前回の記事
洗面所の排水管を新しく交換して、床下が剥き出しになっているところ。
このままでは危ないので、まずは床をつくって洗面所を完成させていく。
水廻りの洗面所では、湿気対策後に給排水設備を整えて床をつくっていく。
生活動線をスムーズにすれば、日々の負担を減らすことが出来るかも!?
洗面所DIY!配管設備を整えて、床の下地をつくる
洗面所は、1坪(2畳)の小さな部屋。
洗濯機と洗面台を置けば、あとは脱衣所としての空間が残る程度。
以前は水廻りの湿気や悪臭によって、清潔感のある場所ではなくなっていた。
狭いながらも、過ごしやすい空間にしていきたい。
1-1. 給水・給湯の配管設備を整備する
床下には防湿シートを敷いて、その上に防湿剤(床下さらり)を撒いている。
その効果もあって、床を開口している状態でも乾燥してすっかり臭いも消えた。
架橋ポリエチレン管(ポリ管)を配管する
- 洗濯機用の給水管(13A)
- 洗面台用の給水管(13A)・給湯管(13A)
- 給湯器用の給水管(16A)・給湯管(16A)
給湯器のまとめサイト
30m巻きのポリ管を、パイプカッターで適当な長さ(少し長めに)にカットする。
パイプカッターについては、パイプカッターは、用途によって種類がある。
ポリ管を床下に配置していく方法は床下が土でも、ポリ管を固定する方法 に書いてあるとおり、コンクリートブロックを利用した。
根太を追加する
既存の根太は、やはり湿気によって痩せていた。
廃材になるので撤去はせずに、同じ本数の木材を追加していく。
根太を支える横木は大引きの上に設置されており、交換できなかった。
やはりこの横木も、湿気で頼りない感じがする。
水廻りなので、新たな根太掛けをつくって強化を徹底した。
大引と平行に設置され、根太の端部を支えるための床組部材。
この先、いつ開口することになるのか分からないし・・・
床を閉じる前に、木部全体に防腐防虫塗料を塗っておく。
臭いが強いので、数日間乾燥させる。
断熱材を入れ、合板を貼る
給水・給湯用のポリ管や排水管があるので、断熱材・合板に穴を開けて床上に通さなければいけない。
これが意外と手間がかかった。
ぴったりの位置に、穴を開口することは難しい。
水廻りなので、ここにも防湿シートを断熱材の上に敷いておくことにする。
洗濯機のホースから、もしかしたら水漏れすることがあるかもしれない。(>_<)アルカナァ-
もう一つの理由・・・防湿シートがたくさん余ってしまって・・・ (*^-^*)
合板に穴を開けるためには、木工用のドリル35mmをつかう。
開口の位置を調整するのがやはり難しい。
正確に測量して開口位置を決め、穴を開ける。
墨つぼは、合板上にラインをひくための便利な道具。
根太の位置にラインを引いて、しっかりビス止めして貼っていく。
合板は、1坪分(2畳)なので2枚を使用した。
1-2. タイル壁に穴を開ける
洗面所の真裏側(屋外)は、給湯器を設置する場所となっている。
16Aのポリ管(主幹)は、壁を通って給湯器に接続する。
そこで、壁に新たな穴を開けなければいけない。
でも・・・この場所、室内側はタイルになっている。
間違いなく、タイルがバキバキと割れてしまう。
タイルに穴を開ける
SK 電着ダイヤモンドコアドリル 新潟精機
ダイヤモンド砥粒を電着したガラス・タイル用のホールソー
摩擦部分に水を掛けながら、ゆっくり削っていけば綺麗な穴が開く。
早速、約5mm厚のタイルに穴を開ける。ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヨシッ!
