前回の記事
古い家をDIYでリフォームしている、アラフォー女の木葉らんです。
前回紹介した防犯カメラEZVIZ(イジビズ)CS-H8cを手にしたら、使い始める前にまずはスマホアプリで設定をしておく必要があります。
スマホだけでなくパソコンでも使いたい人は、EZVIZソフトウェアをダウンロードすることから始めます。
防犯カメラを購入すると、取扱説明書が本体に付属していないことが多いです。
紙マニュアルが使いづらいと感じる人も多く、ネットでメーカーのHP検索して対処する方法が増えてきました。
直感的にわかるものならいいのですが……
一週間ほど使ってみて、「なるほど、こういうことだったのね」とだんだん使い方を理解してきました。
羅列している文章をすべて読むのは、時間がもったいないので……
はじめての人も直感的にわかるように取扱説明書を作ることにしました。
流れとしては、STEP1~STEP3の3つに分けて解説します。
今回はSTEP1の準備編で、このSTEP1ができれば防犯カメラが映るようになります。
その後のSTEP2 / STEP3では、機能を知って操作したり設定がわかる内容になります。
自分好みの防犯設定をしてみてくださいね。
ちなみに、EZVIZ(イジビズ)CS-H8c の取扱説明書のページは以下からダウンロードして閲覧できます。
本製品の使い方が載っています!
- クラウドサービスをご利用の前にお読みください (PDF)
- 製品別取扱説明書 (PDF)
- EZVIZ Studio マニュアル (PDF)
- カメラの詳細設定手順 (PDF)
- EZVIZ 監視アプリ (スマートフォンアプリ)
- EZVIZ Studio (PCソフトウェア)
- ez-player (動画再生ソフト)
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防犯カメラ EZVIZ-H8c のWi-Fi接続
首振り機能があるパン・チルトカメラなので、人を感知したら自動で回転して追跡してくれます。
最新防犯カメラの機能の中で、私が特に期待していた機能の一つです。
外箱にはH8cの特徴が色々と書かれているので、期待が膨らみます。
では、さっそく開封していきます。
1.梱包品の開封と確認
H8cを開封したら、梱包品の確認をします。
内容としてはシンプルです。
本体、電源アダプタ、固定用具、ビス4本+プラグ4個、LANケーブル接続部専用カバーセット、設置位置決めシール、クイックスタートガイド(Quick Start Guide )
本体と取付部品の固定用具との接続は、どうやるのか気になっていました。
本体と固定用具が凹凸になっていて、下図のようにツメに気をつけながら差し込むとしっかり接続ができます。
逆に取り外す場合は、少し硬くて手こずりました。
さすがにかんたんに取り外せてしまったら問題ですので、丸いボタンを押しながら左右のツメを片方ずつ抜いてみてください。
ツメを割らないように気をつけてくださいね。
実際は、固定用具だけ先に取付けたい場所にねじ止めをして、その後で本体を差し込みます。
1点気をつけるとしたら、本体から出ているコードの配線に注意して取付ける必要がありそうです。
2.Wi-Fi(無線)接続は、あっという間につながる!
