古い家に隠された排水桝の存在

そうは問屋が卸さない

 

ゴミ出しのついでに、自然と側溝に目が行く。

はっっ!?(驚) また漏れてるー!!!

なんで!?

あまりのショックに、愕然(がくぜん)とした。

 

実は、そもそも側溝の漏れは 2カ所(北側と西側)あった。

業者の社長さんと確認した場所(北側)は、漏れていなかった。

こっち(西側)の漏れは確認していなかったのだ。

wata-siro
あ~ぁ、なんで一緒に確認しなかったんだろう・・・、バカだ。

 

北側が封鎖されたせいか、西側の漏れが酷(ひど)くなっていた。

ちょうど洗濯機の排水後で、白く濁った汚水が側溝の隙間からどんどん流れ出ていた。

しかも、以前見た時よりも、勢いが増していた。

wata-siro
いったい、どこから漏れてるの?

 

朝の8時、しかもこの日は日曜日なので普通会社はお休み。

ちょっとしたパニックになってしまって、居ても立っても居られない。

迷惑とわかっていながら・・・それでも、社長さんの携帯に電話してみる。

 

wata-siro
もしもし、日曜日の朝から本当にすみません。
社長さん
もしもし、どうかしましたか?

起きたばかりなのか、社長さんは眠たそうな声。

wata-siro
あの、側溝から勢いよく漏れてるんです。・・・

 

それから、事情を詳しく説明すると、

社長さん
わかりました、じゃあ明日の朝に伺いますので。
wata-siro
本当にすみません。よろしくお願いします。

 

もう大丈夫だと思っていても、見えない闇(やみ)がまだ潜んでいた。

簡単には行かないんだなぁ。恐るべし、古い家!

 

翌日の朝

 

社長さんが現場拝見に来てくれた。

wata-siro
おはようございます。昨日はお休みのところ電話してすみませんでした・・・

 

そう言って、改めて謝罪する私。

迷惑な客なのに、嫌な顔ひとつしないで対応してくれる。

とてもいい人だ。

社長さん
いえ、大丈夫ですよ。それにしても、どこから漏れてるんですかね~

もう一度、家の台所から水をジャバジャバ流してみる。

社長さん
実は、そもそもこの家の 風呂だけ桝(ます)が無いんですよね。

それが、引っ掛かってはいるんです。

wata-siro
なるほど、そういえば風呂の桝は無いですよね。

 

そこで、浴槽に水を溜めて、流してみることにした。

色がはっきりするように入浴剤(森林の香り)を入れておいた。

wata-siro
じゃあ、栓を抜きますよ。

 

風呂の浴槽から、勢いよく緑色の水が流れ出ていく。

外に出て側溝を見ると、明らかに緑色した水が漏れ出ていた。

社長さん
完全に、風呂からの水が漏れていますね。

 

そもそも、家全体の排水管は繋がっているのだから、どこから漏れたかなんて特定できないのでは?

そう思っていたんだけど、風呂の排水後すぐに側溝から緑色の漏れが確認できたので、風呂場周辺が怪しいと確信した。

社長さんは、もちろんプロなのでだいたいの察しがついたようで・・・

社長さん
恐らくここが怪しいですね。

そう言って指差した場所は、犬走りでコンクリート敷きになっており・・・

社長さん
ここを斫(はつ)ってみれば、多分漏れの原因がわかると思います。
wata-siro
そうですか、お任せしますので。。。引き続き、お願いします…

 

平静を装(よそお)っていたものの、追加の工事費用のことばかり考える私。

先の見えない工事に不安がいっぱい。

wata-siro
あ~ぁ、この先どうなるんだろ。。。

 

そして、また私は実家に戻ることになった。