- 穴を開ける位置に、マジックで印をつけておく。
- 付属の両面テープをタイルに貼り付け、ガイドリングを貼る。
- 付属の湿式用スポンジにたっぷりと水を含ませて、本体に入れる。
- 電動ドリルに本体を装着し、低速でゆっくりと進めていく。
- できれば、補助人がスポイトなどで注水しながらやると良い。
これも、音はゴリゴリとスゴイ。。。
慌てずにゆっくりと削っていけば、綺麗な穴が開く。
Bifore
既存の穴は、3つ。
真ん中下部は、屋外から給湯用の配管が接続されていた。
つまり、貫通した穴が1つある。
なので、水栓器具を取り外した後、この穴は利用することにした。
残りの2つの穴は、壁の中に配管が通っていて、貫通した穴ではない。
もう使うことはない、不要な穴。
そして、その既存の穴の左側に新たな穴を開けた。
After
モルタル壁に穴を開ける
タイルに穴を開けた後、続けて振動ドリル を使ってモルタル壁も貫通させた。
これで、貫通した穴は2つ。
この穴には、16Aサイズのポリ管を通す予定。
16Aのポリ管は意外と硬(かた)い・・・、思うように配管出来るだろうか・・・???(^^;)
配管の続きは、給湯器についての記事 で。
洗面所DIY!洗面所に新たな壁をつくる
関連記事>>>
合板を貼って、とりあえず足の踏み場が出来た。
次は、洗面所の出入り口となる壁をつくる。
2-1. 動線を考えて壁の位置を変える
壁の解体&撤去後は、こんな状態だった。
以前は洗面所の出入り口だった窓側の空間に、壁をつくる。
洗面所は毎日使う場所だからこそ、移動するときに少しでも動きやすいルートを考える。
2-2. 壁をつくる
壁をつくるために必要な道具を揃える。
石膏ボード用ビス(木下地用)
木材(胴縁)
ビス
端材(受け)
カッターナイフ or パイプカッター
胴縁(骨組み)をつくる
柱と柱の間に、石膏ボードを貼るための骨組みを作っていく。
柱をむき出しにして石膏ボードを柱の内側に貼るか、それとも柱を全面隠すように外側に貼るか。
どっちがいいのかなぁ- φ(.. )カンガエル
試しにフローリング材と木材を置いてみる。
実際に置いてみたら・・・
洗面所側のフローリング材を面(つら)合わせしたら、その答えが出た。
柱の外側に石膏ボードを貼った場合、フローリング材を加工しなければならなくなる。
石膏ボードが入るための隙間(石膏ボードの厚み=12.5mm)を開けて、胴縁を設置する。
木材を、柱に直接ビス止めするのが難しい!
斜めにビスを打ち付ける技術が未熟なもので。。。(TДT)コンナモンサ-
端材をカットして受けを作ることにした。
左右が同じ高さになるように受けを設置して、木材を固定する。
胴縁が出来た。
床下で何度もやっていた、根太の根太掛けみたいなこと。
大工職人さんだったら、受けなんて使わないで直接打ち付けるだろう。
でも、素人の私にはうまくできなかった。
柱にビスを固定できても、胴縁が平行に仕上がらない。
苦肉の策で、この受けを作ってからその上に木材を乗せて固定すると、あら簡単!(o^∇^o)ノ イイカンジ
手間はかかったけど、丈夫で平行な胴縁が出来た。
この場所は、据付(すえつ)けの棚を作るかもしれないので、しっかりビスが利くようにしておきたい。
石膏ボードを貼る
石膏ボードは、カッターナイフで簡単に切ることが出来る。
粉塵が舞うので、ゴーグルやマスクがあると良い。
最初はカッターナイフを使用していたけど、パイプソーを使うと更に使いやすいのでオススメ。
そして、石膏ボードを貼ってみるとこんな感じに!
洗面所側は、柱が見えるように柱の内側に貼っている。
フローリング材を貼った場合に、床との境に隙間ができないように施工できた。
台所側はこんな状態。
脆(もろ)い壁にならないように、下地を強化しておきたい。
石膏ボードではビスが利かないので、下地の位置を知っておくのは大事。
本来なら、
と、決められたピッチにしておくんだけど・・・
素人の私がやると、中途半端な430mmになっていた。(*・ε・*)ナンデダロ・・・?
下地探しのどこ太を使うという手もある。
石膏ボードを加工せずに貼ろうとしたら、難しかった。
無理にはめようとすれば、ボロボロ壊れていくのが石膏ボード。
実測して細かく調整をした。
スイッチ配線の場所決め
以前は、台所側に洗面所と風呂の照明スイッチが付いていた。
スイッチは、部屋に入る手前に設置されている場合と、入ってすぐの場合とがある。
今回は、入ってすぐの場所にスイッチを設置したい。
石膏ボードには、ビスを打つ時のために、柱がある位置に目印をつけておく。
湿気対策と根太を強化して、長年安心して過ごせるように丈夫な床をつくることが出来た。
動線を変えて、毎日が過ごしやすい環境を整えることで、効率よく生活が出来るようになる。
関連記事>>>