クイックスタートガイドの表紙に貼られているQRコードを、読み取ることから始めました。
スマホアプリのQRリーダーで、クイックスタートガイドのQRコードを読み取ります。
表示されたURLをタップして、アジア太平洋 >日本語 の順に進みます。
これで、H8cのユーザーマニュアルが、参照できるようになります。
ユーザーマニュアルの3ページ目をみると、インターネットへの接続方法は2パターン。
- オプションA ➜ Lanケーブルを使って有線接続をする
- オプションB ➜ 無線Lanのワイヤレス接続をする
それぞれメリット・デメリットがあります。
自宅のルーターからの距離や設置場所によって、選択が分かれると思います。
屋外で使用するなら無線LANのほうが取付けが簡単で、あっという間に接続が完了します。
有線LANはルーターからの配線が大変になりますが、安定的で高速配信が期待できます。
どちらにしてもメリットとデメリットはありますので、よく考えて決めてくださいね。
今回は一番かんたんなWi-Fi(無線)で設定しますが、不正アクセスに関して気になるという人は、有線LANコードの接続も検討してみてください。
①電源アダプタをコンセントに接続
H8cは電源が必要な機種のため、ご家庭のコンセントに接続して利用する必要があります。
屋外コンセントに接続する場合は、コードの防水処理が必要です。
カメラ本体は防水対応なのですが、コードは別です。
具体的には、電気工事で使われる【ジャンクションボックス + コネクタ + フレキ管】のセットで使えば防水処理が可能です。
DIYでも可能なので、材料を準備してチャレンジしてみてください。
Amazonの屋外配線のイメージ付きレビューを覗いてみると、これなら自分にも出来そう!という気分になりました。
レビュー投稿している写真は、具体的にどのように防水配線をするかがイメージしやすいです。
おなじみのAmazonのレビューを一度見てくださいね。
この記事の後半で、本体にmicroSDカードを挿入する内容があります。
まずは屋内でできるmicroSDカードを挿入や設定を完了させて動作を確認してから、その後で目的の場所に本体設置をしてみるのがいいと思います。
②スマホアプリのインストール
ここからは、スマホを準備してください。
スマホにEZVIZアプリのインストールを行ってください。
インストールが済んだら、アプリを起動させます。
最初は範囲の選択で、Japan(国)を選択し保存をします。
③ログイン設定
次に、サインイン(ログイン)する方法を下記から選択します。
ここからは個人情報の設定ですので、作成した内容を忘れないようにメモをしておきましょう。
- 電子メール
- TickTok
- 電話番号
- 新しいアカウントを作成する
2段階認証も設定しておきます。
ログイン設定とパスワードの設定、二段階認証(指紋認証、電話番号認証、電子メール)など、様々な設定をここで行います。
アプリを開くたびに、指紋認証を要求する設定もあります。
不正アクセスの被害に遭わないよう、面倒でも必ず設定しましょう!
一度設定した後でも、EZVIZアプリの設定画面で変更は可能です。
④デバイスの追加
デバイスの追加とは、今回取付ける防犯カメラH8cをアプリに登録することです。
一番上にあるカメラを選択し、次にQRコードのスキャンを開始します。
本体の底に大事な情報(認証コード、QRコード、シリアル番号)が印字されていますので、確認してください。
Quick Start Guide の表紙にも、QRコードがあります。
⑤Wi-Fi設定
ここからは、Wi-Fiを接続していきます。
枠の中にある青い選択の文字をクリックして、自宅のルーターのWi-Fiを選びます。
防犯カメラで使う周波数帯は、2.4GHz帯でなければなりません。
5GHzは選択できませんし認められていないので、ご注意ください。
- Wi-Fiネットワーク名 ➜2.4GHz帯を選択します
- Wi-Fiネットワーク・パスワード ➜ルーターの表面のどこかに記載されています
カメラの認証コードを入力するように要求されますので、カメラ本体のラベルに記載されているアルファベットの大文字を入力します。
- 認証コード ➜アルファベットの大文字(本体のラベルに記載あり)
最初に認証コードを要求された時は、本体ラベルに記載されたアルファベットを入力します。
その後は、セキュリティ強化のために、新しいパスワードを設定し直してください。
本体ラベルの認証コードは変更後は使えなくなり、新しいパスワードを入力することになります。
本体を初期化した場合は、認証コードを使うことになります。
⑥デバイスの設定完了
