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床材選びを後悔したくなければ、自分の五感で確かめる!
フローリング材をコストで選ぶか?材質で無垢材を選ぶか?
木葉らん です。
フローリング選びは、実際に手に取って感触を確かめることがとても大事です。
この手間を惜しんではいけません。
これからあなたが感じることになるその手触りは、五感で確認しておくことです。
値段の安い合板や集成材にするか、または接着剤など使用せず天然木のままの無垢材にするか?
それぞれの木の材質や雰囲気は、まったく異なる木です。
特に写真や映像などで判断した場合、実際のものとは違ったりして後悔することもあります。
私が無垢のフローリング材に決めてよかった点は、手触りです。
あとは、香りや雰囲気も感じてよかったなと思いました。
実は、『無垢材にして失敗だった!』という感想も意外と多いので、とても気になっていました。
その点も併せて、私なりにまとめてみました。
フローリングの手触りを確かめたら迷いが消える!サンプルを取り寄せて感じる!
後悔しない床材選び|サンプル品で五感を刺激
床下作業に苦戦しながらも、次のステップに向けて準備しておくことにする。
床となるべき場所に、フローリング材を敷いていく為の床材を選ぶ。
まずはじめに床に敷く、フローリング材(15㎜厚)がどれくらい必要なのか計算しておく。
場 所 | 広 さ |
台所 | 5坪 (10畳) |
洗面脱衣所 | 1坪 (2畳) |
廊下 | 1.125坪 (2.25畳) |
合計 | 7.125坪 (14.25畳) |
フローリング材を購入する場合、少し余裕を考えて多めに購入するのが掟らしい。
この分だと、8坪分くらい必要になる。
フローリング材はホームセンターに行けばバラ売りをしているので、足りなくなった場合は追加購入も可能できる。
ネットショップで購入する場合は箱売りがほとんどなので、1箱=10枚入りで届いたりする。
足りないと困るので、必然的に多めに購入することになる。
1-1. フローリングの材質を決める|合板か、無垢か?
フローリング材は、材質や種類がピンからキリまであって迷うなぁ-。
あんまり予算もない・・・ お財布事情が厳しくなってきた。。。(*´ -`)
ホームセンターでいつもチェックしていた。
多く売っているのは、ベニヤ板を何枚も貼り合わせた合板フローリング材。
う~んφ(.. )ナヤム
イメージしても、心がまったくもってトキメカナイ。。。
このB級品フローリング材だったら、 1坪5,000円として・・・
8坪分が40,000円かぁ-
決め手はお金の問題になってくるんだけど、とっても悩む。(‘д` ;)ドウシヨー
せっかくなら、無垢のフローリング材に憧れるなぁ。。。
合板フローリング材とは違って、無垢のフローリング材は天然木100%。
見た目は重厚感があって、自然な味わいを感じられる。(≡ω≡.)イイネ
ただ、値段は倍以上になる。
そんな悩みまくる私を見かねた父が、私の背中をポンッと押してくれた。

せっかくここまでやって来たんだから、値段が高くなってもフローリングは無垢にしなさい。
チマチマといつまでも悩んでいる私に、助言してくれた。

そんなこと言ったって、お金かかるし・・・。
無垢は高いよ!

床を貼り換えることがこの先あるかわからないし、合板フローリングじゃ結局長持ちしないかもしれないよ。
これ以上、他のことにお金を掛けないで、無垢のフローリングにしたほうが家のリフォームをやってきた甲斐があるんじゃない?
と、 まぁこんなことを言ってくれた。
実家の床は合板フローリング材を使っていて、実際にだいぶ草臥れてきている。
確かに、この床は味わいが全く感じられなくなっているもんなぁ-。
手入れを怠っているのもあるけど・・・艶なんてまるでない。
今まで家中の床下を全部開けてやり替えてきたことを考えると、
仕上げのフローリングは満足したものにしたい!
という気持ちをぐっと押し殺しているのも事実。。。

じゃあ、とりあえず無垢のフローリング材を調べてみるよ。
本当は、完全に心が無垢のフローリング材のほうに向いてしまっていた。
何かを選ぶときに迷ったら高いほうを選ぶほうが無難である、という考えの父。
私は慎重に納得するまで悩んで決める。
それが今回はなかなか前に進まない。
父の助言のおかげで、すぅーっと気持ちが楽になった気がした。

