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【修復DIY】床下の大引きの割れを発見|DIYで簡単に補修する方法

アイキャッチ画像 台所
この記事は約6分で読めます。

古い家をDIYでリフォームしている、アラフォー女の木葉らんです。

木葉らん
木葉らん

床下を開口すると、隠れていた『大引き』の欠陥を発見!手遅れになる前にDIYで修復していきます。

  • 床下の大引きの補修を行います
  • 取り替えるのが困難な場合の、簡単な補修方法です。
  • 大掛かりな交換は出来ない!という場合に役立ちます。

床下を開けてみたら、大引きのひび割れを発見しました。

大引きは、床や根太を支えるためには大事な部材になります。

欠陥があるなら、すぐに交換しておくことが最善です。

ですが、正直アラフォー女の私にはハードルの高い作業になります。

今すぐにでも割れそうな感じではなかったので、補修という形を選びました。

根太の架け替えや大引きの交換までを本格的に行うのは大変なので、『サンドイッチ工法』で大引きの補修を選択しました。

大引きの補修

実際に、大引きの交換は大変な作業になってしまいます。

かんたんに済ませたい場合は、これから紹介する方法を参考に補修してみてください。

この記事のポイント!
大引きの欠陥をかんたんな方法で補修する方法を紹介します!力がない人やそこまで手間を変えられない人には、おすすめです。

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床下の大引きの割れをかんたんに補修する

大引きの割れ

床下を開口すると、今まで見えなかった欠陥を発見できます。

滅多に床下を開口することはありませんので、念入りに点検しておきました。

1-1. 床や根太を支えている大引きの割れ

木葉らん
木葉らん

大引きは根太を支え、根太は床を支えます。

つまり、大引きは根太と床も支えているので、太い角材が使われています。

「大引き」とは
木造の床組の部材で、根太を支えるための横材。
一般的に9~12cm角程度の角材が使用され、90cm間隔程度で土台などに架け渡される。

引用元:リフォーム用語集

床下を点検していたら、一ヵ所異変に気が付きました。

束と大引きの境目から木材が割れています。

金槌で叩いてみましたが今のところしっかりしていて硬いので、木が腐ってシロアリに食われている様子ではなさそうです。

大引きの割れの原因を推測してみました。

ちょうどこの場所は寝室の入り口の出入りが多く、長年の負荷が大きかったのではないかと思います。

木材が黒ぽいのは、防腐剤を塗ってあるからです。

素人観察ですが、なんとなく虫食いではないようで安心しました。

セーフ!?そう思いたい・・・( ̄0 ̄;)

でも……

大引きの割れは重大問題なのでは!?

1-2. 大引きの割れをDIYで補修する簡単な方法

大引きは床を支える大事な部材で、土台とも架け渡されています。

大引きの欠陥があれば、大引きごと取り替えることが正解です。

だけど、簡単ではありません・・・。

  • 大引きの上に架かっている根太を、全部取り外すこと。
  • 根太は太い釘で打ち付けられていて、経年劣化して錆びた釘を抜くことは難しい。
大引きと根太
木葉らん
木葉らん

想像しただけで、とても大変なことが分かりますよね。

力のない私には、とても無理だと思います。

①サンドイッチ工法|大引きの割れを補強

ウッドデッキをDIYで作る時に『サンドイッチ工法』といって根太を挟み込む工法があります。

これを参考に、大引きの割れを補修することにします。

サンドイッチ工法

大引きの代わりとなる2本の根太材を束に挟み込んで、ビスで固定します。

ウッドデッキを作ったことがある人は周知のとおりですが、多くのDIYユーザーにとっては馴染みの工法のようです。

将来、ウッドデッキ製作に取り掛かることがあれば、大変参考になりそうです。

これを、台所の大引きにも応用しました。

準備するもの
SPF材 1×4 6フィート(サイズ:約19×89×1829mm)・・・4本
コーススレッドビス(4.2Φ×75mm)
カスガイ

① 大引きの両側から1×4材 (6フィート)を挟み込み、コーススレッドビス(長さ75mm)で大引きに打ち込み(300mmピッチで)固定します。

② 根太材のSPF材と束をカスガイで固定して、架け外れがないようにしておきました。

根太材のSPF材と束をカスガイで固定する

根太を外すことなく、大引きの修復ができました。
大引きの表面積が増えたので、根太を支える面が大きくなったことで補強ができました。

今回は大引きを取り外して交換せずに、大引きの欠陥を修復してみました。

強度を上げるために1×4材を固定するためのビスは長めの4.2Φ×75mmを使い、しっかり大引きに固定しています。

これで、当分は根太と床を支えてくれると思います。

②大引きの割れで交換が必要になったら 

大引きは、コンクリート基礎の上の土台と架け渡されます。

もし、大引きの交換が必要になった場合は、金物を使うと接合加工が不要です。

土台との取り合いに必要な『大入れ蟻掛け』『腰掛け』の接合加工は素人には難しいので、専用の金物があることを知っておくと役に立ちます。

大引きの金物
引用元:カナイ

金物を使えば、下図のように取り付けができます。

大引きのサイズ90角や105角によって幅が異なるので、適当なサイズを選んでおきましょう。

写真大引き受け金物
大引き金物90


大引き金物
商品名大引き受け金物II AB4908外折り大引き受け金物 AB4906外折り大引き受け金物 AB4907大引き受け金物 (OJH-90)大引き受け金物 (OJH-105)
メーカータナカタナカタナカカナイカナイ
サイズ90角90角105角90角105角

③鋼製束やプラ束をつかう

大引きを交換したら、束も新しくしておきましょう。

鋼製束プラ束を使用すれば、強度があって湿気などの腐食も少ないです。

また自在に高さの調整ができるので、おすすめです。

シロアリ被害の救世主
『プラ束』はサビがありません

まとめ 大引きの簡単な補修方法

木葉らん
木葉らん

致命的な大引きの欠陥が見つかった場合は、大変ですが便利な金物などを使って取り替えしてくださいね。

今回は、かんたんに大引きの補修を行う方法をご紹介しました。

大引きの補修

最後に、床下の木材には『防腐剤』を塗っておくことをおすすめします。

是非チャレンジしてみてくださいね。

床下の中は滅多に見ることはありませんが、劣化を早期発見するためにも定期的な点検をしておく必要があります。

いつでも点検しやすいように、床下点検口を設けておくことが大事です。

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というわけで、今回は以上です。

これからもブログとTwitter  で、DIY&リフォームを発信していきます。

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