前回の記事
廊下の下処理が終わった所。
後編では、実際にフローリング材を貼る工程に入る。
古い家にも、やっぱり明るくておしゃれな玄関に憧れる。
壁か床が明るいカラーになると、雰囲気も変わるんじゃないかな?
そう思って、思考を巡らせてみる。
壁はホワイトを基調にする
玄関に下駄箱以外のものを置かない
清潔な空間にする
観葉植物を置く
玄関は、誰かに見せるスペースではなく、自分が家に帰ってきたくなる入り口にしたい。
北側玄関は、日光が当たりにくく日陰になる事が多い。
だから爽やかな香りをプラスすると、嗅覚で玄関に彩りを感じることが出来るかも。。。
古い家なりに理想の玄関像を膨らませ、明るい玄関にしたい!と思っている。
計画編:理想の廊下リフォームと準備
2.25畳の廊下は狭い範囲なので、そんなに手間も掛からずフローリングが貼れる予定。
早速、計画してみることにした。
- 玄関を兼ねた廊下なので、出来れば明るい場所にしたい。
- 台所へ入る敷居の段差を無くしたい。
- トイレに入る敷居の段差を無くしたい。
- 奥のトイレの外にミニ手洗いを設置したい。
1-1. 段差をなくす:バリアフリー化
古い家の段差を無くしていきたいというのが私の希望。
なぜならこの家には、いくつもの驚異的な段差がある。
①バリアフリーの実家
実家はすべてバリアフリーなので、段差はない。
唯一、玄関から入るときの段差がだいたい90mmくらいで、あとは段差なし。
玄関には滑り止めのラバー(緑色)が貼ってあるので、雨の日も滑って転ぶこともない。
この当たり前の安心感は、古い家には無い。(。-_-。)慣れってコワイ
≪ 実家の玄関:段差約90mm ≫
②年老いた時の転倒が怖い
必ずと言っていい程、段差につまづいてしまう。(私の母・・・)Σ(・ω・ノ)ノ
きっと、慣れがそうさせる。
普段生活している家では、ほぼ段差は無いので、古い家に来ると油断する。
母は転倒することが増えてきた。
夜中に必ずトイレに行くので、段差があると絶対つまづくだろうなと想像してしまう。
慣れない場所で、段差1段が見えずに踏み外して転倒したのは記憶に新しい。
他にも、溝にはまったり・・・
怪我の多い母には、この場所は安心して過ごせる家ではない。
私だって、年を取っていくんだし・・・ 人のことばかり言っていられない。
1-2. フローリング材:西南桜フローリングを準備
西南桜のフローリングが置き去りになっている。
これは台所と廊下に貼るために購入しておいたもの。
そろそろ、廊下のフローリング貼りに取り掛かりたい!
台所の石膏ボード貼りも終盤に入ったので、そろそろ計画しておこう。(*・ε・*)
1-3. 敷居に使う横木を探す
台所と廊下との境に敷く、横木(=敷居)を探していた。
西南桜のフローリングの厚みが15㎜なので、それに合わせた高さの横木を探す。
ホームセンターに行って探すけれど、15㎜厚の横木がなかなか見つからない。
3店舗目を回って、やっと見つける事が出来た。
あった!ヽ(*´∇`)ノコレコレ
店内の探す場所を間違えていた。
ホームセンターの資材が置いてある場所ではなくて、
敷居レールとか手摺りなどのリフォーム用品のコーナーにあった。
既に表面にワックス塗装が加工されていて、すぐにでも使えそう。
う~ん、ちょっと高いなぁ・・・(゚∇゚;) !?
結構探し回って、やっと見つけた代物(しろもの)なので・・・
よしっ、これに決めた!