これも、あれも、いいな~
ウキウキしながらインターネットで探してみる・・・(*゚▽゚*)ワクワク

おぉっ 意外と安いのもある!
なんて調子良かったのに、
よく見ると単位が半坪あたり○○円だったりして、ガッカリ。。。Σ(‘◇’*)エェッ!?
無垢のフローリング材の記載は、半坪(1畳)=1箱(10枚)の値段になっている。
8坪分だったら、全部で16箱になるってこと。
もちろん、フローリング施工もDIYで貼るつもりなので、
16箱(10枚入り)=160枚をひたすら貼ることになるんだなぁ-
なんて恐ろしいことを想像をしながら選んでいた。(゚∇゚ ;)ソンナニアルノ?
画面で見たものは写真写りがバラバラで、正直よくわからない。(つд⊂)ゴシゴシ
ネット上の画像は加工されていることが多いので、実際に手にしてみないと分からないと思った。
無垢のフローリングを販売しているネットショップでは、無料サンプルを送ってもらうことが出来る。
1-2. 無垢材の無料サンプルを取り寄せる
あれこれ迷いながらも、厳選して無料サンプル請求した。
サンプル請求すると、発送完了から2~3営業日程でカットサンプルが届く。
フローリングは15mm厚なので、ポスト投函で届いた。
無料サンプルが届く
実際に無垢のフローリングを手にすると、素人でもその良さを感じた。
おおっー(*゚∀゚)っ
触り心地がさらっとしていて、気持ちいい。(=゚ω゚)サラリ~
品番 | 名称 | サイズ(㎜) | 単価(円) | |
① | FL-9015 | アンティーク風西南桜 無垢フローリング | 15×90×1820 | 6,983 |
② | FL-2532 | 西南桜 無垢フローリング ラスティックグレード(艶消し) | 15×90×1820 | 6,453 |
③ | FL-2502 | 西南桜 無垢フローリング ラスティックグレード | 15×90×1820 | 6,462 |
④ | FL-0969 | オーク(楢) 無垢フローリング BCグレード | 14×80×1800 | 7,611 |
私が注文した無料サンプルは、ほとんどが価格の安いアウトレット品。
ちなみに、この価格表示の単価は半坪(1畳)分の値段。
通常の無垢フローリング材はこんなに安くはない。
アウトレットでもいいから無垢材にしたい!(必死)( -д-)ノ
特に、西南桜(樺カバ)は無垢材の中でも、比較的安価な材料。
①~④までの無料サンプルの中で突出しているのは、やっぱり④の楢材。
④の楢材が人気が高いわけは、綺麗な木目だと思う。(・∀・)ヤッパリイイネ-
重厚感があるというか、重みがあってしっかりしている印象。
傷も付きにくいらしいから、サイズもやや小さいのに価格はそれなりに高価。
そもそも、低予算の私に届かないってことは知っていたけど、ちょっと取寄せてみたかった。
この中では一番魅力的だったけど、サイズが小さいので施工に手間とお金がかかる。
と まあ、負け惜しみ。。。(´;ω;`)
②と③は素材が同じなんだけど、木目が薄い印象。
表面は、UV塗装仕上げなのでワックス要らずでお手入れはしやすい。
それと、気になったのが ラスティックグレード って何のこと (*´ェ`*)ダロウ???
節やかすれ、心材・辺材を混在しているグレード(等級)のこと。
なんのことかよくわからないんですけど・・・。
節が大きかったり、デザインが疎らなのかな? ( ̄▽ ̄;)オシエテ-
①アンティーク風・西南桜
この感じがとても好き。
色はそんなにダークな感じでもなくて、落ち着く雰囲気になりそう。
②西南桜 無垢フローリング ラスティックグレード(艶消し)
これが、一番リーズナブルで、お求めやすさが魅力的!とアピールされていた・・・
こちらは、UV塗装が施してある艶消し。
③西南桜 無垢フローリング ラスティックグレード
②と比較した場合の違いは、UV塗装の艶あり。
節の違いはあるように見えるけど、それはたまたま場所によるのかも。
艶消しとの違いは少しあるけど、実際にテカっている感じがした。
④オーク(楢) 無垢フローリング BCグレード
