【解説】フローリングを貼るなら、丸ノコよりも卓上スライド丸ノコが使いやすい!断然オススメする理由。
私がDIYをはじめるために一番最初に購入した電動工具は、電動丸ノコだった。
丸ノコは初心者にとっては少しハードルが高い。
木材をカットするなら、だれでも気軽に使えるノコギリのほうが断然安全だとオススメする。
でも、作業の効率や正確さを求めるなら
記事のもくじ
フローリング貼りで電動丸ノコを使うことに断念した!
これまで丸ノコを使ってきたけど、どんなに ゆっくり・綺麗に を心掛けてもこれが限界。。。
もちろんヤスリで磨いていても、こんな風に切れ目はガタガタ。(゚д゚)ヘタッピ

遠目で見ればあんまりわからないからこれで良いかなと、見ないふりをしていた。
でも、心の中のモヤモヤがどうしても収まらなくなってきていた・・・。(´・ω・`)ドウシヨ-
丸ノコが苦手な理由
丸ノコは危険度の高い工具のひとつ。
素人にとって危険な道具なのかと思いがちだけど、実はベテランの職人だって過信して怪我をすることがある。
- キックバック・・・純回転できなくなる状況に陥った時、丸ノコ本体が進行方向とは逆に反発して飛んでくる。大怪我のもとになる。
- 巻き込み・・・タオル・布製の軍手をしている時、丸ノコの刃が巻き込んで事故の元。
- コンセント抜き忘れ・・・不意にスイッチを触ってしまい、刃が回転すると大変危険。
電動丸ノコの使い方については、こちらのサイトでとても詳しく説明されて分かりやすい。
私自身、キックバックの経験がある。
それは、丸ノコを使い慣れたころに起きた。
合板の中央部分をくり抜きたくて、木材の端からではなく途中からカットしようとした。
→ キックバック(反発)が発生
これは床下点検口をつくるときの画像
例えば、合板の中に四角の蓋を作りたくて、くり抜くような場合。
( ※ 危険な使い方は絶対にしないこと。)
その時丸ノコは、私とは反対側の進行方面に向かって飛んでいってしまった!
正しいやり方を行わないと、大怪我をしてしまう可能性がある。
それ以来、丸ノコに対して苦手意識があって、使うときはいつもビクビクして使っている。
出来れば、あまり使いたくないと思うようになった。
その2. キックバックの経験から、苦手意識がある。 力が入りすぎて、肩腰の負担が増した。
見えない場所なら少しくらい誤魔化せるけど、生活場所になるフローリングの切れ目は見過ごすことが出来なくなった。
電動丸ノコをメインに使ってきたけど、限界を感じてしまっているのかも。
フローリング貼りに電動丸ノコを使うのは、ここで断念することにした。
そして、・・・。
卓上スライド丸ノコを買う! 日立卓上スライド丸ノコ:FC7FSB
遂に、購入に踏み切った!
今まで購入してきた電動工具の中で、一番の高額商品。
私にとっては痛いっ、買い物。
だって・・・高いっ。。。
実は、スライド丸ノコは、ずっと前から欲しかった電動工具だった。
いつからだったかな、床下の根太をカットしている時くらいだったかも。
優柔不断な私。(*´ェ`*)
ずーっと、悩んで、悩んで、やっぱり諦めて、 そして決断した。
決め手は、アマゾンの口コミ。
「 悩んでいるなら買ったほうがいい! 」
その言葉に背中を押されて、購入ボタンを押してしまった。(* ̄∇ ̄*)ポチッ
そこからは、アマゾンの行動力は凄まじく、配送準備をチャキチャキ進めたかと思ったら
翌日にはもう配達中。
さすが早い!(*゚▽゚*)
2-1. 卓上スライド丸ノコが届く « 付属品の確認 »
遂に届いた!
待ちに待った、スライド丸ノコ。
このスライド丸ノコは大きくて重い、約11kgと書いてある。
これでも軽量らしい。
さっそく開封する!
