古い家をDIYでリフォームしている、アラフォー女の木葉らんです。
昭和50年代に建てられたこの家の水道管は、寿命が過ぎてしまい赤水が出始めていました。
この時代の水道管はいわゆるパイプ管で素材に鋼鉄が使われているため、いずれ錆びが発生してしまいます。
毎日の生活に必要な水道水なので、色や味などの異変に気付いた時は早めに対策したほうが良いです。
水道配管の寿命では、一部だけの交換をしても意味がないので総取り換えが必要になります。
そうなると、つい先送りをして我慢し続けるか、または高額な費用を覚悟しなければなりません。
窮地に追い込まれた私は、DIYで水道配管を新設することを決めました。
もし、あなたも同じように古い水道管で悩んでいる場合は、DIYで水道配管できるか検討してみてください。
実践してきた私の水道配管の記事を最後までご覧になってください。
きっと参考になるはずです。
今回は準備の段階で配管設計図を作成するために、まず『水道配管図』を手に入れることにしました。
- この記事のポイント
- 水道管の錆びや水漏れなどが発生しやすい環境や原因がわかります。
- 水道配管図を手に入れる方法がわかります。
- DIY水道配管にチャレンジする人におすすめです。
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水道管の錆びや赤水が発生する原因
見過ごすことのできない問題が発覚しました。
屋外の給湯器に繋がっていた水道管。
以前は石油給湯器が接続されていた配管でしたが、今回ガス給湯器に変更することになり、不要になりました。
石油給湯器を廃棄するときに水道管を取り外したら、配管の中は錆びだらけで腐食が進んでいました。Σ(‘◇’*)ww
見たくないものを見てしまいました…。
こ、これって 赤錆じゃない???
日本の住宅事情は、水道管が古いことが問題になっていますよね。
個人の家でも道路の水道管でも、零下の凍結で水が膨張して破裂するか、老朽化による水道管の破裂か、のどちらかです。
- 水道管が破裂する原因
- 水道管凍結によって、水が膨張して水道管が破裂する
- 個人の家でも道路の水道管でも、老朽化によって水道管が破裂する
しかも、水道配管はたいてい生活上見えない場所に隠れていて、予測が難しいです。
本当に必要に迫られないと、わざわざ床下をくぐったり壁を壊してまで配管の交換はしません。
水道管の破裂は突然に…なんですよね。
家が建てられて以来、水道管を交換している様子はありませんでした。
1-1.水道管の寿命
水道配管の耐用年数は約40年と言われ、年月の経過と共に水道配管の内部には赤錆が付着し始めています。
- 水道配管の寿命
- 水道配管の耐用年数は約40年、継手部分は更に短くなります。
- 経年劣化で、水道配管の内部に赤錆が付着しはじめます。
特に配管の継手部分は、寿命が短くなってしまいます。
この家の築年数から言えば、そろそろ水道配管を交換する時期と言えます。
赤錆を発見した場所は一部分ですが、他の水まわりに関しても確認をしておく必要がありそうです。
これは他人事ではない…すごく不安になっていました。
この家の水は大丈夫なの? ( ̄▽ ̄;)
1-2.水道管が錆びる環境
屋外だけでなく、屋内の配管の錆びも発見してしまいました。遂に… (((( ;゚д゚)))
小心者の私は現実を見ないようにしていたのですが…目の当たりにするとやはり動揺は隠せません。
台所のフローリングを張り替えるため、床下を見る機会がありました。
台所は水廻りなので水道管や排水管があり、ジメジメして湿気がありました。
水道管がどこから配管されているのか確認しようと探しましたが、排水管の下に隠れています。
床下が土壌なので土の色と同化してしまって、見分けがつきません。
よく見てみると、水道管が腐食して錆びていることが判明しました。
鉄は酸性の土と触れ合うことで錆びてきます。
水道管の内部の錆びと表面からの錆びによって、水が漏れ出すのは時間の問題だった可能性があります。(*´ェ`*)タイヘン
もう、完全に交換が必要です…寿命だな。
なんとかしなきゃ。
- 水道管の錆びの原因
- 水道管は酸性の土に触れて水道管が錆びる
- 排水管からの漏れで水分が溶け込み、鉄を溶解してイオン化すると錆びる
鉄の表面に、「水」と「酸素」があると鉄の酸化=錆びが発生します。
1-3.水道管の工事が必要になった時
水道管が破裂したり、劣化している部分だけを撤去・交換することになったら、所有区分の範囲において管理側が負担します。
下の図のように、公私境界があります。
所有者の管理する範囲内は、自己負担で水道配管工事を行うことになります。
- 水道配管の所有区分
- 止水栓(水道メーター)から家側へ繋がる配管 ➜自己の私有物
水漏れなど故障・破損があった場合は、すべて自己負担で費用がかかります。 - 止水栓(水道メーター)から道路側へ繋がる配管 ➜水道局の所有
水道局の管理で、定期的に水道メーターは交換するようになっています。
自宅の水道配管工事はすべて自己負担ということです。
まずは屋外止水栓の位置を確認して、どこから屋内に配管されているのか確認してみます。
現代の家の状況はよくわかりませんが、この家では床下の土壌部分にパイプ管が埋設されています。
床下から屋内に配管が通っていますが、外壁と内壁の間に配管が通っています。
もし配管を交換するとしたら、床下に潜って…壁を壊して…と、かなり手間がかかってしまいます。
古いパイプ管は、もう使う必要はありません。
既存の配管は放置して、新しく水道管を配管することにします。
その場合は、屋外止水栓との接続を止めなければなりません。
いずれにしても古いパイプ管の中は今後も錆びが深刻化してくるので、屋外止水栓からの給水は止めておく必要があります。
このように水道配管の経路がわかると、今後の配管設計を具体化できるようになります。
配管経路がわかる水道配管図を手に入れる方法
家を建てたときに役所(または水道局)に届け出を済ませていることがほとんどで、敷地内の水道配管図が閲覧できます。
その後に変更した場合に届け出をしていない内容については、当然反映されていません。
2-1. 水道配管図面とはどんなもの?
