弁護士という肩書が初めて脅威に思えた
2018年が終わろうとしている。
私にとって、一生忘れられない出来事があった。
DIYリフォームが続く中、新居へ移り住む準備を整えていた。
その間、下水の不具合でなかなか思ったようには生活出来ない日々。
それでも、住みながらのDIYリフォームを決めたのは、作業のスピードアップのためだった。
新たな場所での生活に希望を抱き、一歩ずつ進もうと奮い立たせていた、
そんな時・・・
私宛の内容証明郵便が届く
聞いたこともない弁護士から私宛に送られてきた、内容証明郵便。
そもそも、内容証明郵便ってなに???から始まる。
内容証明郵便とは、差出人が送付した文書の内容を郵便局が謄本として証明する制度をいいます。
一般的には、40年も生きてきて、そんなことも知らないの?って感じなのかな・・・
それとも、縁が無ければ一生知らないもの?
私の場合、後者。
今まで縁が無かったから、知らなかった。
宛名を見ると、綺麗じゃなくてもいいけどもう少し丁寧に書けないの?と突っ込みたくなるような乱雑な字。
封を開けると、血の気を引くような内容の文章が、5枚にわたって書かれていた。
なななにっ!これ!?
正常な自分に戻るには、時間が必要で・・・ 心の動揺と歯が浮き立つような感じを覚えた。体がふわふわとしているのがはっきりと分かった。
長々と書かれていたその内容は、最初は頭に入ってこなかったけど、金〇〇万円を支払うようにと要求されていて、支払わなければ出るとこに出ますよ と言っていることだけは理解できた。
冷静になって全てを読み込んだ時、これを書いた代理人弁護士に対して何か勘違いしているんじゃないか と思うようになった。
私自身、納得できないことばかりが書き綴られていて、何度読み返しても、
なんでこうなっているの???
と疑問に思うことばかりだった。
だけど、今思えば・・・
強引に書かれたその手紙は、当事者の意思ではなくてその代理人である弁護士がある程度作り上げたものだったんじゃないかと、私は勝手に思っている。
テレビドラマで作り上げられた正義の弁護士、私の目の前の弁護士はそんなものとはかけ離れた怪物だと、その時の私は怯(おび)えていた。
これが現実だったのかと今振り返ってみても、なんだかよくわからない。
そんな2018年だった。
ここから闘いが始まる。