前回の記事
古い家をDIYでリフォームしている、アラフォー女の木葉らんです。
前回は、台所用桝・洗面洗濯用桝・掃除用会所桝の3か所を、コンクリート桝から塩ビ桝に交換してもらいました。
①排水漏れで塩ビ桝に交換したことと、②悪臭防止のトラップを取付けたことで、問題解決したと思っていました。
ところが、思わぬ場所でも排水漏れがあり、追加の工事が必要になってしまいました。
この家の周りは犬走りになっていたので、わかりにくかったのです。
コンクリートの下にコンクリート桝が埋まっていました。
下の図の赤い〇の部分は、コンクルートの下に埋もれて隠れているので表面的には見えない部分でした。
まさかこんな所に!?
前回とは別の側溝から水漏れを発見したため、もう一度検証してもらって再工事をお願いすることになりました。
最初に見積もりして支払った金額は15万円でしたが、追加の工事では2万円と安くしてもらうことができました。
それには訳があって、業者選びのポイントを最後に紹介します。
- この記事のポイント
- 犬走りがある場合、コンクリート桝は見えない場所にも隠れていることがあります。
- 曲がり角や合流する地点には会所桝があるので、予想することができます。
- 業者選びをする場合、費用を安くするポイントがあるので紹介します。
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- 前回の工事塩ビ桝交換工事完了→前回の排水桝の交換工事では、コンクリート桝を塩ビ桝に交換し設置完了している。
- 検証 1側溝に排水漏れ発見→排水漏れしていた部分は封鎖されているはずなのに、側溝に排水漏れが発生している。他に問題がある。
- 検証 2排水漏れの勢いが増した→今までの排水漏れよりも勢いが増して、大量の排水が溢れ出ている。
- 検証 3水圧が高い理由→今までは排水漏れが分散していたが、恐らく未修復箇所から一極集中して溢れ出ている可能性がある。
- 検証 4見えない排水桝の予測→風呂の排水桝だけ無いので、どこかに隠れていると予測。
排水桝が設置されている場所とは
ゴミ出しのついでに覗いた道路横の側溝から、また水が漏れているのに気が付きました。
あっっ!?(驚) また漏れてる!!!
あまりのショックに、愕然としました。
業者の社長さんと確認した場所(北側)は漏れていませんでしたが、(西側)の漏れは確認してません。
あ~ぁ、なんで一緒に確認しなかったんだろう・・・。
ちょうど洗濯機の排水後で、白く濁った汚水が側溝の隙間からどんどん流れ出ていました。
しかも、以前見た時よりも勢いが増しています。
工事が終わったばかりなのに、いったいどこから漏れてきているのか私には想像できません。
朝の8時、しかもこの日は日曜日なので業者はお休み。
社長さんに事情を説明して、翌日来てもらうことになりました。
もう大丈夫だと思っていても、見えない闇がまだ潜んでいたのです…。
簡単にはいかないんだなぁ~。
恐るべし、古い家!
1-1. 排水漏れの検証
翌日、社長さんに水漏れしている場所を確認してもらいました。
もう一度、家の台所から水をジャバジャバ流してみます。
時間が経ってから、少しずつ水が染みでてきました。
実は、そもそも風呂だけ桝が無いんですよね。
それが、引っ掛かっていました。
そういえば、風呂の排水桝は無いですよね…。
そこで、浴槽に水を溜めて色がはっきりするように、入浴剤(森林の香り)を入れて排水してみました。
じゃあ、栓を抜きます。
風呂の浴槽から、勢いよく緑色の水が流れ出ていきます。
外に出て側溝を見ると、今度はすぐに緑色の水が漏れ出ていました。
完全に、風呂からの水が漏れていますね。
家全体の排水管は全部繋がっているで、どこから漏れたかは特定するのは難しそうですが…。
風呂から排水してすぐに側溝から緑色の漏れが確認できたので、風呂周辺が怪しいと確信できました。
水に色を付けると確認しやすいです。
社長さんはベテランの水道屋さんなので、だいたいの察しがついたようです。
恐らくここが怪しいですね。
そう言って指差したのは、犬走りのコンクリート敷きになっている角の場所。
普段は何気なく通っている犬走りの下に、排水桝が隠れているかもしれないということでした。
ここを斫ってみれば、多分漏れの原因がわかると思います。
そうですか、お任せします。
平静を装っていたものの、追加工事の費用のことばかり心配になる私。
先の見えない工事に不安がいっぱいでした。
1-2. 犬走りの下に隠れていた排水桝!
社長さんから打ち合わせがしたいと連絡があり、実家から戻ってきました。
あれっ!ナニコレ!?
