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wata-siroです。
私がDIY水道配管をする中で一番難しかったことは、風呂配管の固定方法です。
やはり経験や技術がない分、色々と考えさせられ試行錯誤することになります。
風呂はタイル壁なので、ビスで止める(=固定する)ということが出来そうでできない。
しばらく私の苦悩が続くことになりました。
時間とお金をかなり費やしたので、完成した時の安堵感は言うまでもありませんでしたが。。。
風呂の水道配管の組み立てをする。壁に固定する方法を自分で探ってみる。
記事のもくじ
水道配管を試しに組み立ててみる
ユニット取出し金具とステンレスパイプを、1/2インチの六角棒レンチを使って締めておいた。
ユニット取出し金具は、丸いところだらけでとても繊細。
どうやって金具を取り付けるかというと、中央の穴をよく見ると六角になっている。
つまり、この穴の中に六角レンチを入れて締める。
1-1. ステンレスパイプにシールテープを巻くコツ
水道配管の接続をする際に、必ずシールテープを準備しておく。
- パイプの端面からネジ山を一山外し、6~7回巻きつける。
- ネジ山部分にテープを食い込むように、ネジ山を指で押す。
- ネジ山は右回り(時計回り)で締めるため、シールテープも同じ方向で巻く。

ステンレスパイプにシールテープを巻いていく。
シールテープの巻き方は、ちょっと慣れるまで手こずった。( -д-)ノヘタッピ
左手にパイプ 右手にシールテープを持って、時計回りに巻いていく。
パイプを締める向きと同じ方向に巻く。(時計回り)
こうすることで、継手との噛み合わせがスムーズになる。(・∀・)ノホントダ
1-1. 試し配管する【 継手を付ける 】
最初に、風呂の貫通穴から通す配管部品を試しに組み合わせてみる。
STEP 1 接続した水道配管をタイル壁の穴に通す。
風呂側のタイル壁はこんな様子
ユニット取り出し金具には、3か所のビス穴がある。
タイル壁に穴を開けて、ビスで固定するつもりだった。
でも、中央の穴との距離が近いので、脆くてタイルが割れる羽目に・・・ 失敗。。。(´;ω;`)
壁が金属や木材であればビスで固定できるけど、タイルの場合は割れてしまうこともある。
熟練した方ならうまく施工することが出来るのかもしれないけど、配管の穴とビス穴の距離が狭いのでかなり難しい。
STEP 2 屋外の壁から出たパイプに、エルボを取付ける
STEP 3 末端にバクマ工業のポリ管用の継手を繋げる
バクマ工業 オネジアダプター 1/2
全体は、こんな感じ。。。
1-2. 壁に固定する【 金具(組式立バンド)を取付ける 】
風呂場に設置する混合水栓が動かないように、どうやって固定するか?
壁にパイプをしっかり固定するため、必要な金具を取付ける。
- 組立式バンド
- T足
組み立てると、こうなる。
組式立バンドの丸部分にパイプを通して、T足(穴あり)を挟む。
T足の長さを決定しても、実際に全部が完了しないと不安。
しっかり設置することが出来るのかな?(´・ω・`)
(撃沈するカモ・・・)Σ(=゚ω゚=;)エッ
1-3. 水道配管、試しに配管してみたけど・・・失敗!?
・・・ダメだった。 (_ _|||)ヤッパリ
何がダメだったかというと・・・
上のエルボを締めた後、縦のパイプを締めてみたら、下のエルボが右方向に向かなくて困った。
締めた位置が、任意の方向に定まらない。
うまく説明できないけど・・・ (´・ω・`)
ポリ管を接続する継手部分の、角度を調整できない。
角度を任意の方向に調整したら、パイプが緩んでしっかり締めることが出来ない。
パイプを締める道具【 レンチ 】
水道配管用の道具は、このモンキーレンチ&パイプレンチをWダブルで使う。
レンチ(wrench)は、ボルトやナットなどを回す(ねじる、ひねる)ことによって、締め付けて固定したり緩めて外す作業(締緩作業)を行うための工具の総称。イギリス英語ではスパナ(spanner)と呼ぶ。-wikipedia-
パイプは丸いので、引っ掛かる部分がないと滑ってクルクル回転する。
そういえば、洗面台を解体するときにふと思ったことがある。
配管部品が幾重に繋がっていて、なんでこんなに部品が要るの?