大きな段ボールの中身はこんな感じ。
こっ これが スライド丸ノコかぁ~!? ((((☆゚∀゚)ワクワク
付属品を確認しておく。
【 標準付属品 】
のこ刃(190㎜チップソー刃数72)
ホルダ
バイス装置
サイドハンドル
10㎜ボックススパナ
2-2. 卓上スライド丸ノコを組み立てる
想像はしていたけど、やっぱり大きいなぁ~(*゚▽゚*)
早く使いたい気持ちを抑えて、取扱説明書を片手に丁寧に組み立てていく。
①付属品のダストバックを取付ける
切りくずが入る袋。
この袋があると、くずの飛び散りが随分と減る。
開閉はチャック式で使いやすい。
②付属品のホルダを取付ける
長い材料を安定させるもの。
長物の木材をカットするときに、支えるための金具。
③付属品のバイス装置を取付ける
材料をしっかり固定させるもの。
木材を挟むクランプの役割をする。
④付属品のサイドハンドルを取付ける
ターンテーブルを回転させるもの。
⑤ヘッド部の固定ピンを引き抜く
ハンドルを固定させるもの。
ロック機能の役割。
ここまでは、比較的スムーズに組み立てることが出来る。
取扱説明書は簡潔に書かれているので、わかりにくい部分もある。
届いてから早く使ってみたいという気持ちがあるのに、使うまでに時間が掛かってしまう。
手元に商品が届いてから、どうしてもわからないことがあった・・・( ・Д・)
2-3. 角度調整する « サイドハンドルの操作 »
梱包時は、箱のサイズに合わせて角度が適当になっていた。
使用前に、角度を調整する必要がある。
まずは、基本の直角にカットしてみようと思う。
木材を直角にカットするためには、
度数目盛りに合わせてターンテーブルという部分を回転させて角度調整する・・・
これを動かす方法がわからない。
これだけで、10分くらい悩んでしまった。。。
( -д-)フウッ~
取扱説明書をじっくり探してみると、ちゃーんと書いてある。( 小さく・・・ )
サイドハンドルは、ただの取っ手みたいなものだと思い込んでいたんだけど、
ターンテーブルを動かす為の取っ手だった。
クルクル回転(ねじる)させれば、ターンテーブルが動くようになる。
2-4. のこ刃の締付け
スピンドルロックという部分を押しながら、ボックススパナで中央部分のボルトを回転させると、
のこ刃の回転が停止する位置がある。
この状態のまま、ボックススパナを反時計回りに回すとボルトが締まる。
逆に時計回りだとボルトは緩む。
( 扇風機の取付け&取外しと同じ・・・ )
スピンドルロックを解除して、準備完了。
反時計回り ボルトは締まる
2-5. 機体の据(す)え付け
大きめの合板があったので、下に敷いてみた。
セットスクリュというネジを回して、床に接触するよう調整する。
→ グラグラしないように地面に接触させて固定する。
他に、据え付け用の穴(Φ9㎜)が3か所ある。
取扱説明書に、
と書いてある。
作業台を使う場合、更に3点をボルトで固定すると、本体がズレることもなくしっかり固定される。
そこまですれば、安定感が増す。
準備はこれくらいにして、
そろそろフローリング材を切断してみたい。。。
木材を切断する前の確認点
本体の準備をしたら、いよいよ木材を切断してみたい。
焦る気持ちをもう少しだけ抑えて・・・
安全に使う為の最終確認をする。
3-1. 電源コード
丸ノコを使うときも心掛けていたけど、
臆病な私・・・。( -д-)ダッテ 安全第一!
使われているコードは、太くてしっかりしている。
VCT・・・ビニルキャブタイヤケーブル
( 車のCVTと間違えそう・・・ (* ̄∇ ̄*)ハハッ )
それに、4mの長さがある。
自宅で使う場合は、延長コードを使う必要はないかな。
キャブタイヤコードとは
ビニルコードよりも丈夫で、主に300ボルト以下の小型の電気器具類に使用するケーブル。
「キャブタイヤ…」とは、外部被覆が辻馬車(キャブ)タイヤのように、丈夫なゴムで作られていることに由来。
余程荒い使い方をしない限り、コードが切れる心配はないと思う。
太くて丈夫そうだから。
3-2. 最大切断寸法
直角切断の場合、
高さ 50㎜ × 幅 305㎜ (スライド切断時は高さ60㎜まで)
フローリング材をカットする場合、
高さ 15㎜ × 幅 90㎜
このサイズだったら、フローリング材を3枚重ねて切断することが可能。
3-3. 切断方法 « 押し切り切断・スライド切断 »
押し切り切断は、スイッチを入れてハンドルをゆっくり押し下げて切断する。
幅の短い小物材だったら、スライド無しで押し切り切断が断然早くて綺麗。
スライド切断は、工程が少し増える。
最大幅305㎜までの木材が切断できるスライド切断は、
①手前に引く②押し下げる③後方に押しながら切断 となる。
カットする材料に応じて選択
スライド固定(押し切り切断)か、スライド幅調整(スライド切断)をする。
安全第一で作業をするためには、基本的な知識を把握しておくことが大事。
実践!フローリング材を切断する
買ったばかりの卓上スライド丸ノコを使ってみる。(o^∇^o)ノ ヤットネ
STEP1: 電源コードをコンセントに差し込む。
手始めに・・・
ハンドル部を握って、指でスイッチを入れてみる。
ブウォォ-ーーン!
