しのフェンスも撤去しておかないといけないのか……(‘~`;)課題がいっぱいです。
隣家との境界部分にもブロック塀がありますが、見積りの解体費用に含まれてるのか?いろいろと不安になってきました。
課題2 敷地の高低差による水はけ問題
駐車場をつくる上で、道路と敷地の接地面の高さについて疑問がありました。
通常の駐車場は、道路側よりも高い位置にあります。
雨の日や洪水の時に家の敷地に水が流れ込まないように、さらに傾斜があります。
この家もしかして……、敷地側のほうが道路側よりも低いのでは?(。v_v。)マサカネェ
立地的には緩やかな坂なので、排水溝に流れる水が溢れることはないはずです。
もし庭が道路より低い場合、大雨で洪水になったら水が流れてきます。
そうすると、床下又は床上浸水になります。
何気によそのお宅の駐車場を観察すると、やっぱり駐車場は道路よりも高く施工されています。
そして、水が道路側へ掃き出されるように傾斜になっているのです。
考えなしに駐車場をつくったら、雨降りにはいつも庭に水溜りができるかもしれません。(*u_u*)
あれこれ考えているうちに、ブロック塀・解体の日を迎えることになりました。
施工の前に業者に確認しておきます。
- 施工前の確認事項
- 岩と土の撤去についての確認
- 敷地側と道路側との高低差=段差の確認
いよいよブロック塀を解体します。
今回物置きの解体を手伝ってみて、個人でも道具があれば解体できると思いました。
ただし、道具の準備と2人作業は必要です。
解体後のスチールを運搬するトラックが用意できれば、鉄スクラップの買取業者へ運んでお金にすることもできます。
時間も手間もかけたくない場合は、最初から業者に依頼したほうが良さそうです。
というわけで、今回は以上です。
これからもブログとTwitter で、DIY&リフォームを発信していきます。では
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