弁護士はサービス業と心得よ!不自然な引き伸ばし戦略に苛立ちと不安は罠か!?

民事訴訟

前回のおさらい

契約を解除されたら原状回復義務が発生する!弁護士が指摘した大事な争点とは!?
前回のおさらい 無料弁護士相談は終わったのというのに・・・ 相談の翌日。 わざわざ電話をかけてきて、アドバイスしてくれたうさぎ弁護士。 弁護士ならではの的確な目線に、私自身も「そういうことだったのか!...

 

うさぎ弁護士からの助言をもとに、契約関係が請負契約ではないことを中心にまとめて書いた回答書。

代理人弁護士に回答書を郵送してから約1週間後、1通の手紙が届いた。

そこに書かれていたのは・・・

 

この記事のポイント

示談(じだん)話し合いで決めること。特に、民事上の紛争を裁判によらずに当事者の間で解決すること。

 







素人相手に引き伸ばしをする効果は?示談に応じる作戦か?

 

1通の手紙には、たった1枚の紙に1~2行の決まり文句しか書かれていなかった。
私の書いた回答書とは真逆の内容量だったので、拍子抜けをしてしまった。
そこには、内容証明を送った期日からちょうど1カ月後の日付までに、何らかの回答をした手紙を送ってくるという内容だった。

 

これは一体、どういうことだろう?

1-1. 期日までに手紙は来なくても、無視できない理由

 

しかし、その期日が過ぎても、手紙は届かなかった。

その後1週間待ったけれど、手紙は来ない。

 

快(こころよ)い手紙ではないので、緊張しながら待ち続けることはストレスだった

突然目標がなくなってしまって、あてもなく時間を過ごしているような。

何も縮まらない感じ。。。

 

このまま待っていても、埒(らち)が明かない。

 

素人の私は、当時こんなことを考えていた。

この時点で考えられること

  1. このままフェードアウトするつもりなのだろうか?
  2. 民事訴訟の準備をしているのかもしれない。

だけど今思えば、実際はそれとは違っていたと思う。

 

私が受け身になって手紙を待ち続けていたのは、それなりに理由があった。

1-2. 引き伸ばしは作戦なのか?その意図が見えた!

 

私が書いた回答書の中には、2つのポイントがあった。

ポイント

  1. 契約関係が請負契約ではないこと。
  2. 私が預かっているすべての物を返却する為、引き取りの期日を決めること。

私としては、引取りの期日を決めて欲しかった。

 

本来なら、嫌がせでも何であっても、

 法的効力のないものだったら、無視しておいても問題ない。

 

今回の場合、契約解除されたことで新たに発生していた法的効力があった。

仕事をする上で預かっていた、黒猫さんの物を全て返却しなければならなかった。

 

① 寄託とは

 

寄託(きたく):民法657条 当事者の一方(受寄者)が、相手方(寄託者)のために物を保管することを約し、それを受け取ることによって成立する契約。 Wikipediaより引用

 

私と黒猫さんとの交わした契約書の中で、契約終了後に預かった物(備品等)はすべて返却する旨を記載している。

つまり、寄託契約を交わしていたということ。

 

 預かった物は自分の物じゃないんだから、契約終了したらすべて返却する
それは当たり前のこと。

 

それを、民法で考える。
wata-siro
wata-siro

受寄者(じゅきしゃ)

物の保管を引き受けた者

受寄者の義務
保管義務
受寄者は保管義務を負う。保管における注意義務の程度は有償寄託(善管注意義務)か無償寄託(自己の財産におけると同一の注意)かにより異なる。
目的物返還義務
寄託物の返還は原則として寄託物の保管場所でしなければならないが、受寄者が正当な事由によって寄託物の保管場所を変更したときは、その現在の場所で返還をすることができる(664条)

 

黒猫さん
黒猫さん

寄託者(きたくしゃ)

物の保管を依頼する者

寄託者の義務(※ここでは省略)
委任の規定の準用
損害賠償義務

 