本体から出ている白いコードと電源アダプタの黒いコードを接続していれば、青いLEDランプが点滅します。
このインジケータが青で点灯に変わると、ネットワークが正常に接続されています。
EZVIZアプリのデバイスを開くと、カメラがオンラインになってLIVE画面を確認できるようになっています。
これでカメラとWi-Fi(無線)接続ができるようになりました。
女性の音声で途中経過のアナウンスが何回かあります。びっくりしないでくださいね。
3.データの保存先は、クラウドかmicroSDカード
カメラ本体を希望の場所へ設置する前に、録画データの保存先を考えておく必要があります。
①MicroSDカードを使った物理的な保存方法
MicroSDカードを使った物理的な保存方法の場合は、事前に購入して準備しておきます。
家庭用の防犯カメラで最大512GBのサイズは、他では滅多に見ないほどの大容量。
録画時間の目安は、下図を参考にしてください。
512GBは約1,280時間となっています。
1,280h÷24h/日=53.333(日)…なので、1か月+3週間程度の録画ができるということです。
実際にMicroSDカード512GBを選ぼうとすると、4,000円~8,000円台なのでまあまあの出費ですよね。
私は半分の容量の256GBをチョイスしました。
購入したのはKingston製のmicroSDカードで、容量は256GB。
2,500円程度で購入できます。
256GBの録画時間目安は約640時間なので、640h÷24h/日=26.666(日)程度の録画ができます。
左側のアダプターが付属していない商品もありますが、パソコンでデータを閲覧するときに使用するものです。
カメラ本体に挿入する場合は、右側の小さいチップのほうになります。
挿入する場所は、下記のようにプラスドライバーでネジを2ヵ所緩めて蓋を開けます。
挿入する向きを確認して、中央の穴に軽く差し込めばカチッとはまり、抜けなくなります。
microSDカードは小さくて繊細なので、取扱いに注意してください。
購入したままのmicroSDカードを挿入すると、スマホで初期化(フォーマット)のメッセージがでるので、画面の指示に従って操作します。
初期化されると、すぐに使えるようになります。
ちなみに、初期化したら526GB➜233GBに減っていました。
※初期化(フォーマット)は、microSDカード内のデータがすべて消去されます。
②有料のクラウドサービスでデータ保存する
EZVIZアプリを開始してから、7日間の無料トライアルを使ってみました。
クラウド無料体験の詳細はコチラ
設定が完了すると、自動で無料体験サービスの利用が始まります。
実はいつ始まったのか分からず無料体験を使っていたのですが、残り何日かの表記があったので途中で気が付きました。
7日間が過ぎるとお知らせがあり、自動で終了します。
更新して契約というようなことはありませんので、安心して無料体験してみてください。
※この時点で「microSDカード」を挿入していない場合はデータを保存できなくなりますが、引き続きLIVE画像を見ることはできます。
サブスクライブのページに進むと、プランを選択する画面が出てきます。
長期的に使いたい場合は、1か月契約するよりも1年間契約にしたほうが、単純に考えて2か月分お得ですね。
プラン | 1か月(30日)プラン | 1年間プラン |
7日間保存 | 1,200円 | 12,000円 |
30日間保存 | 2,000円 | 20,000円 |
クラウド録画は「動体検知のみ」で、常時録画は出来ません。
7日間保存を選択した場合、8日目からは1日目のデータが上書きされます。
30日間保存を選択した場合、30日分のデータが保存され、31日目からは1日目のデータが上書きされます。
microSDカードを併用して録画設定を行うと、常時録画が可能となります。
そしてmicroSDカードの場合も、録画容量を超えると初めのデータが上書きされていきます。
クラウドサービスで保存されるデータは、動体検知した人物が撮影された動画です。
例えば、「〇月〇日の15:00の外の様子はどうだったかな?」といった、日時指定で検索する場合……
もし人が存在しなかった時刻であれば、動体検知を撮影保存するクラウド側ではなく、常時撮影のmicroSDカード側に保存されたデータを確認することになります。
- microSDカード ➜常時録画ができる
- クラウドサービス ➜動体検知した動画のみ録画ができる
- microSDカード+クラウドサービス➜常時録画と動体検知した動画の録画
クラウドストレージの登録方法については、こちらを参照してください。
③データの保存先の比較
データの保存先は、結局どちらがいいのかな?
