和室B・Cの床に、檜(ひのき)のフローリングを貼る
前回の記事
木葉らんです。
前回は、床下地が完成したところで終わっていたので、これから最終仕上げのフローリング材を貼っていきます。
和室B(床の間)・Cはどちらも6畳間で、襖を取り外せば敷居を挟んで合計12畳になります。
敷居の高さに合わせて、バリアフリーの床に仕上げることが理想です。
DIYでフローリング貼りは出来ます。
でも、フローリング材を真っ直ぐカットするために、電動スライド丸鋸は必需品でした。
良い道具を使うと、作業効率がぐっとアップします。
地道にフローリング貼りを進めてきた甲斐あって、やっと新しい部屋が完成しました。
失敗もたくさんあったのですが、それも思い出ですね。
なんといっても、無垢の木の素晴らしい素材が、温もりや安らぎを与えてくれます。
和室B・C部屋に、無垢のフローリング材で部屋中を埋め尽くす。
和室B・C部屋をひのきで埋め尽くしたい!
昔ながらの和室は、壁も床も天井も、どんよりしていて、全体的に暗い。
今時の暗い部屋が落ち着くっていうのは、オシャレでインテリアな空間だったりするから、この和室はそれとは全く違う。
なるべく明るい部屋にしたいと、フローリング材は檜(ひのき)を選んだ。
表面が白っぽい檜は、部屋を明るくしてくれるっ(ハズ。。。)
1930mm×15mm×105mm 1坪(16枚入り)
※購入の際は、注意書きを必ず熟読すること。
6畳二間の12畳分のうち、1畳分だけは台所で使った西南桜のフローリング材を使おうと思う。
檜は柔らかい素材なんだけど、西南桜は固くて防水性がある。
なので、ある部分に使おうと思っているんだけど・・・それは後ほど。
1-1. 同じサイズのフローリングを大量にカットして準備する
今回も大活躍するのは、このスライド丸鋸(まるのこ)!
フローリング貼りに、スライド丸鋸があるとかなりの時間短縮が出来てしまう。
しかも、カット面がとても綺麗なので、私みたいな素人がやる場合、仕上がりにも影響が大きく出てくる。
12畳分のフローリング貼りを行う前に、或る決まったパターンで貼っていくことにした。
10畳の台所のフローリングは、乱張りで貼ってみたので、今回は一定のパターンで貼ろうと思っていた。
長さを決めておいたほうが、単純作業になるので仕事が捗(はかど)る。
無駄にならないように、計画してフローリング材をカットしていく。
電動スライド丸鋸を使うと3枚重ねてカットできる為、長さを決めたらズレに気を付けながらどんどんカットしていく。
フローリング材は、サネ(凹凸部分)が横にも縦にもある。(エンドマッチ加工)
壁に接する部分には、サネの凸部分を切り落とす。
切れ目部分には、軽くヤスリを掛けておく。
そして、私のフローリング貼りに欠かせないミニビス。
今まで使っていたサイズはコレ
ビスの長さ=取付物厚さ+20mm以上
参考にしたサイトによれば、
ビスの長さは、フローリング材(厚)15mm+20mm以上=35mm以上 が必要。
2.0×38mmのミニビスで、根太のある部分にビス打ちをしていた。
今回はサイズ変更する。短くなった。
サイズ変更の理由は、ミニビスは細いので、長いと折れやすいから。
折れてしまったら、後処理に手間がかかって時間のロスとなっていた。
長さの変更によって、強度に影響があるのだろうか・・・?
でも、作業効率が悪すぎて・・・仕方なく。。。
サイズ変更して、作業が捗(はかど)るようになった。
もっと、早く気が付くべきだった。。。
下地材の厚みとフローリング材の厚みを計算して、ビスの長さを決める。
1-2. パターン化した順番でフローリングを貼る
とても分かりやすく参考になったサイトで、フローリング貼りは初めての方にもオススメ!
二つの部屋を同じようにフローリング貼りする場合、貼り始めはどこからスタートすればいいのか?