何の材質かも知らずに購入した横木。
無垢材としか書いていなかったし・・・
重硬感があって見た目がタモ材っぽいので、一目惚れだった。
1-4. フローリング材・横木を仮置きしてみる
横木は長さを合わせて、カットしておいた。
そして、仮に置くとこんな感じ。(板を並べているだけ)
これで、この場所はバリアフリーに出来そう。(*゚▽゚*)♪
まだ仮置きだけど、早く貼りたくなってきた。
施工編:下処理した廊下にフローリング貼りをする
前編では、廊下に合板を貼り付けたところまで完成していた。
その続きから開始する。
2-1. スタートライン:フローリングを貼り始める位置の決定
フローリングはどの位置から貼り始めるか、考える。φ(.. )
→ 綺麗な面をどちら側にしたいのか、見た目の施工を見極める必要がある。
フローリング貼りの最後の1列は、大抵ピッタリと貼れない。
だから、フローリングをカットしなければならなくなる。
切れ目ができるので、見た目が綺麗ではない。
玄関はその家の顔っていうくらいだし、見えるところは綺麗なラインが見えるほうがいい。
だから、奥の敷居側にカットしたフローリングが来るように貼っていく。
遮音シート
台所の壁用に使っていた遮音シート。
フローリングの下に敷いて、廊下でも使ってみることにした。
廊下の足音が軽減できればいいなぁー。(*˘︶˘*)キタイ
2-2. フローリングを貼る!
電動ドリル
ハンマー
当て木
準備が整ったので、フローリング貼りを開始する!
① 最初の1列目
物に当て添える木。添え木。 -Weblio辞書より引用-
木材の欠点で、樹木が山の斜面など特殊な環境によって生じる、傾いた木や曲がった木にできる部分を言いい、「陽疾(ようしつ)」とも言う。木材繊維細胞が正常と異なるので、曲がり、反りなどの狂いが生じやすいので、使用に際しては気をつけなくてはならない。-住宅建築専門用語辞典より引用-
壁がないので、上り框(かまち)に対して真っ直ぐに合わせるのは難しい。
だから、真っ直ぐな木材で当て木をしながら、可能な限りピシャリと貼る。
こんな感じに・・・ 当て木を添える。
今回も洗面脱衣所の時と同じように、接着剤は使わない。
フローリング用ビスだけで貼っていく。
洗面脱衣所で既にフローリング貼りを経験したので、多少のコツを掴(つか)んでいた。
1列目が貼れたら軸が決まるので、後はテンポよく貼り進むのみ!ε=(*・∀・)/ドンドン進む
西南桜のフローリングが、この味気ない廊下で次第に映(は)えていく。ヾ(´∇`。*)ノ
単純作業はここまで。
一番奥の面倒な部分が残った。(*゚ー゚*)ムムッ
これから、フローリング貼りの神髄(しんずい)というべき最終列へ突入!
② 最終列に貼るフローリングをカットする
どうしても、最終列に半端な隙間が出来てしまう。
この隙間に入れるフローリング材を用意しなければいけない。
正確な幅の測定方法が分からない。(・◇・。)?オシエテホシイ
定規で測ると、正確な測定が難しくて、変な隙間が出来てしまった。。。
古い家の場合、多少ヨガミが生じていて、両端の寸法はズレがあることが多い。
③ 最終列の隙間の測り方
私が参考にさせてもらったサイト RESTA DIY Shop フローリングの貼り方 根太張り施工編
【 Step 4 最終の列の幅をカットしよう! 】
最初読んだとき、理解出来なかった・・・
どういうこと(。・д・。)ハイッ?
実践してみて、なるほどー!と思った・・・理解力(; ̄Д ̄)ナイネ。。。
簡単に説明すると、
②サネを切り落とした定規用のフローリング材を、壁側に水平に押し付ける。
③最終列のフローリング材にカットラインを引く。
そして、カットラインに沿って丸ノコでカットする。
丸ノコは相変わらず怖いけど、前よりは上達したかなぁー。
こんなロングランカットは初めてだったので、うまくカットできるか不安だった・・・
ゆっくりやれば、うまくデキタ!(o^▽^)oヤッタネ
サネをはめ込む
カットしたフローリング材を隙間の部分にはめてみる。
ピッタリ!!!収まった。
よく見ると、最終列とその手前のフローリング材の間・・・
サネのはめ込みが万全ではない状態だから、隙間が出来ている。
当て木やハンマーを使うことはできないし、強引に手ではめ込むなんてことも無理・・・
どうやってはめ込もうか (・Д・`)ドウスル?