契約が要らないmicroSDカードと、契約が必要なクラウドサービスのデータ保存方法、どちらが必要なのか迷いますね……
防犯カメラのデータの保存方法は、「microSDカード」か「クラウドサービス」または「どちらも併用」して使う、の3パターンあります。
比較1~比較4まで見てみると、どちらも併用して使えば言うまでもなく万全です。
【保存方法】 | 比較1 | 比較2 | 比較3 | 比較4 |
microSDカード | 常時録画(最大512GB)で SDカードに保存 | カメラ/SDカードを破壊される可能性がある | ずっとSDカードに データが保存される | microSDカード を購入 |
クラウドサービス | 動体検知のみ 外部サーバーに保存 | カメラ/SDカードが損傷しても、クラウドサーバーにデータが残る | 契約が切れると データが消える | サブスク 費用が掛かる |
microSDカード + クラウドサービス | 併用すれば 常時/動体検知録画が可能 録画データを残せる |
ですが、できれば費用を多くかけたくない私は、microSDカードのみでしばらく使ってみようかなと思っています。
何か問題が発生してカメラごと破壊された場合は、クラウドサービスに加入しておけばよかったと思うかもしれません。
ただし、動体検知したときにお知らせをする通知設定があるので、すぐに確認してスマホにバックアップをするなどこまめに保存すれば事足りるかもしれません。
データが消える前にスマホに保存できれば、証拠は確保できます。
一方クラウドサービスに加入していて、その後「やっぱり不要かな」と思ったら、スマホからかんたんに解約ができます。
ですがmicroSDカードのほうは、一旦本体を任意の場所に設置してしまうと取外すのが面倒です。
お手頃な容量でも構わないので、最初の準備の段階で挿入して常時録画を使えるようにしておくほうが無難だと思います。
128GBなら1,500円前後で購入でき、保存容量がいっぱいになると上書きされていきます。
挿入後はほったらかしでOKです。
旅行や出張など長期不在にする場合や、自宅周辺で不審者や犯罪などの情報が既にある場合は、防犯強化のため併用して使うことをおすすめします。
せっかく防犯カメラを付けたのに、取り返しのつかないことになって、後悔したくありません。
まとめ
今回は、防犯カメラEZVIZ製CS-H8cの準備編を解説しました。
EZVIZアプリをインストールしたら、Wi-Fi接続はあっという間に完了します。
防犯カメラに保存された大事な個人情報が漏洩しないために、セキュリティ強化をやっておきましょう。
- 有線LANで接続可能か検討する
- 本体に記載の認証コードを、新しいパスワードに設定し直す
- ログイン設定を定期的に変更し、外部に漏らさない
- 二段階認証を設定する
※ログイン設定やパスワードの変更など、EZVIZアプリの操作は次回の記事で具体的に解説します。
録画データの保存方法は、microSDカードまたはクラウドサービスを使用することになります。
- microSDカード ➜常時録画ができる
- クラウドサービス ➜動体検知した動画のみ録画ができる
どちらもメリットデメリットがありますが、最初の設定でmicroSDカードを挿入しておくことをおすすめします。
容量が少なくても上書き保存になるので、直近の録画は確認できます。
防犯カメラの設置は防犯の抑止力にもなりますが、万が一の場合に破壊されるリスクもあります。
クラウドサービスは安全にデータが守られる一方で、不安定な通信になると途切れてしまうことも。
契約を終えるとデータも消えてしまいます。
大事なデータがある場合は、すぐにバックアップして保管することが大事です。
※バックアップとは、保存したデータを別のメディアにコピーして保存することです。
次のSTEP2/STEP3では、スマホアプリとPCの操作編を解説します。
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