合板には、ビスを打つための墨出しもしている。
準備が整ったら、同じパターンで貼っていく。
フローリング材は、出来るだけ端材が残らないように計算して、まとめてカットしておいた。
そのお陰で、テンポよく作業が進んでいく。
最初は調子よかったけど、だんだん足腰の疲れが・・・イテテ
風呂で使う介護用の椅子に腰かけながら、進めていくことに。
椅子を使うと、だいぶ楽(笑)
同じパターンで貼り進める。
私が考えたパターンは、1列目と5列目が同じになる。
1列目から4列目までのパターンを繰り返していく。
パターンの目が出来てくると、形になっていく。
先が見えてくると、嬉しくなるし、やりがいもある。
まだまだ、先は長い。
無垢の木は、夏は湿度で膨張し、冬は乾燥で収縮する。
1-3. フローリング貼りに失敗しても、妥協しない!
フローリング貼りは単調な作業なので、繰り返し作業を進めていくと・・・
没頭しすぎてパターンの位置を間違えてしまった。
ちょっと一息ついたところで、そのミスを発見した時は地獄。。。
折角貼ってきたフローリングを、ミスした位置まで取り外すことになる。
あ~ぁ(溜息)。。。
自分がやったんだし、やり直すしかない。
再開・・・
疲れもピークになった頃、ふと全体を見渡すと・・・はっ!と二度見する。
見たくないものを発見してしまった!
2回目のミスの時は、自分に飽きれてやる気が失せてしまった。
プロの職人が使っている大工道具・釘打ち機(フィニッシュネイラー)は高価で、とても買えなかった。
でも、ミニビスを使っていたお陰で、取り外しが可能だった。
自分に自信が無いので、ボンドも使っていない。
想定内。。。(やっぱり・・・)
仕方ないから、ミスしたところまで戻る。
さすがに、3度目は無いように自分を戒めた。
もうやり直しはこりごり!
慎重にパターンを確認しながら、作業を進めていった。
乱張りだとその必要はないので、その点は楽だと思う。
そして、檜フローリング貼りも終盤に差し掛かったところで、材料を変更する。
これまで貼ってきたフローリング材を、檜から西南桜に変更する。
1-4. 2種類のフローリング材を使う!?フローリング貼りの難関は幅調整
サンルームの出入りをする窓際の場所には、台所で使用して余った材料の西南桜のフローリング材を使おうと決めていた。
最初から計画していたこと・・・
全部、檜材だけで貼るのはなんだか面白くないなぁ~って思って。。。
それが、こちら。
よ~く見ると、途中からパターンが違う場所がある、???ってなる所。
幅調整したフローリングは、四角で囲ったところ。
フローリング材の幅は105mmだけど、この部分だけは幅を実寸測定してスライド丸鋸でカットしている。
なので、通常よりも幅が狭い。
フローリング材はサネという凸凹(でこぼこ)があって、はめ込んでいくもの。
なので、最後は凸の部分をカットして処理しなければならない。
貼り方としては、
- 最終列の幅調整をして貼る
- 部屋の両側から貼り進め、その中央部分を幅調整して貼る
のどちらか。
今回は、2種類のフローリング材を使用するということで、ちょうどその2つの境目部分で幅調整を行った。(②の貼り方)
もしENDが壁になるなら、壁際に巾木を付けてカット面を隠し、見た目を綺麗に仕上げることが出来る。
この部屋の場合は、敷居に囲まれている。
なので、幅調整のカット面を綺麗に仕上げたかった。
幅の狭いフローリング材を縦長にカットすることが、とても苦労した点。
しっかり固定してからカットしないと、ズレてしまう。
うまく出来るか、自分でも自信が無かったけれど・・・
私が愛用している電動スライド丸鋸のお陰で、ギリギリまで幅調整してカットすることに成功した。
手鋸では、どんなにヤスリで研いても、綺麗な切れ目を実現できなかった。
そして、仕上がりはこんな感じ。
素人なりに、部屋にうまく収まったんではないかと。。。
良~~~く見たら、ダメな点も多々あるんだけど。。。(笑)
フローリング貼りには、電動スライド丸鋸が最強の味方になる。
壁と床の境目には、巾木で仕上がりを綺麗にする。
ヒノキの魅力とは!?穏やかな気持ちなれる新鮮な香り
ヒノキのフローリング材は、購入してそのまま部屋に保管していた。
宅配で届いたときは、ヒノキの香りが部屋いっぱいに広がり、空気がとても気持ち良かった。
暫(しばら)くしたら、その香りはいつの間にか消えていた。
ヒノキって、いつまでも香りがあるのかと思っていた。
まぁ、せいぜいフローリングだけなので、そんなもんなのかなぁ・・・
2-1. 私がヒノキに魅了されてしまったワケ
フローリング材をスライド丸鋸でカットすると、ふわぁぁぁっ~とヒノキの香りがする。
ああぁ~~~、これこれ!!