やっぱり、木目がとても綺麗で癒されるなぁ- (´▽`)ステキ
良いものは間違いなく良い。
でも、無理なものは無理でもある。。。( ̄▽ ̄;)ガーン
そして・・・
商品を注文した。
1-3. 無垢のフローリング材を購入する
無垢材を購入するときの選び方
無垢材の種類で選んでみる。
部屋の雰囲気に合う色で選んでみる。
どんな場所で使うのか、特徴や用途で選んでみる。
理想のイメージを参考にして選んでみる。
商品が到着
じゃん!!!(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
早速 注文したら、すぐに届いた。
ネットで購入なので入金したらすぐに送ってもらえるのだけど、代金引換えを利用。
なんとこのショップ、代引き手数料が無料。(*゚▽゚*)ナイス-
宅配業者さんは基本的に1人で配達なので、家の中に運び入れる際は自分で運ぶ。
配達日時も事前にお知らせがあり、不在にならないように注意しなければいけない。
平屋だからまだいいけど、マンションとかだったら運ぶの大変だなぁ-
てっきり自分一人で運び入れなきゃいけないのだと覚悟はしていたけど、
時間もかかるし「大丈夫ですよ」と配達員さんが運び入れてくれた。
こんなに重いものを配達するんだから、筋肉モリモリの男性かと思ったら・・・
意外と華奢なお兄さんで、それでもキビキビと運んでくれた。
全部で8坪分の16箱。(1箱=10枚入り)
私も出来る限り気合を入れて運んではいたのだけど・・・
重い---ε=ε=(;´Д`)腰砕けソウ
いやいや、平屋でもかなりの重労働。。。
購入した無垢のフローリング材
私が選んだのは、①と②のフローリング材。
➀アンティーク風西南桜 無垢フローリング
②西南桜 無垢フローリング ラスティックグレード(艶消し)
②と③を比較したときに、③の色がピンクっぽいのが気になってしまって、
結局、艶消しの自然な色に感じた②に決定。
品番 | 名称 | サイズ(㎜) | 単価(円) | 注文個数 | 金額(円) | |
① | FL-9015 | アンティーク風西南桜 無垢フローリング | 15×90×1820 | 6,983 | 2ケース | 13,966 |
② | FL-2532 | 西南桜 無垢フローリング ラスティックグレード(艶消し) | 15×90×1820 | 6,453 | 14ケース | 90,342 |
税込み | ||||||
送料無料 | ||||||
合計 | 16ケース | 104,308 |
不良品などの確認の為、すぐに開封してみた。
反りや大きな傷も無いみたいだし、問題なさそう。
床材を合板と無垢材にした場合の比較
- 約40,000円
- 無垢材よりコストが安い
- 耐久性や触感に不安要素あり
- 施工が早い
- 表面加工されており、実用的
- 104,308円
- コストが合板の2倍以上必要
- 自然の風合いと高級感
- 施工に手間がかかる
- 表面の手入れが必要
合板のフローリングは幅広で、無垢材と比べた時に継ぎ目が少なくなる。
施工の手間がかなり激減するので、早く仕上がる。
複数の合板を張り合わせた複合フローリングでは、経済的・実用的な面で優れているので、幅広く実用されてている。
1-4. 無垢のフローリング材のメリット・デメリット
無垢のフローリング材は、良いことづくめだと思う。
特に、夏に素足で歩いた時の肌感覚は、心地よくて優しい。
自分でこだわって選んだ無垢材は、より馴染みがある。
生活していくうちにもちろん傷は増えていくけど、それもまた味わいに変わる。
経年劣化というよりは、経年変化を楽しんで人生を歩んでいくのもいいなと思う。
- 天然素材ならではの、やすらぎ空間が味わえる
- 肌触りが気持ちいい
- 経年変化によって味わいが出てくる
- 傷や汚れに弱い
- 価格が高い
- 継ぎ目に入り込んだ、細かいごみの掃除がしにくい
合板と無垢フローリングをコスト(費用)で比較した場合、その差は2倍以上。
色や質感は実際に手に取って感じると、施工後のイメージを感じやすくなる。
無垢材にしたら良いことづくめ。傷も経年変化を楽しめる。

