寄託の罠!?原告有利の民事訴訟が本物なら、自分で訴えるしかない!

民事訴訟

前回のおさらい

弁護士はサービス業と心得よ!不自然な引き伸ばし戦略に苛立ちと不安は罠か!?
前回のおさらい うさぎ弁護士からの助言をもとに、契約関係が請負契約ではないことを中心にまとめて書いた回答書。 代理人弁護士に回答書を郵送してから約1週間後、1通の手紙が届いた。 そこに書かれていたのは・・・...

 

契約解除の通知を受けた私は、寄託物を黒猫さんに返還しなければならない。

 寄託が終了するまで、寄託物の保管場所で保管義務を負う。

 

寄託物を返還する意思があるので、引き取りの期日を決めて欲しかった。

催促の連絡をしても連絡は無く、引き伸ばし作戦をしているものと思われる。

 

このままでは埒(らち)が明かないので、代理人弁護士に直接電話で話してみようと思った。

 

この記事のポイント
民事訴訟は、先に訴えたほうが有利に働く!?

 







私が前に進めない大きな理由とは

 

寄託物の返還義務がある私にとって、とても厄介なことがあった。

1-1. 用意周到なところは寄託の罠だったのか!?

 

黒猫さん
黒猫さん

仕事に車が必要だと思うので、用意します。

 

wata-siro
wata-siro

えっつ!?車ですか?

いえ、そんなことまでしてもらわなくても結構です。

 

黒猫さん
黒猫さん

いや、車がなかったら仕事にならないと思うから。

気にしなくていいので、使ってください。

 

そう言って、当時中古の車(黒猫さんの名義)を用意してくれた。

 

その時、黒猫さんはこういう手配に慣れているんだなぁと思った。

過去にあったことや、そう思わせるようなことを、自分からペラペラ話す人だった。

 

 容易に車を準備することは、寄託の罠(=常習性)だったのかもしれない。

 

弁護士に相談することが用意周到なところは、素人の私にとっては慣れているなと思わせた。
だから車を準備したことも常習性があったのだと、今ならそう感じる。

1-2. 契約解除と同時に保管義務に変わったら、勝手に動かせない

 

今のわたしにとって厄介なものは、だった。

私が寄託物として返還義務があるものは、車と備品。
そして、契約解除と同時に返還までの間、保管場所での保管義務が生じている。

 

備品だけなら、多少のスペースは必要になるが家の片隅に保管しておけばよい。
そのうち、黒猫さんが返してくれと言ってくるまで待てばいい。

 

しかし、車に関しては単純ではなかった。
 契約解除されたことで、勝手に動かすことが出来ない。
私がその車を運転して、無断で黒猫さんに返還する行為そのものが出来ない。

 

「自力救済の禁止」の原則
 権利を侵害されたとしても、国家機関によらずに実力で権利回復をすることは許されないという原則。

 

コンビニの駐車場に、数日以上特定の車を停め続けている場合。
 たとえ、その駐車場がコンビニオーナー所有のものだとしても、オーナーはレッカーなどの方法で車を別の場所へ移動させることは出来ない。

 

レンタル倉庫(トランクボックス)を借りていた客が、滞納、所在不明、引き取り拒否になった場合。
 未引き取り貨物を勝手に処分したり移動できない。

 

つまり、私の場合も「自力救済の禁止」原則により、勝手に実力行使は出来ないということ。
この原則を破った場合は、おそらく損害賠償請求をされることになる。

引き伸ばし戦略の意図とは

 

自宅の狭い駐車場に、1か月以上動かすことのできない車がある状態。
 この問題が解決しない限り、駐車場が使えない。
これが、相手にとっては都合が良い。
つまり、意図的に困らせている。
  1. 車を動かすことが出来ない  困っている
  2. 早く車を引き取って欲しい  和解するしかない

 

これが、引き伸ばし戦略の意図だろうと思っていた。

直接会話したら、引き伸ばし作戦の疑いから確信へと変わった

 

少しでも現状を脱却するためには、何か行動を起こさなければならない。
内容証明郵便の文末にも、何かありましたら電話、FAX、メール等ご連絡くださいと記載してある。
そこで、代理人弁護士の事務所に電話してみることにした。

2-1. 代理人弁護士との電話で決めた覚悟

 

wata-siro
wata-siro

もしもし、wata-siroです。

黒猫さんの件で、代理人弁護士にお話しがあるのですが。

事務所の受付の女性が電話口に出た。

いつもお世話になります。

少々お待ちください。

どんな弁護士なのか、想像がつかなくて・・・
不安で、ドキドキしていた。
wata-siro
wata-siro

〇月○日付けのそちらから届いた手紙に、〇日までに連絡すると書いていますが。

連絡は届いていません。一体どうなっているのですか?

 

その件は、申し訳ございませんでした。

黒猫さんの都合が悪いもので、まだ決まっていません。

 

代理人弁護士にとっては、こんなことは日常なのだろう。

口では謝ってはいても、全く悪気はない感じで淡々と話す。

 

一方、張り詰めた緊張でガチガチだった私は、あまりにも素っ気ない返事にあっけにとられてしまった。

そして、その緊張は怒りに変わってしまっていた。

 

wata-siro
wata-siro

それはそちらの勝手ですよね?

私の駐車場が使えなくて迷惑していますので、すぐに引き取りの日時を決めてください。

 

そう言われましても・・・。

黒猫さんに一応伝えておきます。

 

無性に噛み合わない感じが、私をさらに苛立たせてしまった。

 

wata-siro
wata-siro

自分の物なのに、どうして引き取ろうとしないのですか?

そちらに駐車場がないのなら月極駐車場を借りて、車を引き取ってください。

 

それはあなたの意見であって、そうする義務はありません。

 

 

わざと明確な回答をしない上に、何を言っても「黒猫さんに伝えておく」と一点張り。

この時私の中では、

 引き伸ばし作戦かもしれないという疑い確信に変わった。

 

これ以上は話にならないと思ったので、電話を終わらせることにした。

これじゃ、いつまで待っても現状は変わらない。

 

弁護士だから約束を守るはずだとか、おかしなことはしないだろう。

そんなことはない。

法律をよく知るプロなんだから、それを利用してうまくやり込めることだって仕事のうち。

 

 この代理人弁護士との電話で、次の手を打つ覚悟が出来た。

 

2-2. 自分で裁判することはできるのか?

 

こうしている間にも、相手が訴訟を起こす準備をしている可能性がある。

今の私に出来ることは何か?

 

うさぎ弁護士が言っていたことを考えていた。

 

うさぎ弁護士
うさぎ弁護士

民事裁判はあなたにも出来るんだよ。
今は、弁護士に頼まず自分で裁判する人もいるよ。
考えてみたら?

 

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 民事訴訟は、原告有利と言われている。

つまり、先に訴えたほうが有利になる。

 

だったら、訴えられる前にこちらから訴えるしかない!

代理人弁護士のいない私には、自分で戦うしかないのだから。

 

まとめ

 契約解除されたことで、自宅の駐車場が占領されたとしても車を勝手に動かすことが出来ない。
 代理人弁護士と電話で対話してみて、引き伸ばし作戦かもしれないという疑いが確信に変わった。
 民事訴訟は原告有利であり、今の私に出来ることは、訴えられる前にこちらから訴えること。

 

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