天井に屋根裏点検口がない!?不意なことで天井に穴を開けてしまい、DIYで屋根裏点検口をつくってみた!
戸建て住宅にもマンションにも、天井を見上げればどこかに屋根裏点検口があるはず。
ぐるりと見渡しても見つからない場合は、クローゼットか押入れの天井を探してみる。
そうすれば、だいたい屋根裏への入り口が見つかるはず。
また、風呂がユニットバスの場合、天井点検口が付いている。
屋根の裏側に当たる部分の空間、天井と屋根の間の空間のことである。小屋裏、天井裏とも言う。
点検口を設けて最低限の出入りが可能なようにする必要がある。多くは押入れの隅に開かれることが多い。 -Wikipediaより引用-
どんな時に屋根裏点検口が必要なのか?
- 雨漏り
- 排水漏れ(2階建て以上)
- 電気設備の点検・確認
- 空調設備の点検・確認
- テレビアンテナ配線
- インターネット配線
- 金物・筋交い・梁・木材など劣化の点検・確認
普段の生活ではあまり活用のない点検口だけど、いざという時にないと困る。
記事のもくじ
台所の天井に穴を開けてしまった!
やってしまった・・・( ˙ө˙)マズイ
天井に穴を開けてしまった。
2-1. 間違って野縁を解体してしまった
ナゼこうなってしまったのかというと・・・
繋ぎ目部分は、どうしても綺麗な処理が出来ないから、隠し木で覆(おお)う。
【 廻り縁 】
ちなみに床の場合、床と壁の繋ぎ目には、巾木(はばぎ)を使う。
【 巾木 】
てっきり後付けの廻り縁がそこに付いているのだと思って、バールで取り外そうとしていた。
なかなか強力で、取り外せなくて・・・。
力ずくでバールをグイッとやった瞬間、バキッと木が割れてしまい・・・(・Д・`)ヤリスギタ
天井のボードも一緒に割れてしまった。
その木は廻り縁ではなく、野縁(のぶち)という木だった。
天井板を張るために、小屋梁などからつるした細長い横木のこと。
天井ボードは野縁に貼り付けているものだから、当然こうなるよね。。。(×_×;)
穴の修復
天井ボードの穴。
どうやって修復すればいいのか・・・ いいアイデアが浮かばない。
- 天井のボードを1枚取り替える・・・
- 部分修復する・・・(どうやって?)
- 屋根裏点検口にする・・・(出来るの?)
φ(.. )よく考えよう!
解決策が見つからず、しばらく放置したままだった。
ちょうど台所のフローリング貼りの途中で、もうすぐその穴の真下を貼る。
どうやって修復するか、決断しなければ。
DIYで天井に屋根裏点検口を作る
大きい脚立に昇って、天井を叩(たた)いてみる。
貼っている素材は石膏ボードで、9㎜程度の薄いものだった。
ペラペラ感は否めない。(o´・ω・o)ダイジョウブカナ
場所は中途半端かもしれないけど、この場所に屋根裏点検口を設置することにした。
床下点検口は枠を使わずに自作したけど、天井には市販の枠を使う。

枠はホームセンターで購入してきた。
アルミ天井点検口 450角
説明書は外袋に印刷したものだけ。
付属品は2種類。
①支持金具 4個
②固定金具 4個
本来なら天井の壁に穴を開けて、アルミ枠を取付けるのだけど・・・
薄い石膏ボードがどうしても不安定な感じがする。
そこで、
2-1. 合板に穴を開ける
切り取った部分は、蓋になる。
① 外枠が合板にハマるように、合板に穴を開ける。
【 外枠開口寸法 】 枠をはめ込む開口サイズ
455㎜×455㎜
【 内枠開口寸法 】 蓋になる部分
413㎜×413㎜
合板に、外枠開口寸法と内枠開口寸法の切り込みラインを鉛筆で下書きしておく。
外枠と内枠の間(不要部分)に、ドリルで穴を開ける。
使ったドリル刃は30mm。
その穴から、引き廻しノコで外枠開口ラインをカットする。
丸ノコの刃が入るくらいまでカットしたら、あとは丸ノコでゆっくり切り・・・
これを4方向繰り返す。
丸ノコに怯(おび)える私にとって、引き廻しノコは上位にランクインするほど、
重要な工具になっている。(^〇^)
開口した合板
これに、アルミ枠を取付ける。
こんな感じになる。