そんな時は・・・
万能バールを使う。
こうやって、敷居との隙間にバールを入れてグイッと引き寄せれば、
最後のフローリング材も綺麗にはめ込むことに成功!ヽ(*^□^*)/バールサイコー
隙間は、化粧カバーで隠すという方法がある。
隙間・化粧カバー(L字タイプ)・・・ホームセンターに行けば、ほぼ常備されている。
そしてもうひとつ、
完全なバリアフリーにしたかったけれど、和室と廊下の境には必ず段差が出来てしまう。
なので、隙間を化粧カバーで隠すよりも、この段差をなくすために段差解消スロープを敷く方法が最適かもしれない。
最終列は、フローリングの表面からフローリング用ビスを打ち込んで固定する。
頭が小さいので、思ったほど目立たない。
最初はうまく出来るか心配だった、フローリング貼りの最終列。
まぁ、素人なりにうまく貼れたと思う。
ここまでは、気持ちのいい廊下に変身した感じ。ヽ(*´∇`)ノ
続いては、トイレ側の廊下部分へGo !!
④ トイレ前の洗面所
玄関から入ってすぐ近くに洗面台を取付ける。
その理由は、帰ってきてすぐに手洗いするため。
そこで、すごく狭い場所になるのだけど、トイレ前にミニ手洗いを設置する予定。
既に水道管を配管している。
水道配管の この家で生きていく為に、水道配管を新設する決意をした! も是非!人気記事です。
なので、床も洗面所としての区切りをつけようと思う。(・∀・)
フローリングの貼る向きを90度変えて、直角に貼っていく。
まずは仮置きして、フローリング材を並べてみる。
フローリング材のサネに差し込みづらい。(・◇・。)?ナゼダロウ
水平器を置いてみると、土台(=床)が平らではなかった。w(*゚o゚*)w
そこで、薄いベニヤ板(2.5㎜厚)をホームセンターで購入してきた。
薄いので加工しやすくて、手ノコでザクザクとカット出来る。
ベニヤ板の上には、さらに遮音シートも敷いて・・・
微調整しながら、床面を水平にする。
面倒でもここで手間を掛けておかないと、後々(のちのち)後悔しそうなので・・・(*´ェ`*)
手抜きせずに水平にしておく。
継ぎ目は超難関!
継ぎ目となる部分は、特にこだわって施工した。
玄関側のフローリング材を貼るときに、2ヶ所継ぎ目が出来ることを確認。
- 台所と廊下の境目
- トイレ横の洗面所の区切りとなる境目
フローリング仮置きの際に、2か所が直角になるよう念入りに調整していた。
それでも、施工後に見てみるとトイレ側にはこんな隙間が出来てしまっている。。。
少しのズレが、こんな風に目立って見える。( ̄▽ ̄;)!!ガーン!
細心の注意を払ってやっても、素人の私にはこれが限界だった。
この隙間は仕方ないか。。。
配管を通す
続いて、フローリング材に配管用の穴を3ヶ所開ける。
使ったのは、木工用ボアビット35mm
以前、30㎜のビットを使って穴を開けていたけど、
配管を通すのにギリギリで通しにくかった。
そこで、今度はもうすこしゆとりのある穴を開けたいと思っていた。
新しく購入した35㎜だと、ちょうどよいサイズの穴になった。(☆゚∀゚)ヨシッ
完成!廊下のフローリング貼り終了
最初はこの廊下、2.25畳だから早くフローリングを貼り終えるだろうと、高(たか)を括(くくっ)ていた。
床を水平にするための工程が見込めていなかったので、予想以上に時間と手間が掛かってしまった。
フローリングを貼り終えた廊下
下にゴムの遮音シートが敷いてあるので、浮いた感じは全くない。
軋(きし)む音や音鳴りもない。(*゚▽゚*)ヨカッター
季節によって無垢の伸縮があるので、1年を通して観察してみようと思う。
とても爽やかな印象の明るい廊下に変身。
なんだか、ヨガでもやれそうな感じ。
何も考えず、ゴロ~ンと転がりたくなった。。。٩(๑´0`๑)۶
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この続きは、トイレの敷居の高さ、なんと40mm!バリアフリー化に挑む!!でご覧ください。