悲劇のプロローグ

古い一戸建ての朝

 

相変わらず、早朝から車の音で目が覚める。

私の睡眠を邪魔する車が、決まった時刻にやってくる。

数分程アイドリングして発進する。

毎日ではないけど、週に2~3回。

前の家は空き家なのに、何かチラシのようなものを毎回配達しているよう。

 

慣れない環境に、ストレスを感じ始めていた。

wata-siro
あ~ぁ、穏やかでは無いなぁ・・・この家。

 

昼間の様子なら何度も来ているから知ってたけど・・・

泊まって作業をしているわけじゃなかったから、朝晩の様子は把握していなかった。

 

私は朝が苦手だから・・・

睡眠妨害されてしまうと、一日が狂ってしまう。

外の車の騒音に無理やり起こされてしまった私は、仕方なく洗濯をすることにした。

新しい洗濯機は調子が良い。

 

wata-siro
あぁっ!今日はゴミ出しだった。

 

ここでは、前の晩からゴミを出しておくわけにはいかないようで。。。

朝になると、近隣の住民がゴミを出しに来ている様子。

 

引っ越してきてからも、片付ける度(たび)にゴミが湧(わ)き出てくる。

洗濯機を梱包していた、段ボールや発泡スチロールの梱包材が、すごく邪魔だった。

細かくしたとしても、ゴミ袋に入れるとほんの一部で一杯になる。

 

私の実家では、今では珍しい自治体で、ゴミは無料

ゴミ袋は、年に2回支給される。

だから、ここでは大1枚60円する有料ゴミ袋を無駄に使うことは許されない。

軽いゴミは、少し離れたゴミ焼却場へ持参する方が、重量計測で安く済む。

取り敢えず、生ごみ類だけをゴミ捨てすることにした。

 

嫌な予感の正体

 

 

あれっつ!!?

 

家の前を通っていたら、

凄~く、凄く、嫌な予感がした。

家の周りを囲んでいる側溝の隙間から、白い水が染み出てきている。

 

私が思っている嫌な予感は、間違いない。

これって・・・

 

洗濯の水が漏(も)れてる・・・!?

 

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