はじめから丸ノコを切り込んで使うのは、キックバックの恐れがあり危険。
② くり抜いた板は内枠にはめ込むため、さらにカットする。
カットし終わると、残った板が内枠板になる。
【 内枠開口寸法 】
413㎜×413㎜
内枠板は外側に不要部分が残るので、内枠開口ラインに沿って丸ノコで切り落とす。
不要部分は、外枠開口ラインと内枠開口ラインの間。
2-2. 天井に穴を開ける
間抜けな穴を開けてしまった、天井の様子。
① 石膏ボードに穴を開ける
この天井の石膏ボードに切り込みして、穴を開ける。
石膏ボードは9㎜程度の厚みなので、引き廻しノコで簡単に切断できた。٩(●˙▿˙●)۶ザクザク
これが、開口の様子。
ちょうど、野縁(のぶち)が見えた。
この部分に木材があると、アルミ枠が取付け出来ないので、切断する。
人間が出入りする場所になる。
② 天井裏を覗いてみる
天井裏の様子
開口ついでに、真っ暗な屋根裏の様子を見てみることに。
スマホの微弱なライトしかなかったので、はっきりとみることが出来ない。
真っ暗な屋根裏なのに、光の射しているところが見えた。
あれが、屋根裏の換気口だろうなと思った。
興味津々なんだけど・・・
やっぱり未知の場所は何が出没するかわからないから、怖い。(´д`;)ヒィー
床下のときも、怖かったもんなぁ-。
複雑な気持ちを抱きながらも、上半身だけ恐る恐る入ってみた。(つд⊂)
わぁー、広い!!! (゚◇゚///)ヘェ-
想像以上の広い空間がそこにあった。
電気ケーブルがたくさん見える。
屋根裏ってこんなにスペースがあったんだ。
なんか、もったいないないなぁ。
屋根の頂上あたり・・・、あれなんだろう (⦿_⦿)ん?
よく見ると、扇子? (不気味な写真)
あとで母に聞いたら、上棟式の際に祭った上棟飾りの日の丸扇だそう。
私が生まれる前からここにずっとあったのかと思うと、感慨深い。
ちなみに、この家が完成した翌月に私が生まれている。
だから、この家の年輪が自分と重なってしまう。
古い家と言っているけど、自分自身に言っているようなもので・・・複雑。 (≧ε≦o)ヒィ
2-3. 屋根裏点検口の取付け
アルミ枠は後から設置する。
① 合板の天井取付け
まずは、合板の枠だけを天井に取り付ける。
天井裏の野縁がある場所を目掛けて、ビスで留める。
下地(柱)探しをするときは、マグネット付きのどこ太がオススメ。
強力な磁石なので、釘などの金属に敏感に反応する。
釘の場所がわかれば、そこに木材があると推測できる。
ビスはあまり目立たないサイズの細ビスを使った。
②固定金具の取付け
次に、アルミの枠に内枠板(413㎜角)を固定する。
付属品の固定金具4個を使う。ビスは取り外しておく。
説明書に記載の通り。
固定金具に付属しているビスは一旦取り外し、図のように金具を設置する。
枠に穴が開いているところがあるので、枠の外からビスを入れて固定金具と挟んでビス締めをする。
③ 支持金具の取付け
アルミ枠を開口部分に差し込む。
支持金具4個を枠の溝に引っ掛け、ウチワボルトをクルクル回して締め付ける。
取付けた後、自立し左右に動かすことが出来る。
万が一金具を取り外す場合は、矢印Aのように右、又は左に倒す。
取扱説明書を最初に読んでもイマイチ理解できなかったけど、実際にやってみると意外と簡単にできた。
これで、取り付け作業は終了。
2-4. 屋根裏点検口の取り付け完成
これが、最初の石膏ボードに穴が開いた状態。
Bifore
After
これで取り付け完成。
いかにもって感じだなぁ・・・ (味気ないし)
取り合えず、穴を塞(ふさ)ぐことは出来たかな。 (ー▽ー)ァハ
台所フローリング貼りを急ぐので、天井作業は一旦ここまで。(*・∀・)/
屋根裏点検口を設置するために、野縁をカットする必要がある。
天井点検口は軽量なので、石膏ボードに直接穴を開けて設置してもよい。
但し、開口寸法を間違えると取り返しがつかなくなる場合もある。
天井の作業は疲れるので、手際よくやる必要がある。
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