寄託物の返還の時期
寄託は継続的契約であるため契約は告知によって終了する。契約の解除
受寄者(私)による寄託物の返還
契約に寄託物の返還の時期の定めがあるときは、受寄者は、やむを得ない事由がなければ、その期限前に返還をすることができない(663条第2項)。寄託者の寄託による利益が損なわれるためである。
寄託者(黒猫さん)による寄託物の返還請求
告知を前提に、契約に返還時期の定めがあるか否かにかかわらず、寄託者はいつでも目的物の返還を請求しうる(662条)

 

寄託のまとめ

 契約解除の通知を受けた私は、契約が終了した為、寄託物を黒猫さんに返還しなければならない。
 しかも、寄託が終了するまで寄託物の保管場所で保管義務を負う

② 催促の手紙を送る

 

返却する物が複数あったので、わかりやすいように返却物一覧を作成して回答書に同封しておいた。
だから、いつでも返却できる準備は整えていた。
返却の方法としては、黒猫さんに郵送または直接返却すればいいと思っていた。

 

しかし内容証明の中に、
 黒猫氏に直接接触したり、勝手に送り付けることをしないように。
 強行した場合は業務妨害罪で告訴します。
このような内容の文章が、1枚分にわたって綴られていた。

 

私としては、なぜここまで言われるの?と、とても不愉快な気分にさせる内容だった。
だからこの点において、無料法律相談の時にうさぎ弁護士に質問していた。

 

wata-siro
wata-siro

どうして、黒猫さんのものを返すのに、直接渡すのは駄目なんですかね?

うさぎ弁護士
うさぎ弁護士

これはお決まりの文句だから、あまり気にしなくていいよ。

wata-siro
wata-siro

そうなんですか。。。わかりました。

うさぎ弁護士
うさぎ弁護士

ただ、黒猫さんの物を返すのに、直接返したって何の罪にもならないけどね。

相手が嫌がっているなら、しない方がいいだろうね。

 

私としては、返却して早く終わりにしたかった。

 

このまま待っていても、埒が明かないと思ったので催促の手紙を送ることにした。
しかし、手紙を送ってからも返信が送られてくる気配が、全く感じられない。

 

相手から契約解除を通知しているのだから、受寄者(私)による寄託物の返還ができる。

しかし、相手が手の内を見せずに引き伸ばしをするのには、きっと何か理由があると思った。

 この間に何を考えているのか?
 何をしようと企んでいるのか?
それを考えると、私は一層苛立ち不安を感じるようになっていった。

 

③ 引き伸ばし作戦の正体

 

 もう限界!これ以上、待てない。

 

経験のない私は、こんな不毛な時間をいつまで過ごすことになるのかと不安になった。

先が見えないと、こんな風に素人は焦りが出てくる。

 

相手が引き伸ばしをしていた理由

 不安になると、焦りが出る…

 先行きがわからないと恐怖になって、逃げだしたり辞めたくなる。

 

だから多くの場合、

示談にして和解金を支払って終わりにしようとする。

 

最初から、これを待っていたのではないだろうか?と今の私は思う。

 

弁護士は依頼人のために仕事をする。

依頼人の生活を快適にするためのアシストをする、サービス業である。

そして、ビジネスとして効率よくお金儲けをするのが得意だ。

 

引き伸ばし作戦の意図が分かったのは、何もかも終わって冷静になった時だった。

 

遂に、私は代理人弁護人と直接話をするため、電話することにした。

 

この記事のまとめ

 弁護士だから、決められたことを必ず守るわけじゃない!
 相手の戦略(=引き伸ばし戦略)を読めなければ、感情に負けて失敗することになる。
 寄託契約をすると、受寄者は原則として寄託物の保管場所で保管する義務を負う。
 法的義務が発生していることを理由に、無視できない相手に引き伸ばし戦略を実行していたのではないか。

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