【前編】玄関廊下のDIY、床フローリングを貼り替えて足元を明るくする!
玄関から入るとすぐ廊下が見える。
廊下は、部屋と部屋とを結ぶ通路。
玄関横にトイレがあるので、頻繁に通る場所でもある。
わたしの理想では、玄関というよりはエントランスといったおしゃれな入り口を求めている。
古い和風の家に、どうやったってエントランスは難しいのだけれど・・・。
まずは、長年歩いてくたびれてしまったこの廊下の修繕から始めようと思う。
- STEP 1床下の清掃古い床を解体して、床下を綺麗に清掃する。
- STEP 2根太の追加既存の根太はそのままで、根太を追加する。
- STEP 3断熱材を入れる隙間なく断熱材を敷き詰める。
- STEP 4合板を貼る墨出しをして、合板を貼る。
比較的安く出来る!!湿気の多い廊下は、床下から全部やり替えてしまおう!
記事のもくじ
玄関廊下の床がフカフカしていたわけ
玄関から入って、部屋にまたがる小さい廊下。
実は、歩くとフカフカしているところがある・・・Σ(=゚ω゚=;)心配。
どうなっているんだろう。
玄関からすぐの廊下は、湿気が多い場所でもある。
湿気が多いと、木を腐らせる原因になる。
床下の状態がとても気になっていた。
1-1. カーペットの施工方法:グリッパー工法
廊下には分厚いカーペットが敷き詰められていて、それを剥いでみる。
年中カーペットを敷いているのは、とても不衛生だと思っていた。
アレルギーがある私は、完全防備で撤去する。
カーペットの下には、フェルト生地が敷かれていた。
隅に木材が縁取られていて、釘が飛び出ている。 (゚o゚)アブナイッ!?
カーペットがズレないようにするグリッパーという工法らしい。。。φ(.. )
グリッパー工法とはカーペットの施工方法で、クッション性を増すためにカーペットの下に、フェルトなどの下地材を敷き、その上にのせたカーペットを工具で引っ張り、部屋の四隅に打ち付けた、釘の出た板(グリッパー)に引掛けて留める工法。 - 住宅建築専門用語辞典より引用 -
恐らく、生涯カーペットで隠れ続けてきた12mm厚フローリング。
綺麗に拭けば、状態も良くてまだ使えそうな感じ。
そうは言っても、フカフカしているのは危険なので全部剥がす。
1-2. 古いフローリングを解体して開口する
このフローリングを全部、剥がす。
バリッバリッバリッ!!?
バールを使って・・・ 板を剥がしていく。
このバールがないと、仕事がはかどらない。。。
そして、ようやく床下が開口した。
やっぱり!?根太が、1本だけズレていた!
これだったのか~ (*´ェ`*)
根太が虫に食われて腐っている様子はないので、一安心。
湿気が多い床下を、綺麗に掃除しておく。
新しく根太を追加して、頑丈な床にする
ここの廊下は、玄関入ってすぐのところにあるせいか・・・
夏は涼しく、冬はとても寒い。
これまでは、カーペットだったので床上のひんやり感を感じることは無かった。
開口してみると、やっぱり・・・断熱材は入っていない。
少しでも断熱効果UPしておこうと思う。
- 床下の清掃、防湿施工をする。
- 根太を追加して、頑丈な床にする。
- 断熱材を敷き詰めておく。
さっそく、作業開始!
2-1. 床下の清掃、防湿施工をする
廊下は約2.25畳の広さ。
剥き出しになった床下は、綺麗に掃除しておく。
開口後の床下は、湿気が多くて私の嫌いな虫の死骸がゴロゴロと転がっていた・・・。(。-∀-)
作業の中でも、この瞬間がとっても苦痛になる。
作業中にもダニに刺されてしまったり、鼻や目にアレルギー反応が起こることが充分にある。
作業する上で、必ず服装や装備を徹底すること。
マスク・ゴーグル・防護服・帽子は必須
免疫力の落ちた人は、特に反応を起こす可能性が高くなる。油断禁物。
清掃後、『 防湿シート+調湿材(床下さらり) 』を撒いておく。
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1坪(2畳)で1袋が適量。
2.25畳の廊下には少し多めだけど、湿気が多い場所なので、調湿材(床下さらり)を2袋使用することにした。
ジメジメしてかび臭い廊下だったけど、スッキリ生まれ変わることが出来た。
床下から綺麗にしておくのは、とても大事だと思う。
2-2. 根太を追加して、頑丈な床にする
元々施工されていた根太は、見たところ腐食したところはなくてまだ使えそう。
そうは言っても、30年以上も湿気を吸っていることを考えると・・・心もとない。
根太のサイズを測ってみる。
元々は45角(450mm)だったと思われる木材が、痩せてしまったせいか42角(420mm)だった。
既存の根太を撤去するか悩んだ。
根太を追加することにした。
2-3. 断熱材を敷き詰めて、断熱効果をUPさせる
断熱材は40mm厚のものを準備する。
根太のサイズにあわせて、断熱材の厚みを決めた。
断熱材の種類:スタイロフォームとカネライトフォーム
これまでは青のスタイロフォームIB だったけど、
今回はこちら
カネライトフォーム E-1 40mm厚
400×9100×1820
何故かって??? お値段の関係デス・・・ (* ̄∇ ̄*)
青のスタイロ or 厳密には薄いピンクのカネライト
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2. 吸水・吸湿性がほとんどない
3. 断熱性能の劣化を防ぐ
4. ヒトと地球に優しい
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実質、どっちがいいか・・・・
どっちも良い!((・∀・)) どちらでも・・・良い? (´・ω・`)
ホームセンターへ行くと、断熱材は2~3種類の取り扱いがある。
- 青のスタイロフォーム
- ピンクのカネライトフォーム
- 白の発泡スチロール
どれでも断熱するための材料なので、大きな差はないと思う。
床下の見えない部分の断熱材としては、施工の段階で隙間が無いようにすることが大事。
根太と断熱材の施工
廊下の奥はトイレなので、歩行頻度も高いから床が頑丈な方が良い。
檜材 30×45角 をカットして、根太を追加しておいた。
念入りに v( ̄∇ ̄)v
隙間が出来ないように、断熱材も入れる。
既存の根太も新たにビスで止め直して、抜けないようにしっかり固定しておいた。
これだけ根太も増やしたし、当分はフカフカする心配もない。
合板で床をつくる
合板3枚を写真のような向きに並べると、縦向きはピッタリサイズが合う。
横の長さが少し長かったので、幅に合わせて1枚づつ丸ノコでカットした。
あとは、200mmピッチで墨出しして、ビス止め作業をする。
新設した根太にビスが当たるように、墨出しラインを引く。
建築工事において、工事の進行に必要な線・形や寸法を表示することである。
一般に、大工が墨つぼを用いて墨で表示することから、「墨出し」と言われる。
ようやく、ビス止めが完成。
廊下( 2.25畳分 )の下処理でかかった費用
材料 | サイズ(mm) | @単価 | 数量 | 金額(円) |
●檜角材4m | 30×45×4,000 | 774 | 3本 | 2,300 |
●針葉樹合板 | 910×1,820×12 | 1,317 | 3枚 | 3,951 |
●断熱材カネライトフォーム40 | 910×1,820×40 | 1,600 | 2枚 | 3,200 |
●調湿材(床下さらり) | 1坪分10kg | 1,200 | 2袋 | 2,400 |
小 計 | 11,851 | |||
8% | 852 | |||
合 計 | 12,703 |
合計 12,703円(税込)
※仕上げ床(フローリングなど)は、含まず。

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