« Let`s DIY!» 古い家の洗面所から嫌な臭い!?気になる原因は?床下を開けると原因&解決策が見えてきた!
家の中で悪臭が気になりだす場所と言えば、水廻り。
特に、長年住んできた家となると、見えない部分のメンテナンスなんて行き届いていない。
臭いというのは、目に見えない上に我慢できない厄介なもの。
- いつもこまめに掃除しているのに・・・
- 換気だって気をつけてやっている。
- パイプクリーナーを試したけど効果なし。
自分では臭いの原因が分からない!
取り敢えず芳香剤を置いてみたり、換気をこまめにやったとしても、
効果はそれなりで・・・
いよいよ、洗面脱衣所のリフォームに取り掛かる。(・∀・)ゞ
覚悟してたけど、やっぱり悪臭がする・・・
この場所は水廻りなので、床下が心配。
どうなっているんだろう。。。
大きな窓がある洗面所からは悪臭がしていた!
この家の洗面脱衣所は、たった2畳ほどの小さな場所にある。
昔の造りだからか・・・ 窓の開口が異常に大きい (´д`;)ナンデ???
洗面脱衣所の壁は、タイルが貼ってある。
昔ながらの水廻りは、夏は涼しいけど・・・(*゚∀゚)
冬はこんなに寒々しい。 ( -д-)ノ
この空色のタイルは、なんとも昭和的な雰囲気で。。。
イメージを変えたい。(・◇・)ゞ フルクサイ
そして、窓は大きすぎる・・・ Σ(´д`;)
脱衣所でもあるので、どうにかしないと。。。
1-1. 洗面所の床下を開口する
まずは、床下を開口する。
洗濯機や洗面台を、とりあえず風呂場へ移動。
洗濯機や洗面台の排水口から、元々入っていた水が漏れ出てくるので、避難場所としては風呂場が最適。
風呂場も狭いので、場所を確保するのもギリギリだった。Σ( ̄ロ ̄|||)
メリメリ・バリバリとバールを使って、床のフローリング板を剥がしていく。
水周りなので、覚悟はしていたんだけど・・・。
他の部屋とは違って、なんとも異様な臭いや湿気が漂っていた。
1-2. ゴボゴボ音(=排水音)の原因
そういえば・・・
水を流した時、床下からはゴボゴボ音が聞こえていた。
この音、なんか嫌だな~っていつも気になっていて。 (; ̄Д ̄)
排水音がするときは、
長年のゴミが詰まっていた様子。 (((( ;゚д゚)))
古い排水管は、塩ビ管と言われる配管同士が接着剤で繋がれている。
40年近く使用していると、接着効果もなくなって劣化していたようだった。
1-3. 塩ビ管の耐用年数
塩ビ管は適切な施工であれば、50年以上耐用する。
塩ビ管の耐用年数は50年以上という評価結果
塩化ビニル管・継手協会のHP
この家では、50年経過していない。
それなのに、継手部分が軟弱化していた。
これで、長年使ってきた排水管ともお別れする。
古い排水管を撤去して、新しい塩ビ管に交換する
古い排水管の撤去は簡単だった。
接続部分にはチーズやエルボなどの継ぎ手があり、道具なしで簡単に取り外すことが出来た。
これが、悪臭の原因だったのかも。
床下は土で、臭いと湿気が充満している。
当分の間は充分に換気して、湿気を取り除くことにした。
材料を揃えるため、ホームセンターへ。
いっぱい種類がありすぎて迷ってしまう。。。ヾ(´ω`=´ω`)ノ ドレ???
サイズや色が違うし、同じに見えても厚みが違っていたり・・・
交換するときは、既存のものと同じものを購入すれば、間違いない!
適したものを購入しないと、失敗してしまうのなきゃ φ(.. )
2-1. 配管部品の種類
配管は、主に排水用と給水用がある。
塩化ビニル管 (VU管・VP管) が一般的に使われる。
見た目は同じでも、肉厚なほうがVP管。
金属管(鉄管・銅管)や樹脂管(塩化ビニル管)がある。
ひと昔は金属管が主流だったけど、凍結して破裂する事故が多発するので現在は樹脂管のほうが主流。
VU管 薄肉の塩ビ管(排水用に使われる)
HIVP管 耐衝撃性塩ビ管(外圧に強い・屋外)
HTVP管 耐熱性塩ビ管(給湯配管・熱に強い)
一般的な塩ビ管用の透明色
超速乾・短時間養生用
配管部品が豊富に揃う «配管部品.com»
2-2. 床下を乾燥&換気して、湿気防止策を施す
やっぱり、水周りは臭いや水漏れ、排水音などのトラブルが起きやすい。
床下の湿気と臭いが酷かったので、しばらくの間乾燥させておいた。
数日間乾燥・換気して、臭いもなくなった。
床下は土で、綺麗に掃除して防湿シートを敷く。
その上に床下さらり(調湿材)を撒(ま)くと、すっきりとした床下になった。 (o^∇^o)ノ ヨカッタ~
施工方法はDIY STYLE を参考に
2-3. 排水管を新しく交換する
床下の排水管は、塩化ビニル管・VU40 が使われていた。
小ぶりな排水管を使っているんだな~という印象。( ̄0 ̄;)
VU50サイズが一般的だと思う。
パイプソー
接着剤
拭きとり用のウエス
ヤスリ
カッターナイフ
メジャー
油性マジックペン
新しい排水管VU40と交換するため、既存の排水管を一部パイプソーでカットした。
切りくずはたくさん出るけど、簡単にカットできた!(・∀・)
パイプの切れ目にできたバリを、ヤスリで削る。
材料を加工する際に発生する突起、素材の残材部分である。Wikipediaより
- 仮に、塩ビ管と継ぎ手を入りきるまで差し込む。(仮組み)
- マジックで差込ラインを入れておく。(接着剤添付の目安)
- 接合部分の両方にたっぷり接着剤を塗る。
- 塩ビ管と継ぎ手を差込ラインの位置まで差し込む。
- 最低30秒間は、押さえたまま維持する。
- はみ出た接着剤は溶けるので、ウエスで拭きとっておく。
新しい塩ビ管に、交換することができた。
完了ッ!(・∀・)
念のために・・・
音漏れ防止策として、遮音カバーを設置しておく。。。(・ω・ノ)ノ
遮音カバーに結束バンドで固定する。
気休めだとは思うけど、防音効果があるといいな。
.。゚+.(・∀・)゚+.゚
塩ビ管の耐用年数は50年と言われるが、その使用環境によって耐用年数や劣化原因は変わる。
早めに床下を点検して、原因を追究し取り除くことが、一番の解決策となる。
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