今までなかったコンクリート桝が!? やっぱりあったのです。
犬走りを掘り起こした跡。
社長さんが予想したように、曲がり角に桝が存在していました。
犬走りは後で作ったものなのでしょうが、それにしても桝を潰してしまうのはどうなのでしょう。
これだと台所からの排水が詰まった場合に、掃除も出来ません。
1-3.現場検証
いつもの車で社長さんが到着しました。
もうご覧になりました?
やっぱり、コンクリート桝が隠れていました。
社長さんが言うには、だいたい家の曲がり角部分には排水桝が設置されているそうです。
曲がり角は特にゴミが溜まりやすいので、掃除用に設置するのが普通なのです。
今回は風呂用の桝だけが不明だったうえに、すぐそばに風呂があるので曲がり角に隠れているかもしれないと検討できた訳です。
こんなところにコンクリート桝が隠れていたなんて、知りませんでした。
やっぱりこのコンクリート桝が劣化して壊れているので、側溝にジャブジャブ排水漏れしていたみたいです。
ここも塩ビ桝に変えたら、もう漏れはなくなるでしょうか?
排水管が見えていますから、新しく塩ビ桝を設置して接続すれば、もう大丈夫ですよ。
風呂用の排水桝の中を覗いてみると、確かに配管が見えています。
つまり、台所と風呂の排水が破損したコンクリート桝から漏れて、側溝に流れていたのです。
ここの桝は毎日使う台所や風呂の排水が流れる場所なので、とても重要です。
台所の油汚れなどが溜まりやすい場所なので、定期的な掃除が必要になるからです。
この家の大体の排水経路はわかりました。
ここを塩ビ桝に交換すれば、もう大丈夫でしょう。
今までの工事内容を知った素人の私でも、家全体の排水経路を把握できるようになりました。
ということで、この場所にも追加工事で塩ビ桝を設置してもらうことになりました。
1-4.風呂用桝の追加工事が完了
そして、これが完成した風呂用と掃除用を兼ねた塩ビ桝です。
台所用の時と同様に、地盤が緩くなって水の通り道も出来ていたので、しっかり地盤を固めてもらっています。
塩ビ桝の中の様子ですが、配管が増えています。
- 台所用配管
- 風呂用配管
- 勝手口の配管
- 雨水用配管
勝手口の配管というのはテラス内になりますが、万が一水が流れてきても排水できるようにしています。
滅多に水浸しになることはありませんが、大雨の時は雨水が流れてくることがあります。
念のため、社長さんが排水があった方がいいだろうということで、塩ビ桝と接続してくれました。
犬走りに流れる雨水は、本来なら屋外の側溝へ流すよう施工するようです。
もともと下水道へ流れるように施工されていたため、このようになりました。
これで、我が家の排水は側溝へ漏れることが無くなった、ハズ!?です。
数日間は何度も側溝を確認したりして、排水漏れが無いかを観察していましたが…。
もう大丈夫だと確信しました。
コンクリート桝は劣化するといずれ漏れが発生するので、悪化する前に塩ビ桝に交換しておきましょう。
まとめ かかった費用|塩ビ桝交換工事が完成!
気になる追加費用は・・・2万円。
何をするにもお金がかかる設備費用ですが、社長さんのご厚意で安くしてもらいました。
- 『コンクリート桝撤去+塩ビ桝の追加』工事費用
- 15万円+2万円(今回の追加費用)= 総額 17万円
では、今回行った工事内容です。
全部で5カ所、設置してもらいました。
賢い業者選びのポイント
最初の工事15万円に対して、追加工事2万円はかなり安くなっていると思います。
これにはちゃんと訳がありました。
業者というのは、仕事をする会社が費用を全額手に入れるとは限りません。
今回私が依頼したのは元請けの会社で、仕事をしてくれた社長さんは下請けの会社でした。
- 元請け➜お客が依頼した会社
- 下請け➜元請けが他の会社に依頼する
追加工事に関しては、直接下請けの会社と契約したため、請求額も安くなったということです。
業者依頼するときはこのような仕組みを知ったうえで、小さな会社でも信頼できる会社を選ぶことが大事です。
もし今後も何か工事が必要になった時は、直接下請けの会社に依頼するようにすれば安く済みます。
それと、『複数の見積もり』をしてみるのも大事です。
これでやっと安心して生活出来るようになり、この家でのピンチが解消されました。
前回の工事 >>>
- まとめ
- 古い家の排水桝がコンクリート桝であれば、塩ビ桝へ交換したほうが良いです。
- 排水桝が家の角にあるのは、ゴミが溜まりやすく定期的に掃除するためです。
- 排水の流れが悪くなったら、ゴミが溜まっているか地盤沈下で勾配が小さくなっている可能性があります。
というわけで、今回は以上です。
これからもブログとTwitter で、DIY&リフォームを発信していきます。では 。
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