モーター音が響いた。Σ( ̄ロ ̄|||)ビクッ
結構、音はするんだなぁ~。
率直な感じでは、丸ノコを使っていた音より少し大きめの低音。
スイッチは少し緩めただけでもブレーキがかかるようになっている。
指の操作が、車のアクセルの役割になる。
STEP2: フローリング材をフェンス側に押し当て、バイス装置でしっかり固定する。
木材を設置する。
STEP3: しっかりハンドルを握って、指でスイッチを入れる。
ハンドルをゆっくり押し下げて切断。
ブウォォ-ーーン!
時間にして、3秒くらい?
あっという間に切断できた!(・∀・) モウオワリ?
これまでは、
どんなに綺麗に切ろうと思っても、これが私の限界だった。
卓上スライド丸ノコで切断すると・・・
感動!!!ヾ(=^▽^=)ノ
「すごーいっ!」
嬉しくて、つい叫んでしまった。。。
これだったら、作業も簡単で言うことなし!
電動丸ノコと卓上スライド丸ノコの違い
切断時間
切断時間が全然違う!
数秒で、あっという間に切断が終わってしまう。
丸ノコよりも、切断時間が格段に短くなった。
切断時間が短くなれば、騒音時間も短くなる。
このフローリング材なら3枚重ねて切断できるので、どんどん作業も捗(はかど)る。
何より、正確に綺麗に貼れていくのは楽しい。
騒音問題と対策
私が気にしていたのが音の問題。
スライド丸ノコ 低音
電動工具を使うと、騒音が気になってしまう。
目の前で長い時間騒音を感じていると、人間の脳は疲れてしまう。
そんな時は、ヘッドバンド型のイヤーマフという防音器具を装着すると遮音効果が高く音の刺激をカットしてくれる。
【 使ってみたレビュー(感想)】
弾力性のあるパットのおかげで、耳の装着感がよい。
頭のサイズ(帽子サイズ60cm)の私でも、大丈夫。
時間は、頭の締め付けがあるので1時間くらいが限度。
普段の生活でも、集中したいときに使える!
安全性と使いやすさ
電動丸ノコの最大の危険はキックバック(反発)だった。
卓上スライド丸ノコの場合、バイスで材料を固定して安定しているし、本体が飛んでくることがない。
つまり、キックバックが発生しにくい。
もちろん安全に注意して使用することが前提だけど、電動丸ノコの時のような不安が無くなった。
キックバックの心配が減少したことで、安心して作業ができるようになった。
フローリング材だけじゃなくてもっと分厚い木材、例えば2×4材をカットする場合も、
卓上スライド丸ノコだったら簡単に綺麗に切断できる。
電動丸ノコでは、厚い木材をカットすると切れ残しが出来てしまい、うまく切れなかった。
原因は、刃の切断深さ調整が出来ていなかった。
卓上スライド丸ノコなら、最大切断寸法:高さ50㎜×幅305㎜(スライド切断時は高さ60㎜まで)なので、厚みのある木材も楽々カットできる。
DIYをこれから始める人も、現在進行中の人も、ちょっと高価だけど卓上スライド丸ノコがオススメ!
何かを制作しようと思っても、道具ひとつで大きく変わってしまう。
はじめから分からないから・・・経験して、努力して、苦労して、味がでるもの!
なんて、思っていた時期もある・・・
電動工具は安全に使わないと、本当に危険な凶器になる。
作業始めや、体力がなくなって集中力が切れてくる頃、怪我をする確率が上がる。
だから今は、
と思うようになった。
今回は、電動丸ノコと卓上スライド丸ノコを比べた場合のオススメを紹介。
電動丸ノコ VS 卓上スライド丸ノコ
断然、卓上スライド丸ノコに軍配が上がる。
卓上スライド丸ノコを購入したことで、いろいろな可能性が広がった感じがする。
何より、DIYが楽しみになってきた。
やっぱり、買ってよかったー!(‘▽’*)ニパッ♪
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