あの時疑問に感じたことが、急に蘇ってきた。
よくわからないままだったけど・・・
そういうことか!?
ネジをしっかり締めるためには、別の継手が必要なのかもしれない!(ゝ∀・)
水道配管は継手が命
課題を持ち帰り、モノタロウのカタログを開く。
2-1. 継手を購入する【 ユニオンとニップル 】
何時間も悩んで、決めたのがユニオンという部品。
モノタロウでカタログ見ておきながら、配管部品.comで購入。
この店のほうが、配管部品は安い。
今あるエルボと繋げるためには、ニップルという部品も必要になる。
ユニオンは、想像していたより大きかった。Σ(‘◇’*)デカイ!?
ユニオンは分解できて、左右それぞれメネジになっている。
中に、青くて硬いパッキン(ノンアスベスト)が1枚。
( ※ 青いパッキンは、購入した時に付属している )
2-2. ユニオンとニップルを追加して配管を接続してみる
配管接続シュミレーション
今度こそ、現場で失敗しないようにシュミレーションしておく。
これが、最初の単純な配管接続
そして、新たに考えた配管接続
これだと、ネジをしっかり締める事が出来る。
それに、継手が出来たことで角度の調整が可能になった。
よしっ、これでいけるハズ!(*゚∀゚)っ
実際に、シュミレーション通り組み立ててみる。
2-3. 水道配管の取付けはユニオンが決め手!?
まずは、風呂側から配管を通す。
壁の空間の間隔は140mm程あるので、パイプは150mmを使用。
ユニオンを分解して、パイプに繋げる。
シュミレーション通りに、次々とネジを締めていく。
最後に、ポリ管を繋げる継手を取付ける。
ユニオンを追加したことで、それぞれの場所のネジ締めが出来るようになった。
パイプと継手の接続は完了。
2-4. 水道配管をモルタル壁に固定する
ユニオンを取付けたことで、壁からの距離が長くなってT足のサイズが変わってしまった。
最初に測定した壁からの長さは、80mmだった。
ユニオンにしたことで、実際に使うのは100mmの長さ。
蝶番式立バンドを、パイプとT足に挟む。
小型スパナ(サイズ10)を使って、ナットを締める。
ナットを完全に締めきったら、しっかり固定されてビクともしなくなった。
これでやっと、取付けることができた。(‘▽’*)♪
ポリ管を挿入する際に重ならないよう、縦パイプの長さを左右異なる長さにずらしている。
当所は塩ビ管で配管する予定で、簡単に施工出来るものだと油断していた。
この形になるまで、自分なりに悩み考えたので、達成感がある。
しっかりネジ締め出来たので、水漏れの心配はないだろうなぁ-と思う。
あと、配管はステンレス製に拘ったので、錆びることはない。
この部分だけで、コストが異常にかかってしまった。
それにしても、ここまでする必要があるのか・・・(* ̄∇ ̄*)
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シールテープを巻くとき、パイプの端面から1山残したところから巻き始める。
配管でエルボを使う時に角度調整が難しい場合がある。途中でユニオンという継手を入れることで調整が出来るようになる。
水道配管は奥が深いです。角度を揃えるようとすれば、継手の締め付けを緩めなければいけなくなりました。
そうすれば配管から水漏れしてしまうので、調整することが難しかったです。
ユニオンという継手を使うことで、調整が出来るようになりました。
その点、ポリ管を使えばある程度の柔軟性があるので使い勝手が良いです。
というわけで、今回は以上です。
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