すごく好きな匂い。
なんだか落ち着く、新鮮な匂い。
だけど、残念なことに長期的に持続しない。
無印良品に置いてある、アロマのシリーズの中にも確かヒノキがあったと思う。
だけど、アロマのヒノキはツンとくる。
だから、あれを買おうとは思わなかった。
天然の木から漂ってくる削りたての香りは、おもいっきり吸い込みたくなる。
「家全部がヒノキです!」っていうお宅は、本当にヒノキの香りに包まれて暮らしているのだろうか?
もし、そうだとしたら・・・ 贅沢だなぁ。。。
フローリング貼りに疲れた時の、ふっわっと香るヒノキの匂いが労をねぎらってくれる。
せめて、ベットの近くに削りたての切れ端でも置いて眠ろう。。。
部屋にいると、あまりひのきの香りを感じなくなっていました。
フローリング貼りから1年余り経った今でも、外出して部屋に入った時はふわっとひのきを感じます。
母がひのきの香りがしていいね、と言うからそうなんだろうと思います。
そもそも、私のアレルギー体質の鼻に問題があるのかもしれません。
DIYフローリング貼りに絶対おすすめの電動工具 【 作業の手間が激減する 】
わたしはこれまで和室A・B・Cと床下地を作ってきましたが、電動ドライバーでビス止めを地道にやるのは想像以上に大変です。
電動ドリルも使っていくとバッテリーが消耗して再購入が必要ですし、ビスも何箱も購入しなければなりません。
DIYをしていくには、楽に時間短縮することも重要なことだと思いました。
これからDIYでリフォームを始める方やフローリング貼りに挑戦するなら、『 ビス打機 』もしくは『 エアータッカー 』『 ピンタッカー 』という工具を検討してみてください。
もちろん、ビス止めは強度があるので重要な部分での使用には必須となります。
単調な作業でいえば、フローリング材を貼るときにとても役立つ工具です。
ピンタッカーという工具は、ピストンを引くだけでネイル(釘)が出てくるので本当に作業効率が良くなります。
電動工具は、時間を短縮するための便利な道具です。
当初、電動丸ノコを購入して使っていたのですが、途中から卓上スライド丸鋸に変えたことで作業効率は格段に上がりました。
DIY初心者にオススメ!丸ノコよりも卓上スライド丸ノコが使いやすい!
最初に少し費用は掛かるのですが、作業効率と時間短縮、綺麗な仕上がりのために役立つツールがあります。
作業の疲労がたまると危険な状況になりやすいので、安全に作業が捗るために初期投資は必要ですね。
今回紹介した充電式ピンタッカーは、コードレスなので作業しやすいと思いますよ。
マキタ(Makita) 充電式ピンタッカ 18V 本体+ケース PT353DZK
多少ミスしてもやり直せるし、それも味があってよいと思う。
DIYすればコストカットできるので、フローリングは無垢材が断然オススメ!!間違いない。
檜のフローリングは部屋の空気が新鮮になり香りも良いし、足で触れた感触がとても気持ち良い。
フローリングに蜜蝋ワックスを塗る。