水道配管図とは、配水管の埋設状況や給水装置等の工事竣工図といった内容になっています。
- 水道配管図
- 配水管の埋設状況
- 給水装置等の工事竣工図
個人情報なので、だれでも閲覧できるわけではありません。
閲覧できる人:所有者本人または所有者から委任(委任状)された方【本人確認提示が必要】
所在する自治体の役所または水道局に保管されていますので、まずは取得方法を問い合わせるのが手違いが少なくて済みます。
ただし電話やFAXで内容を説明することは、原則出来ないようです。
念のため、水道の契約番号が記載された明細書を準備しておくとよいです。
2-2.水道配管図を手に入れる方法
水道配管図を取得するために役所へ行ってきました。
この家の水道配管が、どのように配管されているのか知るためです。
水道課へ到着。
家の水道の配管経路を知りたいのですが…。
この紙に必要事項を書いてください。
- 氏名・住所・取得理由を記載します。
- 費用は無料でした。(※自治体によっては取得に費用が発生します。)
渡された用紙に必要事項を記入して提出すると、印刷された2枚のB4用紙を渡してくれました。
- 給水工事設計積算書
- 平面図及び配管透視図
家を建てた時に、自治体の水道局に申請書類として保管しておく義務があります。
昭和50年代の家なので、簡略化された手書きの図面2枚だけでした。
図面の内容
なんと!わかりにくい… ( ̄0 ̄;)ナニコレ
昔ながらの手書きの良さもあるかもしれないけど…子供が書いた自宅の間取り図にしか見えないのです。(*´~`*)モウチョット…
この家の水道配管がどこを通っているのか、予測してみました。
大まかに、配管経路は3通りに分かれている。
- 屋外止水栓からトイレへ
- 屋外止水栓から分岐して洗面所へ
- 屋外止水栓から分岐して屋外を通過して風呂・台所へ
赤線で書いてある所が水道配管だと思うのですが、実際となんか違う気がします。 (´・ω・`)ナンダロウ?
どうしても納得いかない部分があって…
この図面を作成して以降、水道工事をしたのかもしれません。
再工事後に届け出をしていない場合は、反映されていないからです。
- 水道配管図を手に入れる理由
- ➜公私境界と給水装置等の配管経路を把握しておくことで、具体的な配管設計ができるようになります。
まとめ 水道管の錆びや赤水が発生したら、水道配管図を手に入れる
水道配管の耐用年数は約40年と言われていて、年月の経過と共に水道配管の内部には赤錆が付着し始めています。
床下が土壌になっているお宅は要注意です。鉄は酸性の土と触れ合うことで錆びてきます。
毎日の生活に必要な水道水なので、色や味などの異変に気付いた時は早めに確認したほうが良いです。
- 水道配管の耐用年数は約40年で、パイプ管は腐食したり赤錆が発生しやすいので要確認。
- 床下が土のお宅は、パイプ管が埋設した部分で腐食が進行している可能性があります。
水道配管工事を業者に依頼したことがないと、相場が分からないと思います。
知り合いから聞いた、ある家の話。
地震で水道管が破裂して水道が使えなくなり、家中の水道配管の交換工事をしたら、費用が200万ほどかかったということです。
そんなにかかるの!?と驚いたのですが…。Σ(‘◇’*)エェッ!?
あなたはどう感じましたか?
業者に頼んで全部の配管をやり替えてもらう場合、まとまったお金の準備は覚悟しておかなければならないのかもしれません。
日々の生活に必要な設備なので、見積もりを提示されたときに断りにくい状況になります。
それでも高額な請求になったら、一旦保留にする勇気も必要です。
業者見積もりした後の工事依頼は即答せず、家族や信頼できる人に相談して決めてください。
ほかにも選択肢はないか、よく考えてみてください。
- 複数の業者に見積もりしてみる
- 別の配管プランを提示してもらう
- DIY水道配管にチャレンジしてみる
一人で決断するのは絶対にやめましょう。
すべてを業者に委ねてしまう前に、まずは足元をしっかり見ることです。
まずは役所または水道局で、水道配管図を手に入れてみてください。
できるかどうかもわからないことを決めるときは、まずは下調べが必要だということです。
予算もなく窮地に追い込まれた私は、DIYで水道配管を新設することを決めました。
もし、あなたも同じように古い水道管で悩んでいる場合は、DIYで水道配管できるか検討してみてください。
次は、配管設計図を作成していきます。
というわけで、今回は以上です。
これからもブログとTwitter で、DIY&リフォームを発信していきます。では。
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